病院へ行く。


タウンページで母体保護法指定医を調べ、彼と一緒に行きたかったので、
夜の８時までやっている近くの病院にあらかじめ電話を入れておいた。

まず、問診表を書かされて、
妊娠してたらどうするか？という項目の産めないにマルをした。
自分の手でそうしたことに、ちょっと胸が痛かった。

尿を取ってから、診察台にあがり、内診とエコーをしてもらった。
「まず、妊娠は間違いないです」と先生に言われた。
堕すことが解っていても、それでも、ここにいるんだ、
と言うことが嬉しかった。

「どうするの？堕すなら早めがいいよ」という事務的な先生の声にほっとした。
もっと、責められたりとか、呆れられたりするのかなぁと思っていたから。

血圧を測り、採血をされながら、
手術の前日にもくる必要があるということと、
費用は８万くらいと伝えられた。

つわりはないの？とか聞かれたけど、
生理が来ない以外、私の体は何もいつもと変わらなかった。
中絶手術をする日を決めなくてはならない・・・。


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