棺桶の錠 | メタボの気まぐれ

必殺仕置人に登場したアウトローな若者
棺桶の錠（沖雅也）

それは1973年当時、若者は吉田拓郎の
「人間なんて」の歌詞の如く
学生運動に明け暮れ、やるせない気持と
やり場のない怒りが込上げられており
そんな若者の象徴的なキャラクターであった。

出身地は琉球で時折、琉球民謡を口ずさみ
江戸の観音長屋に居を構え棺桶作りを生業としていた。

若者らしいまっすぐな正義感を秘めている。

侍・役人嫌いで嫌悪と不信を露わにし
女性関係はストイックだが、不器用ながら
優しく接する事もしばしばで
純情な性格の裏返しだったようだ。

ある事件を切っ掛けに念仏の鉄（山崎努）
鉄砲玉のおきん（野川由美子）おひろめの半次（秋野太作）
中村主水（藤田まこと）と仕置人を結成する。

武器はアタッチメント式の手槍を武器とし
琉球空手によるダイナミックな殺陣を披露。
時には手製の手甲で刀を受け止めている。

江戸を離れたが「仕事人大集合」で長崎に滞在し
彼自身のほんの気まぐれではあったものの
外道のセクンデ一味との戦った。。

この時点で主水との再会シーンはなかったが
仕事を終えて三味線屋の勇次（中条きよし）と

オランダの商船に潜り込みバタヴィアの旅に出る。

その後「仕事人アヘン戦争へ行く」にて帰国し
香港へ向かおうとする仕事人たちを付け狙う
異人集団を撃退した。