「草原の椅子」（下巻）・宮本輝さん

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2003/05/02

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100264)

カテゴリ：読了本

遠間は、骨董品店で素敵な女性を知り合う。
でも、50歳の彼には過去に女性問題で懲りている。
「淫蕩」かな～？と、思い当たる。
もう、女性には懲りているが気になる・・・”貴志子”
「うっとりと盗み見てるだけでいい」・・・
そんな気持ちを富樫があおる。

富樫と遠間は、フンザに行く計画をたてる。
サラリーマンの遠間には、１０日間もの休みがとりずらい。
（解かるわ～、私もとれないもの）

だからこそ、一段落した頃と思われる時に休暇願いをだす。
頑張った分、休む！　半ば強引に。
富樫も量販店の時代は終わりつつあり、縮小計画をたて忙しい毎日。でも、バイタリティある富樫はフンザに行こう！と、思う。
遠間は、あるとき　貴志子を何気なくフンザに誘ってみる。
”まさか、おっさん二人の旅について来るはずが無い”と、思っていたが”行ってみたい”という貴志子。
で、３人旅になる事に・・・
でも、５歳の圭輔を　どうする・・・
富樫は「一緒に連れてきたら良い」というが、標高の高い地域に５歳の小さな圭輔・・・体力的に無理なのでは～？
富樫は「そんな所で生まれ育つ子供も居るのや、病気にかかったら、その時考えたら良い。簡単なこっちゃ、あんまり難しく人生を考えたら　あかん」・・・
で、不思議な関係の４人でのフンザの旅へ。
フンザへ着く前に「死の砂漠」と、呼ばれる日本列島より大きなタクラマカン砂漠・・・

圭輔も段々一人で出来るようになる。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

大自然は、いかなるものよりも偉大です。
いかなるものより綺麗だと思います。

宮本輝さんは、「人間力のあるおとな」を描きたかったと言う事です。

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