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世界の猫第3弾! 第2弾「ノルウェイジアンフォレストキャット」はこちら今回は「リビアヤマネコ」です!!とんでもない猫を取り上げますw普通のペットショップには売ってませんからwどんな猫かというと、すごいですよ!世界中のすべての飼い猫はこの「リビアヤマネコ」から始まりました!あの、エジプトのピラミッドの壁画にも描かれたとされる、「アビシニアン」でさえ、この「リビアヤマネコ」が祖先と言われています!【歴史】世界のイエネコ(人に飼われているすべての種類)は、まさにこの猫から始まります。人の文明の始まりとも言える、古代メソポタミア文明(チグリス、ユーフラテス)、年代的には紀元前5000年(現在から7000年前)頃の遺跡に、歴史上初めて人の住む場所に、猫の遺骨が発見されました。発見されたその骨格が、リビアヤマネコそのものだったそうです。人類史上初めて、猫を飼う事になったいきさつは、メソポタミア文明を知ると、よ~く理解できますw【経緯】このメソポタミア文明、人類が始めて農業が確立された事で有名です。 ■ 穀物がたくさん収穫されると言う事は、それを狙うネズミが増える。 ■ ネズミが増えると、それを狙って猫が集まってくる。 ■ 人家のすぐ側まで猫が行き来するようになり、人に慣れる猫がでてくる。 ■ 人に慣れた猫を、かわいがる人がでてきて、家で餌を与え飼うようになる。現代に措いての、野良猫を飼いならすのと変わりないですねw昔も今も、人と猫とネズミの関係は切っても切れず、そのため猫が人間に重宝され、時には神の使いとされた事がよく分かります♪【特徴】写真の猫がまさにリビアヤマネコですが、山猫な割には油断してますねwその柄は、ベンガルキャットとアビシニアンを足して2で割った感じのようです。熱い所(アフリカ・中東アジア)原産なだけに当然短毛種のみ。体型は中型。野生種なので筋肉が発達していて、2m以上の跳躍も楽々!【性格】性格はとても野生的・・・って野生の肉食獣そのものです!ペットショップ(珍獣専門)で世話をした人の話では、人に慣れる事はなく、視界に入るとかごの中から飛び掛ってきたり、終止威嚇していたそうです!【注意】こんな猫を飼おうとしないでください!猫と言えど、猛獣(一部、人に慣れるのもいるらしいが)です!一部のセレブの間では、こんな珍しい猫(サーバルキャットやカラカル)を大金で買って、危ないからと爪の除去手術をし、歯を抜き、臭いからと臭腺も除去手術。そんなの本当の猫好きとは言えないですよね。せめて、これらがいる動物園に見に行く程度がいいんじゃないでしょうか。猫の歴史や野生種のロマンに想像を膨らませるのが良いのです♪【おまけ】日本代表・イリオモテヤマネコ(西表島のみに生息)アジア代表・ツシマヤマネコ(対馬、モンゴル、中国に生息)野生の猫って、かっこいいな~w青森県代表・ハチノヘイエネコ(かつひで家に生息)ちょwwwそれっぽいけど、腹がwwww
2007年04月15日
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世界の猫シリーズ第11弾!! 第10弾、「日本猫」はこちら 今回は「ベンガル」です!! 世界の猫シリーズ、全部見る?数あるスポット(斑点)を持った野性味のある猫達の中でも、この「ベンガル」は別格!?「オシキャット」と違いイエネコの交配から産まれたのではなく、人為的に野生の猫種「アジアンレオパードキャット」(ベンガルヤマネコ){ツシマヤマネコの親戚}を元に作出されました。「ベンガル」の名も、「アジアンレオパードキャット」の学術名「Felis Bengalensis」からきています。ちなみにツシマヤマネコは「Felis bengalensis euptilura」アジアンレオパードキャット(ベンガルヤマネコ)【歴史】美しいスポットを持つ野生猫種と性格の穏やかな家猫との融合は、古くからの愛猫家達の理想でした。中でも「アジアンレオパードキャット」は体重4kg前後と、家猫に大きさが近く数十年前から交配が試みられてきました。初めて記録に残ったのは1950年代後半、アメリカ・アリゾナ州に住むジーンサグデン女史が地元のペットショップでアジアンレオパードキャットのメスを購入することから始まります。彼女はドメスティック(雑種家猫)の短毛黒猫のオス猫と交配をさせ、1963年にベンガルの元になるような子猫が生まれました。その後一時繁殖計画はストップしてしまいますが、1970年代に入りカルフォルニアの遺伝学者ウィラード・センターウォール博士が白血病の研究の為アジアンレオパードキャットと短毛種猫を交配させ、多くの子猫を誕生させました。博士はその産まれた猫の内8匹のメスをジーン・サグデン女史に譲り渡し、再度繁殖計画が再開されました。そして1983年、ジーン女史によりTICAに『ベンガル』として猫種登録され、1985年には初めてキャットショーにも出陳され圧倒的な人気を得ることになりました。なを、CFAでは野生種との混血を認めない規則があるため現在も認定&登録をしていません。TICAでも色々な問題から4世代以降からしか「ベンガル」として認めていません。【特徴】ベンガルの体の模様にはスポット(斑点)、マーブル(大理石)、ロゼットがありますが、中でも大人気なのがロゼット!薔薇の花の模様と言う意味で、まさに豹柄。この模様が出るのは、野生種の血が入った猫種のみです。体はがっちりとした筋肉質で大きな足先、太いしっぽ、丸く広い耳などが独特。【性格】何世代目かによって異なるようですが、野生種の血を引いてるので当然と言えば当然?アジアンレオパードの親に近い3世代までは、警戒心が強くペットとして友好的では無いようです。しかしながら4世代目以降、正式に繁殖され世に流通しているベンガルは、だいぶ改良され家族として、相棒として、十分人に慣れ家猫としての穏やかさを持っているようです♪【注意】野生種から作出される猫ですのでどの猫より注意が必要なのが世代の問題です。日本のブリーダーの中には、第一世代から売っている方も居られますが、公認団体では第1世代の売買は認めていません。更に第3世代まで登録もされません。これは性格の問題もありますが、野生種の保護の問題等色々な理由があり、第三世代までのオスは、繁殖能力を持たないこともあげられています。第四世代以降が飼い易さの点でも勧められます。飼う環境の点では、活発で運動が大好き、特に跳躍力が自慢の猫ですので、キャットタワーなどを活用して、たっぷり運動や遊ぶことが出来る環境が必要です。【おまけ】ビュイック ベンガル・・・って売れないだろこんなデザインw
2007年07月15日
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