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昨年、暮れも押し迫った27日に、容態が悪いと聞かされた行政書士の知人とメール(Messenger)で2往復のやりとりをした。お会いしたいが面会はできますか?、という問いに「ありがとうございます。面会は個室なので、意外に緩やかに時間もOK」とあり、2回目には病院名、病棟、病室の番号までしっかりと書かれており、最後に「ずっと病院にいます。取り急ぎ。」と書いてあった。これは、もしかしたら奇跡的に回復するのではないか、励ましたい、と勝手に思い込み、急遽2冊の文庫本を注文して、年が明けて3日か4日に行くことを約束した。楽観視したわけではないが、メールの文面を見て、ちょっと安心したような気分になってしまって、数日間を置いてしまった。本当に申しわけないことをした。そして4日の朝、本人とは連絡が取れず、病院の病棟に電話して元旦に亡くなったことを知った。一瞬声も出ず、呆然とするしかなかった。聞けば、前日まで意識はしっかりあったとのこと。会えなかったのは悔いが残るが、SNSなどを見ても最後まで愚痴や嘆きは一切なく、いつものひょうひょうとした感じのままだったのは、立派だったと思う。写真は、亡くなった友人に渡すつもりだった本の一冊。難病を最後は笑いで克服した医学ジャーナリストが書いた世界的名著。私は頸椎に腸骨を移植する手術をした経験があり、約3ヶ月カラーという首の固定具をつけたままの入院生活を送った時に、この本を教えていただきました。最後は哲学でもなく宗教でもなく、ただ「ばか笑い」が一番ということでしょうか。そして、もう一冊は「中島らもの明るい悩み相談室」。これが、ただただ何も考えずに笑える。この二冊とも、文庫本になってまだ売れ続けているようです。最後は、くだらないバカげた笑いが一番ということでしょうか。それではまた。
2020/01/25
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