日々のあぶく?

日々のあぶく?

January 21, 2013
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=戯作者

愛妻家のイケメン旗本のお殿様・高屋彦四郎知久は、体も腕っぷしも弱く、
殿様らしからぬくだけた口調で商人らとも言葉を交わす。
人を見る目はあるが性格に難ありの貸本屋の世話人:山青堂の山崎平八は、
版元になろうと思い立ち、彦四郎(通称:彦さん)を戯作者にスカウト。
お上に目を付けられる危険、旗本が戯作者になるとは・・・などなどを理由に
はじめは渋っていた彦さんだったが、巷で起きた事件を戯作仕立てで解くうちに・・・。

お江戸の出版に関する仕組みは今とだいぶ違うことなど分かるのは興味深かった。

畠中氏はどうあっても周囲の事件を主人公が解くという図式なので、代わり映えはしない。

(彦さんが寝込んでいてアリバイ成立するところもあるが、普段から体が弱くなくてもよさそうだと思ってしまう。)
イケメンだというのも、設定はあってもそれに連なって何の問題も起きないので、必要を・・・(以下同文)
本文中では彦さんが適当な作家名で出版することになるが、
”柳亭種彦”(もとは狂歌の狂名)名義ではその後、実際に活躍した(有名な戯作者になる)らしい。
でも、そのあたりは描かれず、売れっ子になったという情報だけとってつけられても興ざめで、実在の人物である必要を(以下同)。
・・・体が弱く、イケメン設定が実在の人物によるものだとしても、
それだったらはじからはじまでオリジナルのほうがよかったのでは・・・?

読みやすいけれど、それだけ、かなぁ。
そう感じてしまうのは、畠中氏の作風に飽きてしまっているのかもしれない。


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戯作の一 

その推測があっていたおり、その話は世間を楽しませると(彦さん)を戯作者にスカウト。
彦さん一蹴。
だが、山青堂の手代・長介が惚れた娘に騙されていると気付き、お話にして彦さん真相を推理。
見事あたり、山青堂は別の男と駆け落ちするその娘の話を買う(戯作にする)ことに。

戯作の二

その戯作の作者を勝手に彦さんの狂名:種彦で出したため、彦さん激怒。
だが、種彦名義だったため、上司から亡くなった柴山殿の娘の子の父親探しを命じられてしまう。
真相にたどり着くが、柴山殿の意向を汲んで、はぐらかした答えを提示。

戯作の三
彦さん夫婦が夢中になって読む桂堂が出した戯作の作者の正体は知れず。
そのうち彦さんの妻・勝子だと噂が立って大騒動に。
実の作者は大身の旗本・石川伊織の妻、直子だった。
彦さんは騒動をまるく収めるため、作者は伊織ということにするのだった。
直子は戯作者を辞めるが、石川夫婦、高屋夫婦、桂堂、山青堂と内々で戯作の集いをすることに。

戯作の四
ようやく彦さん戯作を仕立て出版したが、売れず。
(しかも身元を隠そうと適当な戯作者名をつけるも、周囲にはすぐに正体がばれてしまう)
そんな時、彦さんの戯作が大阪の本と瓜二つ(海賊版)との疑いをかけられてしまう。
東西の版元の成り立ちによるいざこざによるものだった。

戯作の五
お上を批判した疑いをかけられた彦さんら。
だが、同心らが身内をかばってのことだったと判明。
また、高屋家のできる中間・善太は実は旗本を観察する徒目付・滝川善治郎で、
内偵に入っていたことが明らかに。

戯作の六
彦さんの戯作の一部が芝居小屋にかかり、原作も大ヒットに。
全編上映されることになるが、主役が死に、彦さんに疑いがかかる。
善治郎も協力してもらい明らかになった犯人は一座の狂言作者だった。
だが、騒動の渦中にいたことで上司に呼び出され、
出された罰は(適当につけた)戯作者名「夏乃東雲」では今後、戯作を書かぬこと。
軽い罰ですんだのは周囲が協力して柴山殿の了解を取り、
本当の父親(彦さんの上司の上司)に伝えたことと、
内偵していたが、戯作にはまった善次郎の助言もあってのことだった。






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Last updated  January 21, 2013 10:44:37 PM


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