1月16日(金)テレビ朝日系午後9時~9時54分放映。監督=原田徹。脚本=岡本さとる。
江戸の河原に辻斬りが現われました。町は騒然となり、姑と嫁に尻を叩かれる見廻り同心・渡辺小五郎( 東山紀之 )。一方、南町奉行所では、江戸随一と言われる剣術師範の笠原監物( 目黒祐樹 )と息子・太平( 浜田学 )を招いて、指南を受けることになりました。
源太( 大倉忠義 )は往来で若侍たちに絡まれたところを佐藤数馬( 忍成修吾 )という若者に助けられます。数馬は笠原の道場で剣の腕を磨く剣士でした。二人は親しくなり、貧しさに負けずに息子を支える母・みち( 賀来千香子 )の優しさに触れ、源太の心は和みます。
数馬が剣の腕を認められて、太平の付け人になることが決まりました。息子の夢を叶えるため、汗と埃にまみれて働くみちの力になろうと、源太は花御殿のお菊( 和久井映見 )に相談して、経師屋の涼次( 松岡昌宏 )の手伝い仕事を紹介します。
太平の付け人となった数馬が知らされたのは、太平とその付け人が辻斬りの正体だという事実。ショックを受けた数馬は母・みちに道場を辞めたいと申し出ますが、 辻斬り の事実を知らないみちは、もう少し辛抱してみろと説くのでした。
浪人の寡婦と息子の 愛情物語 がメイン。浪人というのは失業者で、武士の誇りを捨てて裏長屋で傘張りの内職をするのは普通でした。この母子は剣によって仕官の道を開こうとします。が、師範の秘密を知ったためにに消される運命にありました。
師範も剣によってあわよくば 将軍家指南役 に取り立ててもらおうという野心を持っていたのです。野心の前にはこの母子の命など虫けら同然。人格者の師範も躊躇なく邪魔者を消してしまいます。
今回の標的は 剣の手練れ です。さすがの仕事人も苦労するかと思いきや、お馴染みの仕掛けで難なく仕留めてしまいます。師範を狙った小五郎だけはある策を弄しますが、「厚顔無恥」が相手ですから許されるでしょう。
再放送中の旧作と較べ、2009年版は面白さの点で優(まさ)っています。何よりも ジャニーズ3人組
がビジュアル的によろしい。特に東山紀之の端正な美貌は特筆ものでしょう。姑の野際陽子、嫁の中越典子のトリオも今回の見どころです。
「真田丸 第31回 終焉」 2016年08月08日
「真田丸 第30回 黄昏」 2016年08月02日
「真田丸 第29回 異変」 2016年07月26日
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