烏 森 神 社

2006年06月10日
XML
テーマ: ■雑学王■(733)
カテゴリ: 神道豆知識
今日は昨日に引き続き「 大祓詞

「国つ罪」の内容は以下の通りの13種です。
国つ罪には、現在の観念では「罪」には当たらないものもありますが、これらは天変地異の兆し、あるいは、人が罪を犯したことによって起こる現象と説明されます。

・生膚断<イキハダタチ>:生きている人の肌に傷をつけること。

・死膚断<シニハダタチ>:死んだ人の肌に傷をつけること。

・白人<シロビト>:肌の色が白くなるなど、治療できない病気になること。

・胡久美<コクミ>:瘤<コブ>ができるなど、治療できない病気になること。

・おのが母犯せる罪:実母との相姦の罪



・母と子と犯せる罪:まずある女と相姦し、後にその女の子と相姦すること。

・子と母と犯せる罪:まずある女と相姦し、後にその女の母と相姦すること。

・畜犯せる罪:家畜を相手に性欲を満足させること。

・昆ふ虫<ハウムシ>の災:地に這う虫(昆虫や蛇など)から蒙<コウム>る病気や障害など、防ぎようのない有害な動物による災害

・高つ神の災:雷による災難など、防ぎようのない天災地変災害

・高つ鳥の災:空を飛ぶ鳥による被害など、防ぎようのない害鳥による被害

・畜仆<ケモノタオシ>、蠱物<マジモノ>せる罪:家畜類を殺し、その血で悪神を祭り、人々をのろう呪い<マジナイ>をすること。

以上の13種の「国つ罪」は近親相姦とか獣姦とか先天異常、天変地異などの内容です。
地域社会の一員として、遵守すべき倫理や道徳的の基、又は優秀な民族の維持繁栄(日本人たる種の保存)に関して背くことが罪であるという内容のようです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年06月10日 12時55分14秒
[神道豆知識] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: