2006年03月18日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
技術(ES細胞・クローン・キメラ)の関連性のお話。

さて、この分野の大きな目的の1つは医薬系からのアプローチです。

医者や薬理の専門家の究極の目的は、
未知なる病魔に対抗するために最善の治療法の確立にある。
(少なくとも、外部の立場としてそう見えます)

人の身体の中で主たる働きを物質郡として、【タンパク質】があげられます。
【タンパク質】は多くの【アミノ酸】から合成されている。
このあたりは、中学受験範囲でも高校受験範囲でも聞かれる用語です。

即効性のある薬を合成するにあたって、タンパク質は重要な役割を果たします。

タンパク質に属する物質として多数の種類が存在します。
しかし、高分子(多数の原子が使われる物質)であるタンパク質は複雑な構造をしている上、
実験的にも、狙ってつくるのは難しいわけです。

すると、動物の身体が、自ら生み出すタンパク質を使うしかなくなってしまうのです。
また、薬である以上、特効薬を開発すれば、コストを下げるためにも大量生産することが望まれる場合があります。
すると、合成に使いたいタンパク質が十分に得られないという場面に遭遇するわけです。
原料となるタンパク質が十分に得られなければ、仮に特効薬ができたとしても、非常に高価なものになってしまします。

そこで出てくる発想が、遺伝子操作などにより、人工的に狙ったタンパク質を造ることのできる動物を、
創り出せないかという話になるわけです。
その技術の先方がキメラ動物ということになります。

本来有していない機能を追加したキメラ動物を掛け合わせ、

キメラ研究の原点となる目的の1つです。

前回紹介したキメラマウスの実験の成果は、
万能細胞であるES細胞を使ってキメラ動物をつくる。
キメラ動物を掛け合わせて、狙ったES細胞を得る。
上記のような連鎖である。

クローンヒツジであるドリーが生まれてくるのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年03月18日 14時42分42秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

かしこ先生

かしこ先生

お気に入りブログ

RIKO-ROOM RIKO-ROOMさん
塾講師の雑記帳 かしこ(見習中)さん

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:参加者募集。(05/17) cialis time to effectcialis levitra sta…
http://viagravonline.com/@ Re:参加者募集。(05/17) hormonotherapie et viagra <a href=&…
ぷりたん@ 超ラッキー!(* ̄ー ̄) 今まで風イ谷に金出してた俺って超バカスww…
コースケ@ お、俺のおtmtmがぁ――!! もう、もう……なんも出まへぇーん!(TT…
携帯ブログランキング@ 携帯ブログランキング はじめまして、ブログの内容を見てとても…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: