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カテゴリ: 芸能とスポーツ

オシム・ジャッパン誕生!

今更書くことでもなく先日、新日本代表監督が正式に決まった。イビチャ・オシム監督である。あの弱いジェフをあっという間にJリーグの強豪チームに引き上げた名将だ。もちろん世界のサッカー界においてオシムの名は名監督として知られている。ストイコビッチはオシムとベンゲルがサッカー人生で最高の監督だったと語っている。ジーコジャッパンが惨敗だったので次の監督人事は大変だ、と言われたが結果的には日本にとって良い監督を選ぶことが出来た、と言える。

怪しげな決定

このオシムに決定するキッカケになったのがご存知のように川渕会長によるうっかり発言です。テレビは少し省略してますがネットで見たらその前後の様子がよく伝わってきます。この失言、意図的だったのでは?で有名ですが皆さんはどう思いますか?すでに各マスコミやこの楽天ブログでもいろいろカキコされていますがネットで見た限りでは意識して意図的に発言したようには思えないです。しかしすでにオシムで決めよう、という気持ちで頭が一杯だったので饒舌にしゃべっているうち出てしまった、と言えそうです。多分、この日、仮にオシムの名を出さなくてもいずれ似たような状況でしゃべってしまっていたような気がします。なんせ想像よりはるかに悪かったジーコジャッパンですから早目に新監督を決め、その問題点の論議と責任問題から話をそらそうという気持ちがあったことは否めません。そのそらそうという焦る気持ちがうっかり発言に繋がった、と思うので失言してやろう、とは思わなかったかもしれませんが結果、そう思われても仕方がない状況だった、と言えます。まぁ、マスコミが疑うほど、意図的ではなかったでしょう。

オシム語録の封じ込み

オシムは約3年ほど日本にいますが訪日当初から高い評価をされていました。ジーコジャッパンの成績が納得できない時に次の監督としてよく名前が上がっていたのを憶えています。そういう意味で当然の監督就任ですが、しかしもう既にオシムを取り囲む環境でまたジーコと同じではないのか、という声が聞こえてきてます。有名になった「オシム語録」ですがサッカー協会の役員は今後、オシム語録を期待しない方がいい、とマスコミに話したといいます。ユーモアと皮肉が混じったオシム語録を役員は快く思ってはいないようです。事実、就任会見でもオシム語録らしさは減っていたように思えます。すでにオシムに控えるように釘を刺しているのだと思えるのです。さらに通訳の問題。長年連れ添った日本人通訳をジェフに残し新たな通訳をオシムにつけたようです。オシム語録は通訳の見事な訳も重要なファクター。となれば通訳が意味に間違いがなくても面白みのない訳で伝えるとしたら・・・今後、オシムの良さを私たちは知ることが出来なくなる可能性があります。また知っている人もいると思いますが「オシムの言葉」の著者をサッカー協会はオシムから遠ざけています。ジーコ非難とも言えるオシムの発言を記事にしたことをサッカー協会が疎んじたからです。

格調高さを望む下劣な人々

何故、こうもオシムの良さを封じ込むのでしょう?実はこの傾向はジーコ監督の時からありました。過去のツバ吐き事件を今さら謝罪させたり人事において制限があったりスケジュールが監督の意向を無視したような傾向がありました。トルシエはこう言った口出しには反抗したのでサッカー協会とは上手くいかなかったのです。例えばサッカー協会は代表選手選考にあたり事前にトルシエに50人のリスト挙げ、この中から選ぶようにと指示しましたがトルシエは激怒。それをマスコミに話し実際は150人にも及ぶ選手に声を掛け自分のやり方を貫き通しました。このように影で監督を操るのは野球と同じです。野球も成績が下がってくれば我慢できずフロントが口を出し、ますます状況を悪化させます。そしてその責任だけ監督に押し付けるわけです。そして代表監督たるものは立派でなくてはいけない、あるいは紳士?人格者?高尚な人間?そうであるべきだ、という理想から次第に行動を縛りつけ陰険な管理で点数をつけていくのです。勝負の世界で格調高い人格者であることを望んでもそうはいかないでしょう。さしたる人間でもない連中が役職につけば部下に(代表監督といえども協会からみれば位が低い)自分が出来ない立派な態度を要求してくるものです。サッカーに限らないのですがスポーツ団体は我々は高尚である、と言いたいようです。かつてスポーツは神聖で・・・という類です。新興宗教の神にでもなるつもりでしょうか?あるいは王?どうもこういうプライドが高い、というか傲慢というか上手く説明が出来ないですが感じの悪い態度をサッカー協会に感じます。サッカーしか出来ない人々がそんなに品があるとは思えないですけどね。

スポンサーに媚びる人々

そんな風に下の人間には態度のでかい協会も金のくれるスポンサーには頭が上がりません。スポンサーの意向に問題があっても反論しません。有名なことではW杯で日本だけが日中の暑い中、2試合も試合があったのは日本のスポンサーの意向だということです。テレビの視聴率が重要だからです。視聴率のため選手にいらぬ体力の消費を要求した、ということです。これにはNHKも絡んでいます。さすがにジーコも愚痴っていました。サッカーのスケジュールにはスポンサーの意向も反映されています。すぐに始まるオシムジャッパンの初陣も何故、この時期か、といえば夏休みなのでこの時期に試合を行い利益と得たい、ということです。夏場に代表の試合を組むのはジーコ、トルシエ時代からありましたが選手が無用に疲れるだけでまったく強化試合になってはいません。果たしてオシムはこれらに協力を求めることが出来るでしょうか?協会はスポンサーが大事なので結局は監督の意向を反映させずスポンサーの都合に合わせることになるでしょう。そしてスポンサーは決して自分たちの考えがレベルアップに役立っていない、むしろレベルダウンを招いているとは決して思ってはいないでしょう。何故なら自分たちは日本を代表する企業で有能なので間違いは起こさない、起きたとしたら自分たちの意向に添わない現場の選手や監督がおかしいとすら思っているはずです。経営者というのは人格者ではありません。よく出来た人が出世しよく出来た人がお金持ちになって人々の支持を得るのではないのです。利益追求のため現場には都合が悪いスケジュールでも協会に要求し協会が受け入れている限り監督が変わっても結局は強化にはならないです。

オシムは闘えるか?

オシムは権力には負けない、屈しないと言われています。今、これをカキコしいている間、NHKを見てもまさにそう言ってます(笑)。発言しているのは「オシムの言葉」の著者のようです。しかしセルジオ越後がすでに言っているようにオシムも万能ではありません。欧州では権力と闘ったオシムも一見、良心的に見える日本の協会とスポンサーにどうやって戦うつもりなんでしょう?欧州のように敵が敵らしい態度はとらないのが日本の特徴。果たして笑顔を見せながら闘えるでしょうか?じわじわとオシムは縛り付けられ結局、期待したほどの成果が出ず、これまでと同程度の成果で終わってしまうような気が私にはするのです。(常に結果が悪いという意味ではないですよ、良い時もあるけど、です。)




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Last updated  2006.07.30 23:16:45
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