フィギュア国別対抗戦の結果予測です。順位を今シーズンのシーズンベストと同じだとします。今回のルールに従って順位ポイントを集計すると次のようになります。
| 順位 | 得点 | 国名 |
|---|---|---|
|
1
|
59 | アメリカ |
|
2
|
58 | カナダ |
|
3
|
52 | 日本 |
|
4
|
37 | ロシア |
|
5
|
33 | フランス |
|
6
|
31 | 中国 |
各競技で選手の順位1つでポイントが1点変わるので、1位アメリカと2位カナダの差は無いようなもの。三位の日本まで優勝の可能性があり、全体ではAクラスとBクラスの中での順位争いと言えます。
1位アメリカとのポイント差「7」、2位カナダとの「6」を詰めるには?
種目ごとに検証すると最大の鍵を握るのは小塚選手。次いでも男子の織田選手、そしてロシアのレオノワ選手、フランス・ロシアのダンスチームの結果も効いてきます。
| 順位 | スコア (今季ベスト) |
名前 | 国 |
|---|---|---|---|
|
1
|
249.19 | パトリック・チャン | カナダ |
|
2
|
242.23 | エヴァン・ライザチェク | アメリカ |
|
3
|
237.72 | ジェレミー・アボット | アメリカ |
|
4
|
236.18 | 織田信成 | 日本 |
|
5
|
235.97 | ブライアン・ジュベール | フランス |
|
6
|
230.78 | 小塚崇彦 | 日本 |
|
7
|
212.81 | ヴォーン・チッパー | カナダ |
|
8
|
202.04 | セルゲイ・ヴォロノフ | ロシア |
|
9
|
199.58 | フローラン・アモディオ | フランス |
|
10
|
183.47 | 楊超 | 中国 |
|
11
|
182.92 | 呉家亮 | 中国 |
|
12
|
- | コンスタンチン・メンショフ | ロシア |
1位から6位までのスコア差が小さく、今季の対戦でも絶えず順位が入れ替わっています。日本勢で最も順位を上げられるのは予想6位の小塚選手で、もし1位まで上げられれば一気にアメリカ・カナダと1点差まで詰めることができ、織田選手も一緒に順位を上げれば逆転も可能です。
12位のメンショフ選手はオープン大会のNRW杯で180台、大学生限定のユニバーシアードで160台を出しています。
他の3種目では日本選手に近いスコアの選手が少なく、一気の逆転が望めません。
| 順位 | スコア (今季ベスト) |
名前 | 国 |
|---|---|---|---|
|
1
|
191.29 | ジョアニー・ロシェット | カナダ |
|
2
|
191.13 | 浅田真央 | 日本 |
|
3
|
190.38 | 安藤美姫 | 日本 |
|
4
|
172.41 | レイチェル・フラット | アメリカ |
|
5
|
171.22 | キャロライン・ジャン | アメリカ |
|
6
|
169.41 | シンシア・ファヌフ | カナダ |
|
7
|
168.91 | アリーナ・レオノワ | ロシア |
|
8
|
139.5 | 劉艶 | 中国 |
|
9
|
137.05 | カタリナ・ゲルボルト | ロシア |
|
10
|
135.25 | キャンディス・ディディエ | フランス |
|
11
|
123.83 | 許斌? | 中国 |
|
12
|
111.18 | グウェンドライン・ディディエ | フランス |
女子では1-3位の3人、4-7位の4人、8-10位の3人での順位争いです。浅田選手と安藤選手はともにロシェット選手との1-3位争いで、最高でもふたり合わせてカナダとの差を4ポイント、アメリカとの差だと2ポイントしか詰められません。
4-7位争いをレオノワ選手が制するとアメリカが2ポイント・カナダが1ポイント落とします。日本にとっては浅田・安藤選手並に結果が気になる選手です。
| 順位 | スコア (今季ベスト) |
名前 | 国 |
|---|---|---|---|
|
1
|
188.22 | 張丹 & 張昊 |
中国 |
|
2
|
186.39 | 川口悠子 & アレクサンドル・スミルノフ |
ロシア |
|
3
|
185.62 | ジェシカ・デュベ & ブライス・デビソン |
カナダ |
|
4
|
161.69 | ケイディー・デニー & ジェレミー・バレット |
アメリカ |
|
5
|
139.34 | ヴァネッサ・ジェームズ & ヤニック・ボヌール |
フランス |
|
6
|
131.1 | 高橋成美 & マービン・トラン |
日本 |
| 順位 | スコア (今季ベスト) |
名前 | 国 |
|---|---|---|---|
|
1
|
205.08 | タニス・ベルビン & ベンジャミン・アゴスト |
アメリカ |
|
2
|
200.4 | テッサ・ヴァーチュ & スコット・モイヤー |
カナダ |
|
3
|
196.91 | ヤナ・ホフロワ & セルゲイ・ノビツキー |
ロシア |
|
4
|
194.36 | ナタリー・ペシャラ & ファビアン・ブルザ |
フランス |
|
5
|
151.04 | キャシー・リード & クリス・リード |
日本 |
|
6
|
142.3 | 黄欣? & 鄭訊 |
中国 |
ペア、ダンスともに日本は5-6位争いです。4位以上とは大きな差があり届きません。
ペアの5-6位は接戦です。5位ジェームズ・ボヌール組のベストスコアは一回だけよかったものでアベレージでは高橋・トラン組と差がありません。ペア唯一のジュニア・タカトラ組がどこまで戦えるか、高橋選手はかつての中国国内大会でまみえた張&張にどこまで近づいたと感じられるのか。ただ団体順位で米・加との差は1点しか詰まりません。
ダンスは比較的スコアの変動が少ない競技・・・というより力量差を覆すのが大変な競技で、日本のリード組が順位を上げることは絶望的、下も6位との10点差は大きく5位は動きません。1-4位争いでホフノビ・ペシャブルが番狂わせを起こすかの方が順位には影響が出ます。
予測で今回の大会の問題点が明らかになります。ページを分けてまた上稿します。
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