2006年06月14日
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Yahoo!掲示板に書いた内容の転載です。

シーモア・パパートという数学者・心理学者がいます。

LOGOというプログラム言語を開発した人として、
あるいは、発達心理学で著名なピアジェと交流があった人物として
学習心理学系では著名な方です。

氏の逸話として、歯車の機械やおもちゃで幼少から遊んでいたとのこと。
歯車に慣れしたしんだことから、認知のメカニズムを歯車で考える習慣がついていたといいます。

歯車的に言うと・・・といった感じで、歯車の原理に基づいて思考を展開する習慣を日々の遊びから培っていったといいます。

他の人たちも同じように考えていると思っていたシーモア氏は、


こんな便利な歯車的思考を何故みんなが使わないのか疑問に思ったそうです。
本来数学の分野で研究を続けていたシーモア氏は、思考のメカニズムに関心を抱くようになり、
誰もが使いやすい思考の補助プログラムを開発することを目指すことになります。

この話は、かしこ自身の流れに非常に近い視点で、共感をもって読みました。
もともと中学受験を経験したとは上、高校生になるまで塾というものに行ったことはありませんでした。
小学生時代の習い事で、外へ出かけたのは、小1の頃の英会話教室。
中2以降のそろばん。小1からの野球クラブ。
家でやっていたことは、公文とピアノ。

母親が外で働いていた都合、かぎっ子の典型で、
ほとんどの時間を外で遊んでいました。
ゲーセンとかも一時期みんなで通いつめて、結構怒られた。


最初に塾講師を始めたときは、かなりショッキングだったことを覚えています。
当時の中3と中1は、今から思うと極端にできた生徒が存在していました。
ただ、上下の差はかなり大きかったです。
そして、中2はこっちもどうしていいかわからないほど、点数に結びつかない。
(結構、ノリはよく調子はいいので表面的には頑張っているようには見えた)

点数につながらない勉強の仕方をしていることに、疑問符がついたわけです。

塾講師をしての最初の関心は、いかに効率のよい勉強の仕方を教えるかでしたが、
後に発想そのものに問題があったことに気づきます。
そもそも、生徒たちにとって効率的に学ぶということが何かがわかっていないし、
効率的な学びをする必要があるとも必ずしも思っていない。

生徒達が耳を傾けるのは、真実の言葉(効率的な学びをする必要があることが真実というわけではありません)ではなく、
耳を傾けるに値する人物の言葉なのです。

自ら経験してきた狭い世界の価値観を壊し、新しい視点を備えながら再構成する。
そんなことの繰り返しで今までやってきたような気がします。

“わからない”から“わかりたい”。
かしこにとって学ぶための動機付けは至って単純なメカニズムで展開しています。

小2の頃、それまで買い与えられてきた超合金のおもちゃを
片っ端から分解し始めたその頃からずっと変わっていないような気がします。





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最終更新日  2006年06月15日 01時03分59秒
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