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私はゾンビ映画のファンです。
というよりホラー全般のマニアです。
ただしタランティーノの系列は嫌いです。
映像が汚いから。
ゾンビ映画に 目覚めたのは、秀作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
そして「ゾンビ」この2作を見たおかげです。
どちらもジョージ・A・ロメロ監督作品です。
ロメロの作品の素晴らしさを語るとネタばれになってしまいますが、
それでも、言っちゃうぞ!
はじめはゾンビの狂気や恐怖を描きながら
最後は正気の人間が狂気・野獣性をむき出しにされてしまう様を
描ききってしまうのが、彼の映画の特徴なんですよ。
つねに「ゾンビより人間の方が怖いぞ」というオチなんですね。
これこそロメロワールドと言われる所以なんです。
ですからロメロの映画は常に社会批評を含んでいるのです。
これはすごく難しい。過去にロメロと同じオチを描こうとしたゾンビ映画はかえって底の浅い物まねが露呈してしまい、全然面白くなかったです。
これがオリジナルと比較される2番煎じのつらいところです。
だから他の監督のゾンビはやたら血を流したり、走ったり、
知能を持ったりするんです。
ところが、先日ゾンビ映画で、まったく違う手法でロメロワールドを
表現した映画に出会い感激しました。
「悪魔の棲む森」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332705
主観手法がどうこうというより、あのストーリーを考え付いた
脚本家は素晴らしいと思いました。
あたらめて、
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を買ったが、怖くて見れない私の
背中を押してくれたゾンビマニアの師匠yumijiさんには感謝しております。
ロメロとゾンビは人間の業を学ばせてくれます。
これが、実は社会と人間を俯瞰する上で重要だったりします。
美しいものしかみない方がいいという主張をする人たちがいますが、
実は美しい・醜いで世界を区別する心そのものが病んでいるんですね。
ゾンビが教えてくれることはたくさんあります。