プロレススーパースター列伝「アンドレ編」 | メタボの気まぐれ

プロレススーパースター列伝の第４話を飾るのは
「世紀の巨人! Ａ・ザ・ジャイアント」

当時の公式プロフィール通りに
木こりをしていた所をスカウトされた事になっており
実際にはリングネームの一つである
ジーン・フェレが本名とされている。

不気味な怪奇レスラーが圧倒的に多いフランスは
花の都パリのプロレス界でデビューを果たした
ジーンはモンスター・ロシモフと名乗り

特攻隊員の覆面ザ・カミカゼを次々と倒すが
対戦相手がいなくなってしまう。

米国３大メジャーのＡＷＡのボスである
バーン・ガニアよりアメリカ進出を果たし
アンドレ・ザ・ジャイアントが誕生。

ライバル兼友人のダスティ・ローデスと出会い
そして日本来日ではアントニオ猪木と対決する。

アンドレ・ザ・ジャイアント.jpg

さて実際のアンドレ・ザ・ジャイアントは

デビュー前はパリの家具運送会社に勤務しており
ＮＷＡ世界王者のカーペンティアに見出された。

国際プロレスに初来日した際、

世界中の様々な団体を定期的に短期参戦した。

1973年にアンドレ・ザ・ジャイアントと改名し
ＷＷＥと契約、団体のスーパースターとなり
提携していた新日本プロレスへ参加を切っ掛けに
アントニオ猪木との抗争を開始。

日本のプロレス史に残る伝説の名勝負とされ
古舘伊知郎が大巨人、巨大なる人間山脈、
一人民族大移動などの表現を使った事から
これらがアンドレのニックネームとなった。

1985年には将軍KYワカマツをマネージャーに従え
覆面レスラー：ジャイアント・マシーンとなり
また前田日明との真剣勝負が放送禁止となる
プロレス界歴史上の事件は有名である。

そしてアントニオ猪木に初のギブアップ負けを喫し
しばらく来日が途絶え、
ＷＷＥでもハルク・ホーガン、Ｕウォリアーの
売り出しに使われ連敗を重ね、その後
体調不良のため1990年にＷＷＥを退団した。

アンドレが最後に選んだ団体、全日本では
ジャイアント馬場と大巨人コンビを結成。

新日本時代とは異なり完全なベビーフェイスで
全日本登場第1戦から出番のたびに
大アンドレ・コールで迎えられ
笑顔でファンの声援に応じた。

1993年1月27日、急性心不全の為に
パリのホテルの自室で死去。
長年に渡る過度の飲酒が原因と言われている。

ＷＷＥは生前の活躍に敬意を表する為に
ＷＷＥ殿堂を設立し殿堂入りの第一号を彼に与えた。