『午前三時のルースター』・垣根涼介さん

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2004/03/06

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100282)

カテゴリ：読了本

第１７回サントリーミステリー大賞受賞作品。

プロローグ・・・
成田空港のパーキングには、雨ざらしになったまま放置されているクルマが常時数台はあるという。
本来なら帰国するはずの持ち主が失踪していまい、結果的に長期の無断駐車となっている。

旅行代理店に勤める長瀬は、顧客のジュエリー・ナカニシの社長に「孫の１６歳の少年とベトナムのサイゴンに行って欲しい」と頼まれる。
引き換えに、会社の旅行を長瀬に任せるという条件で。
長瀬はサイゴンには３度行った事が有り、引き受ける事に。

孫である慎一郎は、何故、サイゴンに行きたがるのか？
実は、４年前に慎一郎の父がここサイゴンに仕事で行ったきり行方不明になっていた。

行方不明といっても、血の付いたジャケットなどが発見され、誰もが生きていないと考えていた。
そんな時、慎一郎はテレビのサイゴンを特集している番組で、意外な事、意外なものをみつける。
それで、志望高校に入学できた祝いに、祖父にサイゴン行きを取り付けた。
父の居なくなったサイゴン・・・
ジュエリー・ナカニシにとって、今では唯一の後継者の慎一郎。

サイゴンでは、空港につくなり邪魔が入る。
ホテルなどすべての予約がキャンセルされていた。
そして尾行され、カーチェイス・・・・
何故？父親の消息を探しに来ただけなのに・・・
追われ、行く手を妨害され、危険なめにあうのか？？・

ベトナム・・・・・

でも、貧しい生活。そこにギャングはつけこみ・・・

”結局は、感じること、気持ちとして残る部分がすべてに優先するんだよ。”

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミステリー的な　”おち”は、大体予測道りです。
でも、サイゴンでの様子は、臨場感があって面白かったです。それで、これはスイスイ読めました。

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