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2018/07/18

「ウォーターゲーム」　吉田　修一

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100502)

カテゴリ：今日読んだ本

図書館で借りた本です。吉田さんの本は、久しぶり。２年ぶりです。
新着でみかけても何冊かスルーしていたのですが、なんとなく予約しちゃお♪という
気分になったので予約して借りてみました。
2018.5の新刊です。

「ウォーターゲーム」　吉田修一さん

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ウォーターゲーム [ 吉田修一 ]
価格：1728円（税込、送料無料) (2018/7/18時点)

【内容情報】（出版社より）
考えるんだ！この世界で生き残るために必要なことはたった一つ。考える、それだけだ！
突如ダムが決壊し、濁流が町を飲み込んだ。死者97名、行方不明者50名を超える大惨事。
被害を取材する新聞記者の九条麻衣子は、生存者の証言から、事故が大規模な犯罪によるものである可能性に気づき、決壊当夜に町を抜け出した土木作業員・若宮真司を捜し始める。

ダムの決壊は、水道事業民営化の利権に群がる政治家や国内外の企業が画策したテロだったが、いつのまにか計画自体が何者かに盗まれ制御不能に陥っていた！
さらなる爆破テロの噂もあるなか、若宮を発見し、事件の真相に近づいた九条のスクープが、政財界を揺るがす大スキャンダルを巻き起こすーー。
新聞の一面に躍るニュースの裏側で渦巻く欲望の数々。その渦中をしたたかに暗躍する、金の匂いに敏感な男女たち。敵味方が入り乱れての裏切りと騙しあい、謀略、色仕掛け…非情な情報戦を制し、最後に笑うのは誰か？
震えるほどの圧倒的展開と、度肝を抜く大どんでん返し。小説の無限の可能性を指し示す、超絶スパイ・エンタテインメント、誕生!!

内容情報が「出版社より」がめちゃたくさん書いてあったので、多いほうを選んでみました。
この本、前がある…またか。主人公の鷹野さんのもうちょい若い時のお話があるそうで
また、図書館に予約を入れないとな。

吉田さんの本は、何冊か読んだのですが、初期作品は、なんかうやむやで終わったりして
はっきりしてよ派としては、ストレスを感じてしまう本が多かったのですが
「悪人」「怒り」は、うやむやがかなり減って（それでも感想を読むと結構ある）、
「ウォーターゲーム」は、気になる謎は、なしでした。

説明があったりしたのでストレスなしで読めました。
「度肝を抜く大どんでん返し」は、ちょっと大げさかなと思いますが、味方になったり
敵になったり、今は、どっち？裏切ったり、裏切られたりと激しく振り回されます。
あーこの手のお話、好きですぅ～～

鷹野さんシリーズは、「太陽は動かない」「森は知っている」という２冊があるみたいです。

前を知らなくても「ウォーターゲーム」だけでも、十分に楽しめました。
でも、もし、「ウォーターゲーム」に登場した人が「太陽は動かない」「森は知っている」にも
登場しているのなら、登場したとたん、「お～～」ってなったかもしれません。

読みごたえ十分な娯楽小説でございました。緻密さに不備があるという感想が見受けられたのですが
私に緻密さは、不要なので楽しかったです。