フットボール(サッカー)戦術研究

PR

×

プロフィール

スパレーン

スパレーン

カレンダー

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2026.04.05
XML
2026年J1特別大会地域リーグラウンド第9節​FC東京vsFC町田ゼルビアの試合を味の素スタジアムで観戦。0-0(PK4-2)でFC町田ゼルビアの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈FC東京〉4-2-3-1
攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ常盤と小泉との連携したビルドアップから、右シャドー佐藤恵と左シャドー遠藤が両サイドを高く張りながら、また左SBバングーナガンテが左サイドを高く張る3-2-5システムに可変した上、右サイドは佐藤とSB室屋が、左サイドは遠藤とバングーナガンテにボランチそれぞれが連携して両サイドを基点として、また有効なサイドチェンジを交えながら、バイタルエリアや左右ハーフスペースに落ちるヒアンや中シャドー佐藤龍へのクサビのパスを入れつつ、数的優位を作りながら外→中→外へのパス交換を主体として、サイドからハーフスペースやポケットへの進出を狙って攻めていく。
守備では、4-4-2を基調としてマンツーマン気味のハイプレスをかけ、ミドルブロックまたはリトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応をしていく。
(相手CK時はゾーンディフェンス主体でマンマークを加味)

〈FC町田ゼルビア〉3-4-2-1
攻撃では、昌子、岡村、中山の3CBとボランチ前、中山との連携したビルドアップから、右サイドは右CB昌子が右SBに流れる4-4-2または4-2-4システムに可変しつつ、右WB中村と左WB林や左シャドー相馬がサイドを高く張りながら、右サイドは中村と昌子、左サイドは左シャドーの相馬または左WB林が高く張ったうえ、上記ビルドアップから両サイドへのフィードを多用して両サイドを基点とし、時にバイタルエリアに侵入するCFテテイェンギのポストプレーを使いつつ、両サイドからのクロスやバイタルエリアでのコンビネーションを活用し、更には両ポケットへの侵入を狙って攻めていく。
守備では、ハイプレス時はボランチまたはWBの一人がディフェンスラインに落ちる4-4-2または4-3-3、ミドルブロック時は5-2-3基調で時に5-3-2、リトリート時は5-4-1にてディフェンス対応していく。


【得点】

【退場】
なし

【警告】
40分 岡村(FC町田ゼルビア)

【試合の流れ】
(前半)
東京は4-2-3-1システム、ゼルビアは3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。
まずチャンスを作ったのは東京で、5分に、敵陣右サイドにてディフェンスラインからのフィードを受けた右SB室屋のクロスに、ゴール前に進出した左シャドー遠藤が反応してシュートを放つも、ゼルビア中CB岡村にブロックされてしまい、また13分にも、ディフェンスラインからのビルドアップからゼルビアのプレスを剥がしてバイタルエリアにいた中シャドー佐藤龍から右ハーフスペースにてパスを受けた右シャドー佐藤恵のクロスに、またもペナルティエリア左に進出した遠藤のシュートはゴール左に外れてしまう。
東京は、ゼルビアが4-4-2を基調としたハイプレスを掻い潜って、ポジションチェンジを交えつつ、両サイドに展開またはバイタルエリアに落ちるFWヒアンへのクサビのパスを狙って試合の流れを引き寄せよせていく。
これに対して、ゼルビアは、前線からのプレスを積極的に行いつつ、3CBと前、ラヴィとのビルドアップから右CB昌子が右SBに移動して4-4-2または4-2-4システムに可変して攻撃を組み立てていき、FWテテイェンギへのクサビのパスやライン間に流れる右シャドーのナ・サンホや左シャドー相馬の機動力を活用しようとする。

しかし、ゼルビアも、28分に、ボール奪取による中央エリアでのカウンターから、ボランチ前がバイタルエリアからシュートを放つが、東京GKキム・スンギュの正面を突いてしまう。
ゼルビアは、ビルドアップからテテイェンギへの有効なクサビのパスを狙うが、東京ショルツ、稲村の両CBのタイトなディフェンスにより攻撃の起点を作れず、東京にビルドアップからの両サイドを基点とした攻撃に対応していく中、相馬、ナ・サンホの両シャドーを両サイド奥に張らせた上、東京右SB室屋、左SBバングーナガンテとの1対1の局面を作ることにより試合の流れを変えようとする。
ゼルビアは、38分に得た相馬の敵陣右サイドでのFKに、ファー側に流れた左CB中山が頭で合わせるも、ショルツにブロックされてしまう。
その後は、両チームとも決定機を作れず、前半は0-0で終了。

(後半)

(ゼルビアはシステム変更等なし)
後半開始から、ゼルビアは、前線からのプレスによりリズムを作ろうとし、そしてビルドアップからの両サイドを基点とした攻撃によりチャンスを作る。
ゼルビアは、まず50分に、敵陣右サイドでの展開から、右WB中村のクロスに、フリーでゴール前に飛び込んだナ・サンホが頭で合わせるも、惜しくもバーを超えてしまい、続く54分には、中央エリアでのカウンターから、左WB林のスルーパスをバイタルエリアで受けた相馬がそのまま抜け出して放った左足のシュートは、GKキム・スンギュの好セーブに阻まれてしまい、55分にも、敵陣右サイド奥からの林のロングスローのクリアボールに、ペナルティエリア外で反応した中山のシュートはバーを超えてしまう。
これに対して、東京は、前線からのプレスがかからず、4-4-2のブロックディフェンスで対応していくが、攻撃時にはGKキム・スンギュを含むディフェンスラインと小泉、常盤の両ボランチとの連携したビルドアップにより、ゼルビアの有効な前線からのプレスを剥がそうとし、両チームの駆け引きが展開されていく。
その後は、東京が61分に、敵陣左サイドでの展開から、佐藤龍からパスを受けたバングーナガンテのクロスに、ファーに流れた佐藤恵が頭で合わせたシュートは惜しくも右ポスト上部を叩き、先制には至らない。
ゼルビアも、その直後に、フィードからの右サイドでのカウンターで右ハーフスペースでフリーになったナ・サンホのシュートはGKキム・スンギュの好セーブに阻まれてしまう。
先に選手交代に出たのは東京で、63分に、左SBバングーナガンテから橋本健に、ボランチ常盤から高に、左シャドー遠藤から尾谷に替えて、ヒアンと尾谷の2トップ、MFを(右から)佐藤恵、佐藤龍とする4-4-2システムに変更し、さらに69分にも、FWヒアンから仲川に替えて試合の流れを引き寄せようとする。
ゼルビアの有効なプレスに対して、東京は粘り強いビルドアップにより、両サイドに展開して基点としたうえ、パス交換からハーフスペース、さらにはポケットへの進出を狙うがゼルビアも昌子、岡村、中山のディフェンスラインが粘り強いディフェンス対応をしていく。
一方で、ゼルビアもビルドアップから、両サイドに展開して中村、林のWBを基点としてチャンスをうかがい、72分に得た林の敵陣右サイド奥からのロングスローのクリアボールに、バイタルエリアにて反応した中山のシュートはバーを超えてしまう。
その後は、両チームとも拮抗した攻め合いとタイトなディフェンスといった試合展開となる中、ロスタイムになり、ゼルビアが90+3分に、敵陣左サイドに流れたボールを得て、ボール保持したナ・サンホが中に切れ込みながら放った右足のシュートはまたもやGKキム・スンギュの好セーブに阻まれてしまい、0-0で終了し、PK戦に突入。

(PK戦)
東京        ✖︎◯✖️◯  2
ゼルビア  ◯◯◯◯  4

【システム】
(FC東京)4-2-3-1(右から)
GK  キム・スンギュ
DF  室屋、ショルツ、稲村、バングーナガンテ(63分 橋本健)
ボランチ 常盤(63分 高)、小泉
シャドー 佐藤恵(88分 山田)、佐藤龍、遠藤(63分 尾谷)
FW ヒアン(69分 仲川)
(守備時はハイプレス時はマンツーマンプレス、ミドルブロック、リトリート時とも4-4-2基調)

(FC町田ゼルビア)3-4-2-1(右から)
GK  谷
DF  昌子(90+1分 ドレシェヴィッチ)、岡村、中山
MF 中村、前、ラヴィ(81分 下田)、林
シャドー ナ・サンホ、相馬(83分 徳村)
FW  テテイェンギ(81分 藤尾)
(守備時はハイプレス時は4-4-2または4-3-3、ミドルブロック時は5-2-3基調で時に5-3-2、リトリート時は5-4-1)

【まとめ】 
東京は、前半はビルドアップからの有効な攻撃の組み立てにより、ゼルビアのプレスを掻い潜って試合を優位に進めたものの、後半はゼルビアの有効なプレスにより前線への有効なパスが寸断されてしまい、ゼルビアに主導権を握られた場面も多かった。しかし、ゼルビアのプレスを掻い潜ってハーフスペースからのポケット進出といったチャンスも作った。
前半は積極的なポジションチェンジ、後半は選手交代など積極的に動いた。

ゼルビアは、前半はテテイェンギへの有効なクサビのパスが入らず、プレスも東京のビルドアップに交わされるなど試合のペースを掴めないでいたが、後半は前線からのプレスが有効に機能したうえで、相馬やナ・サンホの機動力を活用した攻撃を展開して、決定機を作ることができた。
ただ、GKキム・スンギュの好セーブなど、東京のタイトなディフェンスを崩さなかった。

最終的にはPK戦にもつれたが、両チームのビルドアップ⇄プレスの高度な駆け引きが展開された好試合!

#zelvia
#fctokyo
#FC東京
#FC町田ゼルビア
#FC東京vsゼルビア
#Jリーグ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.04.05 19:50:28


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: