Passagier's 家庭焙煎メモ

2022年02月10日
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カテゴリ: 雑記
温暖化と森林について分かった(気がした)ことがある。

少し前、違和感を持ったニュースがあった。
「とある飲食店がカテラトリーを植物由来のものにした、成長の早い植物から作られたもので、
木々は成長するとCO2吸収が少なくなるので早めに伐採して若い木々を植える方がいい」
のような内容だったと思う。

どこがおかしいのか気付くのにかなりかかった。
炭素が固体化されている時間の長さと、森林の役割の認識だ。

植物による吸収で大気中から分離されたCO2は、
炭素または炭素化合物(有機物という)で固体化している。

上述のカテラトリーはこれらを加工したものだ。

加工された製品にしろ枯れた植物にしろ、
燃やされれば炭素はCO2になり大気に戻る。
腐って分解されても大気中にCO2が戻る。
このサイクルが短ければ大気中のCO2量は変わらず、温暖化対策になっていない。

このサイクルが長ければ、一時的とはいえ大気中のCO2をストックできる。
チリも積もれば効果がある。
森林の状態で固体化してある炭素は、ダムに溜まる水や、南極の氷のようなものだ。
伐採して若い木を増やすのは、ダムを放水して貯水量を減らすのと同じだ。
アマゾンの熱帯雨林の伐採を進めるのと変わらない。
上述の場合だと、

あるいは燃やさず腐らせず長期間加工再利用できるのだろうか。

最終的に化石燃料の代わりに使えるのなら多少意味があるが、
例えば廃プラスチック原料の火力発電がうまく回っているとは聞かない。
そうであれ、
成熟した森林のまま、または長期スパンの育林でセルロースを取り出すべきだ。


大深度に埋めるか、プレート変動に合わせ地球内に潜り込ませるかだろう。
遠い昔から地球の大気からCO2が減り続けたサイクルだろう。採掘前の化石燃料になる。
もっともすべての枯れた植物も含め、
全ての固体化している炭素化合物に言えることだ。





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最終更新日  2022年02月11日 00時32分38秒
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