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2019.08.21
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カテゴリ: 30徒然草

今日( 8/20) の静岡新聞朝刊の「論壇」にはニューヨーク大学 C.V. スター講座名誉教授佐藤隆三氏の記事『異常気象と「科学と政治の対立」』が掲載されていました。内容は「米海洋大気局が世界の 7 月の気温が過去最高記録を記録したこと、北極圏の海面にある氷の面積が 7 月に 1981 年~ 2010 年の平均を約 20 %下回り、観測史上で最小となったこと、南極でも平均を 4% 下回り、 41 年ぶりに記録を更新した」ことが書かれていました。

自分は、気象学者でもありませんので専門的なことはわかりませんが、日本の年々の気温の上昇、特に夏場の気温上昇、東京湾内の生物や日本の植物などに、熱帯の国々にみられるような生き物がちらちら見えるようになっています。気候的には、世界各国でも、観測史上最高の温度も記録しているようです。

米国の政府機関が世界の異常気象を発表しても、トランプ大統領は「地球温暖化は信じない」どころか、気候変動の危険性を警告する「科学者たちには政治的意図がある」と批判までしている。政治的意図があるのは科学者ではなくトランプ氏自身ではないかと述べている。

あるひとから 「ゆでガエル」 現象の話をうかがったことがあります。要するに「釜の水中にいるカエルはその水が徐々に温められても、じっとしていて、温度変化に気が付かず最後には熱湯でゆであがって死んでしまう」という話です。地球温暖化もまさにそのようなことが言えるのではないでしょうか。気候変動、気象異常などで気温が史上最高を更新しても、「温度がまた今年も上がった」くらいの認識で本当に良いのか、さすが心配になってきました。地球には、地球上すべての人類、いきものが住んでいます。その地球の環境を人類の共通のテーマと認識しないとすれば、今に住む人は良いのかもしれませんが、この先の世代の人々には間違いなくそのツケを繰り越していくことなってしまいます。



<地球温暖化がこのまま進むとそうなるのか?>

公益財団法人世界自然保護基金ジャパン( WWF ジャパン)
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/1028.html

以下の記述は、 WWF ジャパンのサイトから引用させていただきました。


地球温暖化が進むと、気温が上昇するだけでなく 地球全体の気候が大きく変化 します。既に世界各地では、そのさまざまな影響が現れ始めており、 自然環境や人の暮らしにも重大な問題を引き起こして います。こうした問題は、温暖化への対策を十分に行なわない場合、さらに深刻化し、 地球規模の深刻な被害をもたらす危険性 が指摘されています。(出典: IPCC  第 5 次評価報告書)

IPCC とは『国連気候変動に関する政府間パネル( Intergovernmental Panel on Climate Change )の略。人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し、科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として、 1988 年に国連環境計画( UNEP )と世界気象機関( WMO )により設立された組織です』



気温上昇で表面化する 8 つのリスク

IPCC (気候変動に関する政府間パネル)の第 5 次評価報告書は、このまま気温が上昇を続けた場合のリスクを、大きく次のように示しています。

高潮や沿岸部の洪水、海面上昇による健康障害や生計崩壊のリスク
大都市部への内水氾濫による人々の健康障害や生計崩壊のリスク
極端な気象現象によるインフラ機能停止
熱波による死亡や疾病
気温上昇や干ばつによる食料不足や食料安全保障の問題
水資源不足と農業生産減少
陸域や淡水の生態系、生物多様性がもたらす、さまざまなサービス損失
同じく海域の生態系、生物多様性への影響

そして、これらのリスクは、温度の上昇の度合いによって、さまざまな影響を引き起こす可能性があると指摘されています。

〇リスクがもたらす様々な影響

A :暑熱や洪水など異常気象による被害が増加
B : サンゴ礁や北極の海氷などのシステムに高いリスク
  マ
ラリアなど熱帯の感染症の拡大
C :作物の生産高が地域的に減少する
D :利用可能な水が減少する
E: :広い範囲で生物多様性の損失が起きる
F: :大規模に氷床に消失し海面水位が上昇
G: :多くの種の絶滅リスク、世界の食糧生産が危険にさらされるリスク




1986 2005 年の世界の平均気温を基準とする。影響は、気温変化の速度や今後の対策の内容により異なる。( IPCC AR5 WG2 SPM を基に作成)
そのほか、 21 世紀中の地球温暖化は、極端な異常気象や海面上昇などの長期的な影響の両方によって、大規模な人々の移住をよぎなくさせると予測 されています。

これは、特に温暖化の影響に弱い途上国において、強く懸念されている問題です。

こうした、すでに貧困や飢餓に苦しむ地域に、さらに温暖化の被害が加わることは、内戦や武装勢力などの間で生じる暴力的な紛争のリスクを増加させる可能性もあります。 また、温暖化が多くの国の重要なインフラや領土に及ぼす影響は、国家安全保障問題に発展するおそれがあります。

このままの気温上昇が続くならば、温暖化は国の安全保障にまで関わる問題であると IPCC は報告している のです。

さらに、詳しく調べたいと思われる方は、上記「サイト」をご覧ください。



~あとがき~

途中まで読んで、ちょっと地球温暖化現象は「やはり普通なことではない、異常である」という認識をもたないとこの先大変なことになりそうです。自治会などの地域社会でもそうですが、例えば「ごみ」問題も回収、分別、違法なゴミ捨て禁止などのルールがないとあっというまに、大変な状況になっていきます。何事も、よくするには大変な努力と期間が必要な反面、悪くするのはあっという間に悪くなります。地球温暖化も、各国が問題を共有化し取り組まないとどんどん環境は悪くなる。しかも恐ろしいことはそのスピードを加速化させてしまう気がします。他の人のことを考えずに、自分だけが良いと考える風潮が国家レベルのみならず、個人の意識にも微妙にその変化がみられます。地球温暖化に限らず、人類の安全、安心には「自分のことだけ、自分の幸せ」だけを考えるという流れを止めていかないと大変なことになりそうです。  以上








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最終更新日  2019.08.21 04:45:19
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