プロフェッサー・ギル | メタボの気まぐれ

組織を牛耳る者

簡単に説明すれば社長、常務、部長で
偉ければ黒でも白になる・・・

それは悪の組織でも同じである。

人造人間キカイダーに登場した
ダーク破壊部隊のプロフェッサー・ギル
（安藤三男）も独裁的な幹部の一人である。

世界各国に武器や兵器を販売する
死の商人の組織「ダーク破壊部隊」を率いる

「ダークに生まれし者はダークに還れ」と
唱えながら杖に内蔵した悪魔笛を鳴らして
アンドロイドを凶暴化させ支配する。

この悪魔笛により不完全な良心回路を持つ
ジロー（伴大介）は良心とギルの指令と
板ばさみになり苦しみ出し
笛の音に耐え切れないとギルに操られてしまう。

冷酷な男で裏切り者や失敗した者には容赦しない。

しかしギルは戦いの激化と共に
狂気の域に踏み込んでいき
最終話でキカイダーに追い詰められたギルは

このプロフェッサー・ギルを演じた
安藤三男はギルを演じるにあたり
かなりの役作りとアイディアを制作陣に出し

笛を吹くスローで髪が風になびく不気味なシーンを
扇風機の風を受けながらの演技し

またギルは日の当たらない所で
機械に囲まれながら暮らしているのだから
放映回が重なるごとに顔色を蒼白に
痩せて見えるメイクをして欲しいと
メイクスタッフに注文している。