テレビ朝日 2014年3月19日(水)8:00~10:09pm
監督=和泉聖治。脚本=輿水泰弘。
出演=水谷豊、成宮寛貴、鈴木杏樹、真飛聖、川原和久、大谷亮介、山中崇史、六角精児、石坂浩二ほか
ゲスト=中村嘉葎雄、津川雅彦、阿部進之介
![04[1].jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c909a7241b80135ae2c4c39a36bd641684bfa998.88.2.9.2.jpeg)
証人保護プログラム。海外のミステリーやハリウッド映画ではお馴染みです。
しかし、日本では耳にしません。
大体、わが国には司法取引なるものは存在しないのです。お礼参りはありますが、海外ほど証人保護の必要性がないのでしょう。
ただし、司法取引に準ずる制度はあるようです。
今回のスペシャルは、この証人保護をはじめ、
超法規的事例が複数出てきます。
かなり大胆な発想、といえるでしょう。
中村嘉葎雄、津川雅彦のベテラン二人がゲスト出演。ノンキャリアに刺殺された岸辺一徳も回想シーンで出てきます。
もう一人の阿部進之介、はじめて聞く名前です。重要な役ですが、熱演が空回りしていました。
裏社会のボスが殺人罪で起訴され、死刑が確定。
服役中の長男が出所してきます。
次男は弁護士ですが、いわゆる悪徳弁護士というやつです。
問題は三男、父と兄の悪事を裁判で証言します。これが有罪の決定的な根拠になりました。
出所した長男は、一家を破滅させた三男を探し、殺そうとします。しかし、三男は警察によって名前を変え、保護下に置かれているようです。
偽の戸籍を取得し、これに死んだ小野田官房長が関係していた疑いが。
同じころ、1億円の使途不明金があったことが発覚。
これが戸籍取得に使われたのではないか。
どうもリアリティが不足しているような気がしてなりません。
作者もそれを知っているのでしょう。
曖昧な結末がそれを物語っています。
スペシャル版「相棒」の特徴である、アクチュアルな告発。今回はそれがありませんでした。
長男のファザコンぶりにも辟易しました。犯行の動機としては弱く、三男に対する憎悪にも無理があります。
このシリーズ、期待して見ているのですが、今回はちょっと…。話が飛躍しすぎていて年寄りには付いて行けません。
キムタク「宮本武蔵」も外れでした。
この「相棒」も平均よりやや低い出来で、がっかり感が。
次回は是非巻き返してほしいものです。
「真田丸 第31回 終焉」 2016年08月08日
「真田丸 第30回 黄昏」 2016年08月02日
「真田丸 第29回 異変」 2016年07月26日
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