ヘナヘナライター 生態日記

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加藤美保

加藤美保

2013.01.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『バーレスク』を観た。
いかにもアメリカ的な作品。『コーラスガール』や『シカゴ』、『フラッシュダンス』などと同系統だ。
ストーリーは非常にシンプル。主人公のアリは、幼い頃両親を共に亡くしている孤独な女性。片田舎にある冴えないカフェで働いている。しかしその胸には、歌とダンスに並々ならぬ情熱を秘めていた。そしてある日、夢を叶えるためにロサンジェルスにやって来る。そこで偶然、「バーレスク」というショーパプを知り、夢と希望、そして愛を手にするというサクセスストーリーだ。

ストーリーそのものはたいしたことはないのだが、全編に溢れる歌とダンスが素晴らしい。
主人公アリ役のクリスティー・アギレラはもちろん、圧巻なのはやはりシェールだ。その歌唱力と存在感は他の追随を許さない。

私がシェールを初めて知ったのは、『月の輝く夜に』だった。つまり、女優・シェールを先に目にしたワケなのだが、彼女はもともと歌手で名を成した人だ。この作品では、歌手シェールの健在振りが確認できるというか、時を経てますますその歌声に円熟味を増した彼女の歌い手としての魅力を堪能できる。

アリは、エンターテイナーとして素晴らしい才能を持ちながら、その人格は非常に保守的な女性として描かれている。たとえば、パートナーの決まった男性にはどんなに心惹かれていても手を出さないとか、一度好きになった人にはウブで一途だったり。舞台映えするからとショートカットを勧められても、舞台ではウイッグを利用しつつ、日常生活ではロングヘアを守り続けたり。

何も持たない女性のサクセスストーリーを描いた作品としては、アリの無欲さ、善人さは、非常に新鮮だ。イケイケドンドンな80年代には、こういう感じで女性は描かれていなかったように思う。アメリカでも保守回帰に進んでいるのだろうか?

まぁ、こんな風にいろいろ考えず、ただひたすら、そのミュージック、ダンスに酔いしれるのが、この作品の正しい鑑賞の仕方という気がする。





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Last updated  2013.01.17 01:24:18
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