2010年1月25日(月)テレビ東京系 午後のロードショー13時30分~15時30分放送。
制作=2006年 アメリカ映画 87分。監督・脚本=カート・ウィマー。出演=ミラ・ジョヴォヴィッチ、キャメロン・ブライト、ニック・チンランド、ウィリアム・フィクトナー、セバスチャン・アンドリューほか
増強剤として開発されたクスリがウイルスに変化。感染した者は寿命と引き替えに超能力を身につけた ファージ と化します。人類は人間とファージに分化し、お互いを抹殺しようと争いはじめました。
ファージの夫を人間の政府に殺された過去を持つヴァイオレット( ミラ・ジョヴォヴィッチ )は、今やファージの地下組織の中でも最強の女戦士と化していました。彼女は政府が開発した最終兵器を奪うべく政府のビルに乗り込みます。しかし、その最終兵器とは9歳の人間の少年( キャメロン・ブライト )でした。
テロよりもウィルス感染を恐れるようになった近未来。ファージと人間の攻防を描いたアクション映画です。タイトルの背景にアメコミらしい絵が出てきて、原作があるのかと思いましたが、監督のオリジナル脚本でした。
デジタル・ビデオで撮影され、 VFX満載 で、見どころもその辺にあるようです。スタイリッシュなアクション映像で、一種の様式美に満ちていました。近未来の兵器もふんだんに出てきます。反面、リアリティには欠けます。
冒頭、ヒロインは政府のビルに侵入しますが、厳重なセキュリティを次々とクリア、そこはいいのですが、最終的には素っ裸にされるのでは、いままでの関門は必要なかったでしょう。監督のサービスカットでしょうか。
ヒロインが常にヘソ出しルックなのも、必然性がありません。これも男性客へのサービスでしょう。この女優、脱ぎっぷりが実によろしい。スタイル抜群ですから、もっともっと派手に脱いでほしいものです。テレビなので、あるいはカットされているのでしょうか。
アクション以外は、B級そのものです。人類を支配しようとする悪党は、まるで魅力がありません。悪役の影が薄い映画は、それだけでも魅力半減です。もう一つ、子供が可愛くないのも減点です。ヴァイオレットと子供の情愛描写がかったるかったのはそのせいでしょうか。
本作は気軽に観る分には退屈しません。アクション映画としては、及第点をあげられるでしょう。この監督の「リベリオン」は近未来SFとして評判がいいようです。レンタル店で見つけたら、借りることにしましょう。
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