烏 森 神 社

2006年01月23日
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カテゴリ: 神道豆知識
「祈年祭」<キネンサイ>は「としごいのまつり」ともいい、毎年2月17日、稲作(農作業)のはじまる春のはじめに全国の神社で行われるお祭りです。

祈年祭は「年を祈る祭」と読めて、良い年になるよう祈ることに違いありませんが、この「年」には、1年間で成長し、収穫される「稲」すなわち「米」の意味があります。そうすると、「稲(米)を祈る祭」…一年の稲(米)の収穫(豊作)を祈るお祭という訳です。

また、稲(米)すなわち 人間の生命のもと を恵んでいただくようにお祈りするお祭ともいえるでしょう。
そして、この稲(米)は人間の食物全体を意味し、「稲(米)をはじめとする穀物の豊作を願う」お祭です。

祭事では 穀物全般の豊かな実りを祈願し、これを受けて広くあらゆる産業の発展、日本国家・国民の安泰と繁栄、皇室の安泰などをも祈願 致します。

この日(2月17日)は、宮中の賢所においても祭典が行われ、天皇陛下が御親拝になられます。

起源については『古語拾遺』に、大地主神<おおとこぬしのかみ>が御歳神<みとしのかみ>のたたりをおそれて、穀物の豊作を祈ったという伝承をはじめ各種あります。

当社の「祈年祭」は2月3日の「節分祭」の日に併せて斎行





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最終更新日  2006年01月23日 22時37分09秒
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