サイタマ『お茶した時は何だコイツと思ってたけど　お前ちゃんとかっこいい奴だったんだな』
サイタマがここまで素直に人を褒めるなんてかなり珍しいことですね。
深海王戦で無免ライダーを褒めたときのことを思い出します。

今まで得てきた盤石な地位も人気も捨てて、
誰もから後ろ指さされることになるとわかっていても、
誰かを守るためなら怪人の正体ですら明かす。

確かにこれを「かっこいい」と言わずになんと言う！
変身中の見た目の格好良さなど遥かに超える、高潔な格好良さです。

アマイマスク『いま僕を仕留めればキミは一躍有名人になれる　理想のヒーロー誕生に立ち会えるのはとっても光栄なことだ』
サイタマ『まだ言ってんのか凝りねーな』
アマイマスク『よく見ろ　僕はもう手遅れなんだ　頼む』
サイタマ『お前はこれからだろ　段々面白くなってくるぜ！』
サイタマ『理想のヒーローにはお前がなれよ』
今までずっとひた隠しにしていた正体を世界中に知られ、
たった今助けた人々にすら化物と石を投げられる。
今まで築いてきた居場所はもちろん、今まで生きてきた世間のどこにももう居場所など無い。

普通に考えればどうしようもない状況ですが、
そんな相手にサイタマは 「お前はこれからだ」 と断言する。
それがどんなに茨の道でも、 これからは本当の自分を隠さず理想のヒーローとしてやっていけ ということなのでしょう。

元々アマイマスクに助けられたことのあるナリンキ私設部隊しか受け入れてくれなかった今の現状を見るとかなり絶望的な道に思えますが、
他にも同じように助けられたことのある人や、後のインタビューで答えていたヒーロー達のように理解してくれる人が増えていけば、いつかそんな未来もあり得るのかもしれません。

全く割れる気がしない頭

アマイマスク『どうだ!?　怪人の僕は凄い力だろう　反撃しないと頭が割れるぞ　さぁどうする!!?』
ジェノスの話と監視カメラの映像でしかサイタマの強さを知らないので仕方ないのでしょうが、
アマイマスクはまだまだサイタマの強さをわかっていませんね。

災害レベル竜上位の怪人が本気を出した程度でこのハゲ頭が割れるわけがありません！！

ハゲマントにインタビュー

これ何気にサイタマの知名度が過去一上がった瞬間じゃないでしょうか？
今までどのヒーローや一般人に聞いても 「知らん」 と言われ続けてきましたからね。

これまであれだけ人類の危機を救ってきたというのに、知名度が上がったその理由がアマイマスクのついでというのが皮肉な話ですが・・・

ヒーロー協会幹部『たしかにメタルナイトの怪人検知ゲートを避け常にヘリで屋上から入ってきていた』
アマイマスクはそうやってゲートを避けていたんですね！

じゃあ 出自が完全に怪人 であるゾンビマンはどうなんでしょう？
それとも進化の家出身の怪人はゲートに引っかからないのか？

一番可能性として高そうなのは、
メタルナイトことボフォイ博士が、ゾンビマンが実質怪人であることなど先刻承知で、 彼ら怪人ヒーローがゲートに引っかからないように除外設定している パターンでしょうか。
彼ほどの科学者であればゾンビマンの不死身の秘密に興味を持たないはずがないと思いますし、
それで彼の秘密を調べたりしていれば、彼が進化の家の怪人であることにも気付くでしょう。

他のヒーローの能力についても同じように調べていれば、
アマイマスク以外にも怪人地味た容姿や特性を持つ 番犬マン、豚神 ~~、ぷりぷりプリズナー~~ がもし怪人だったとしても同じように除外しているかもしれません。

『現場で来園者を救助していたとの証言もありますが』
『ああ対怪人協会の作戦でクソの約にも立たなかった元ナリンキ私設部隊の証言だろ』
『あんな奴ら信用できると思うか？』
辛辣ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

一応彼らもザコの怪人を何体か対峙していたはずですが、確かに実質人質が増えてた上に操られて敵の戦力になっちゃってましたからね・・・

なんでマッコイがヒーロー協会に？

マッコイ『大方ここで我々に恩を売ってヒーローとしての働き口と高待遇を期待しているんでしょう』
235話で描かれた通り、
マッコイはもっと前からアマイマスクの正体を知っていたわけで、そりゃこう言いますよね。
これを機にヒーロー協会を弱体化させネオヒーローズに移籍しようと・・・

ってかなんでここにまだマッコイがいるの！！？！？！？？！？！
250話～252話でスイリューや金属バット含め色んなネオヒーローズに移籍した姿を目撃されていたのに、まだネオヒーローズに移籍しているのは周知の事実じゃないんでしょうか？！
あの場に出入りした全員にキッチリ口止めしておかないと、物凄く間抜けなかたちで失脚することになりそう。

番犬マン『彼が本当に危険な怪人ならニオイで判った筈だけどなぁ』
番犬マンは多分怪人だってこと自体には前から気付いていたんでしょうね。
ただ 危険な怪人ではなかったから 放置していただけで。

ゾンビマン『調査中の案件だ　裏取りもできてない状態でコメントはできない』
今の時代下手に発言すると勝手に切り取られて好き勝手脚色されますし、これくらいの回答にしておくのが賢い！
ゾンビマンも実質進化の家出身の怪人ですから、そういう意味でも下手なコメントはしないほうが無難でしょうし・・・

タンクトップマスター『俺個人は　彼の行動にはタンクトップ性があったと信じている』
言っていることはさっぱり意味がわかりませんが、
タンクトップマスター的には最大限の褒め言葉ですね！

後ろにタンクトップハッターとタンクトップロカビリー

そういえば後ろに タンクトップハッター と タンクトップロカビリー がいますね。

あと１人のタンクトッパーは？

230話の感想を書いたときに、辞めなかったあと１人のタンクトッパーが誰か気になっていましたが、
予想していた通りタンクトップハッターで間違っていなかったようです。

金属バット『お前がホントに怪人かはよくわかんねぇけど　ヒーローとして曲がったことしてねーんなら逃げ隠れする必要もねぇ筈だよな？　コソコソすんな！男なら堂々と胸張って出てこい！』
金属バットはアマイマスクが生物的に怪人だろうとなんだろうと、ヒーローであるなら堂々としてろってスタンスですね。
サイタマのアマイマスクに対するスタンスと同じだと思って良さそうです。
金属バットらしい清々しさですね。

金属バット『ヒーロー協会はフシ穴かもしんねーが　オレ達ヒーローの目はごまかせねェんだぜ！』
セキンガル『うまいな　ギリの線を攻めたんじゃないか』
後半のこっちの言い回しは若干らしくない言い回しにも思えましたが、
まぁセキンガルの言う通り、マスコミ向けに丁度いい言い回しをしたのでしょう。

初登場時は不器用根性一直線の印象だった金属バットですが、
怪人協会編の途中から別人のように空気の読める男のイメージに変わっていってます。

待て次回！！