かんぽうで子育て

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一月「睦月」


黒ごましるこ
1.玄米1/2カップをよく洗い乾燥させてすりつぶす(玄米粉を使うと手間が省ける)
2.黒ごま1/2カップをフライパンで軽く煎る。
3.(1)と(2)に、水180ccを少しずつ加えながらミキサーにかける。
4.(3)をなべに入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、20分煮込む。
5.あら熱が取れたら蜂蜜適量を加えていただく。

「ごま」
薬効・髪の毛を増やし、白髪を防ぎ、寿命をのばし、強壮、強精の効果がある。
漢方では強壮剤として精を補い、寿命をのばすといわれている。
常用すると腹具合がよく、お乳の出ない人や老人にもよく、補血作用がある。
食養生をしている人はでは、玄米食にゴマを推奨している。ゴマは粒のままでは消化されず、そのままイチョウを素通りしてしまうので、すりつぶして使う方がよい。

「百合根」(ゆりね)口腔や胃の粘膜を保護する働きがある。精神安定や安眠などに効果的なアルカロイドなどが含まれています。苦味には食欲を増進させ、体力をつける働きがあり、漢方薬としても用いられている薬効の高いものです。
薬効:『本経』に曰く、百合味甘平、邪気腹脹心痛を主どり大小便を利し中(胃)を補い気を益す。ボク(荒木先生)曰く、百合味甘平中を暖め気を和し調ふことを主どる、故に百合病(精神病のようなもの)に用いられる。
小寺先生曰く「心を強くする」そうです。

1月1日 の元旦に飲む「屠蘇酒」という漢方のお酒は、悪霊をほうむるお酒であり、病気を避けるお酒として服用されてきました。山椒や肉桂、桔梗、甘草などが入っており、保温や健胃、強心などの効果があります。
1月7日 には、スズナやスズシロなど解毒作用や消化能力を高める作用の強い薬草入り粥を食べて、胃腸の調子をととのえ、春からの稲作開始にそなえる工夫をするお正月の行事なのです。

屠蘇酒と七草粥


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