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最近の若者は「内向き」で海外に出たがらないとよく言われます。
しかしそれは違うのではないかと私は思っています。
海外留学には莫大なお金がかかるので、従来は企業や官庁がお金を出して若手社員を中心に海外留学をさせていました。
ところが、留学後すぐに会社を辞めてしまうケースが増えてきたため会社は若手留学制度を取りやめ、官庁に至っては納税者からの叱責を受けて止めざるを得なくなりました。
このように、いわゆる若者の「内向き指向」は制度上の問題で、若者たちの気質のせいにするべきではないというのが私の考えです。
それよりも、国民の代表機関であり国権の最高機関である国会の「内向き」のほうが大問題です。
財政問題や経済問題、更には外交問題など、国家として処理しなければならない案件はヤマほどあるのに、「政治と金」の問題ばかりに終始しているようにしか見えません。
本来の仕事をしない政治家たちが「政治主導」を唱えるのは、見ててあまりにも情けないものです。
内輪もめはいいかげんにして真面目に仕事をしていただかないと、日本は大変なことになるのではないでしょうか。
今必要なのは、強力なリーダーシップでありましょう。
その資質のない人は、与党であれ野党であれ、内閣総理大臣の座から自ら降りる気概をもっていただきたいと切に願うのですが・・・。