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2020/03/18

「いいからしばらく黙ってろ！」　竹宮　ゆゆこ

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91768)

カテゴリ：今日読んだ本

図書館で借りた本です。新着に登場していたのに誰も予約してない。
予約ゼロならすぐに借りれるじゃん！とタイトル借りをしました。
頁数を確認すれば良かった…と後悔もしてました。

「いいからしばらく黙ってろ！」　竹宮　ゆゆこさん

【内容情報】（「BOOK」データベースより）
大学の卒業を迎えた富士は、絶望の渦中にいた。五人兄弟の真ん中として育ち、金銭的には何不自由なく育ってきた富士。卒業後は、親の企業に就職し、そこの社員と結婚して静かな暮らしをするはずだったのにー。許婚に婚約を破棄され、地元に戻るのも恥ずかしく、就職先もないまま東京に残った彼女は、ひょんなことから弱小劇団の運営にかかわることに。そこは社会からはみだした者たちが集うところ。劇団員になれば、ボロアパートの家賃は無料でいいとの甘言にひかれた富士だが、そこで自分が「真ん中っ子」としてつちかってきた、「カオスを整理する能力」を発揮することになるー。劇薬青春小説！

「タイトル借り」面白そうなタイトルだから借りてみた。読んでみた。
漫画の表紙買いのようなことをしております。

軽めの内容の本かと想像していたのですが、手渡された時にえー厚い！(459P)

以下、多少ネタバレが含まれておりますので未読の方は、注意です。

本の最初は、上と下に双子の兄弟姉妹を持つ、真ん中っ子の苦労話から。
小学生の主人公。場面が変わって、大学の卒業。おー飛ぶなぁ…
飲み会の席で聞きたくない発言をされて、何故か観劇に行ってしまう。
とにかく、お話の進みは早く、あれよあれよと色んな場面に飛びます。

劇団のお話を読んでいる時は、有川浩さんの「シアター」を思い出してしまいました。
あれもお兄ちゃんが必至で劇団を立て直すお話だったなぁ…。
作者がもう書かない！と言って結末がわからない話になってしまった。
気が変わって続きを書いてくれるのを祈ってます。

劇団の中で役に立とうと頑張っている時に婚約破棄をした人が登場。
今更、なんだよ？と思っていたら、お互いにお互いのことを思っていた。

ということでした。
その人に借金までして、公演準備をし開演にこぎつけます。

劇が始まってもトラブルが次々と起こる。
ひとつづつなんとか対処して、終わったあとに思わぬ副産物。
賞レースに勝ち抜きほっとしたら、爆弾発言。

この本、ドラマ化されないかなぁ？結構、笑えるドラマになるんじゃないかな？

南野家で夕飯を作る、食べるシーンが度々登場するのですが
回鍋肉に「豆板醤」とあったのですが、日本人は、「甜面醤」じゃろ？
と突っ込んでしまいました。四川風の回鍋肉は、「豆板醤」らしいです。

この作家さんの他の作品も読んでみたい気分になりました。
内容は、置いといてスピード感があるところが良かったです。

水木金で最後の１冊を読むぞぉ～～です。