6月5日(金)テレビ朝日系9時~9時54分放送。監督=山下智彦。脚本=瀧本智行。
江戸一番の呉服屋・備前屋宗右衛門( 大和田伸也 )の妻が殺されました。翌年、宗右衛門は店の若い女中・お鈴( 原田佳奈 )と再婚し、派手な祝言が行なわれることに。白無垢を仕立てた匳(田中聖)や如月(谷村美月)ら、多くの野次馬がかけつけます。その人ごみの中には、店を見つめる一人の女・おみつ( 小島聖 )の姿がありました。
如月は仕事人の噂話を口にしたせいで、涼次( 松岡昌宏 )とケンカになってしまいます。家を飛び出した如月は、道端で男に暴力を振るわれている夜鷹を助けます。彼女は、あのおみつでした。一方、大店の女房となったお鈴は、しおらしい妻を演じる裏で、豪勢な暮らしを送っています。小五郎( 東山紀之 )と中村主水( 藤田まこと )は、そんなお鈴を芝居小屋で見かけました。
今回は希代の悪女が登場します。貧困と父親の暴力に苦しんだ幼少時代。父殺しで生き別れとなった姉。極悪な環境の中で少女が学んだものは......。美しい娘に成長した妹は大店の女中から後妻という玉の輿に。
標的は、もちろんこの女と彼女の野望に協力した手代や浪人たちです。処刑しやすい相手なので、簡単に始末できました。問題は依頼人でしょうか。三番筋にやってきたのは仕事人の噂を聞いた如月でした。
このシリーズ、仕事人の存在が噂になったり、チームワークに疑問が生じたり、と危うい要素が散見されます。以前のシリーズには、そういう心配がなかったように記憶しているのですが、小生の思い違いでしょうか。
仕事人の不協和音はたしかにスリルを生みますが、ドラマとしては邪道でしょう。闇の仕事ですから、結束こそが命です。それにひびが入るのは仕事人の存在を否定することになります。それとも終局は仲間割れになるのでしょうか。
「真田丸 第31回 終焉」 2016年08月08日
「真田丸 第30回 黄昏」 2016年08月02日
「真田丸 第29回 異変」 2016年07月26日
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