2006年05月29日
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塾屋として、「通知表」なるものはどのようなポジションをとっているのっでしょうか?

かつて所属していた塾では、すべての生徒の通知表を管理していた。
そこには本音と建前があったと思う。

特に、高校受験を主にする受験では、公立高校の入試の結果に反映されることもあり、
塾側の生徒に対する進路指導の材料にするという面があります。
これは、公的説明ですね。
塾、生徒、子供預けて下さる両親。利害が一致した言い分かと思います。

しかし、実際に所属していた塾が進路始動のために有効にデータ管理していたかというとそんなことはなく、


ここには若干のリスク管理と保身の原理が働いていたと思う。

つまり、生徒の通知表の推移を知ることで、塾側の始動が十分に両親の希望に応えいるかどうかの指針になるという面があるということです。
成績が上昇していれば、ご家庭からのクレームは来ない。
成績が下降していれば、ご家庭からのクレーム対策を講じる。
あるいは、担当講師としては、自分の教えている教科の成績が上がれば、
自身の塾内のポジションが上がり、結果的に給料に影響する可能性があるとも考えられる。
他者からの認証が必要と考える講師にとって、十分に安心を与える材料となるわけです。

塾側の経営的論理として、広告宣伝に使うという手法も考えられる、
この辺りにくるともはや、生徒や両親の側の同意が若干難しくなってくる。
中には、嬉しがる場合もあるかもしれないが、そうでない場合も多いと思う。
よって、誰々の成績であることは公表せずに、事実であることを論拠として広告に利用する場合が出てきたりする。


実は塾屋はさほど困らない面がある。
確かに、自己の保身や安心につなげようと考える立場にとっては、
若干損失があるかもしれないが、大抵の塾では、業者テストを行っているので、
その素点による結果によってある程度は、「通知表」の代替的な役割を果たせる。
塾屋の中には「通知表」が学力の結果であると勘違いしている人も多々いるので、さほど困らないのである。


かつて、相対評価と絶対評価なる議論が世間を賑わせたことがある。
これは、典型であり、受験をメインにすえようと考える者にとっては、
相対評価を支持する人は多いと思われます。
かしこ自身も少し議論に載ってしまって、ずいぶんと稚拙なことを語った記憶がありますが、
ここ2年程、文脈としての歴史を学ぼうという意思をもつようになったことで、若干これらの議論への誤りに気づきつつあります。

そもそも「通知表」なるものを我々は理解していなかったし、
「通知表」自体作らない学校もあるという。
そんな中で、生徒を評価するとは何なのかを少し考えてみたいと思っています。
(つづく)。





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最終更新日  2006年05月29日 15時03分38秒
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