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はしり梅雨というのだそうですね。今日からしばらく続く、梅雨の前触れのような、こんな雨のことを。 梅雨、と考えるとげんなりする気持ちがある一方で大好きな花が次々と咲く季節に、心がわき立つ頃ともいえて。 古刹にて。連なる寺社の建物と花々との長く静かな語らいを耳にしたような気がして暫し佇む。というか、佇みたくなるけれど、例えば、あじさいの頃の明月院ともなれば、そうもいかなくて。ただ雨の頃の花は、水のきらめきをまとうから、何でもない路肩にあっても美しい。傘のひさしごしから、車窓ごしから、目を捕らわれる。花々がささやき合う声を聞くような気がして、耳もまた捕らわれる。あじさい。花言葉は、移り気。白い花は、気の迷い。空色は、冷淡。花が知ったらどう思うだろう。この花言葉を。この淡く綾なす花々ゆえに、そういわれるの? 私が、もしもあじさいだったら、少しさびしく思ってそして苦く笑うだろうな。でもね、他の説もあるのです。「辛抱強い愛情。元気な女性」という花言葉。こちらのほうがず~っといい、合っている。雨を彩る花、あじさい。今日6月2日の誕生花。 外からは雨音しか聞こえてこない。街の喧騒は雨の扉の向こうにあるようでまるで聞こえてこない。それでも、夕方までは鳥のさえずりが聞こえてたのに。空は、深く玄く。ななすけも、手足を投げ出してずっと眠ったまま。暫時。雨音を聞きながら、お茶を飲んでる。雨の日には、何故かこのお茶を選ぶことが多い。台湾産の青茶。梨山烏龍茶(りさんうーろんちゃ。リザンウーロンチャ)一年の大半を霧に包まれる山腹の茶畑。茶葉のまとった霧がしずくになって、そのままお茶になったような気がする。明日以降荒れる予報も出ているけれど、今夜は静かな雨の夜。霧雨を味わうような思いで、このお茶を頂く。
2005年06月02日
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茶柱が立つと縁起がいい。。。朝いただく日本茶に茶柱が立つとささやかだけど、いい感じの気持ちで一日が始められたものです。何となくにこにこして、挨拶の声もいつもより明るくなって、こちらがそんな風だと、周りにも伝播するでしょ。それは、また自分に返ってくる。そう、まるで合わせ鏡のように。ささやかなことでも、良いことが少しずつ重なっていくと、なんだかとってもいい一日だったなぁと夜眠りにつくときに感じるもの。「いい気持ちで一日を始めることができる」これって、かなり大切なことなのかもしれませんね。ただ、急須に目の細かい茶漉し網が張られるようになってから、茶柱は縁遠くなりましたよね。きれいなお茶が入るけど、茶柱が立たないお茶。もしかしたら、日本人の幸福感増幅に水をさしているかもしれませんねぇ。。。 中国茶には、飲杯に直接茶葉を入れて湯を注ぐ淹れ方も多く、茶葉によっては、かなり見事な茶柱が立つのですよ。 特大でしょう。といっても、日本茶の茶柱の多くが茎であるのに対して、こちらは葉っぱ。それも、芽の部分なのですよ。これは、白毫銀針(はくごうぎんしん・パイハオインヂェン)というお茶です。浅い春の頃、茶樹の最初の太い芽を摘んで作られるのです。中国茶の分類では、白茶と呼ばれるものになります。白茶は、茶樹から摘んだ葉っぱを日光などにさらして自然に萎えさせ、ごくごく弱く発酵させたお茶のことです。この白毫銀針も、太陽が昇る前に摘まれ、風通しのよい場所で、春の、まだ弱く柔らかな日差しにさらして作られるのです。茶葉は、全身、白毫、すなわち白い産毛で覆われています。そして、それが名前の由来に。 こうして、お茶を淹れる前の茶葉を見ていても、緑の葉と輝く産毛が、とても、とてもきれいだなぁって思いますが、お茶もまた、素敵なんです。上の茶柱の写真の拡大ですが、 きらきらと、細かな産毛が舞っています。これは、夜、白熱灯の灯りの中での写真なので、お茶の水色は伝わりませんが、薄い、ごく薄い黄色をしています。あまりにも薄いので、茶葉の色を映したように、緑がかった透明なお湯にも見えます。澄んだお湯の中で茶葉が浮かんでは、またゆっくりと沈み、だんだんに摘まれたばかりのような瑞々しさを取り戻し。。。その周りで、光る産毛が踊る様子は、時間を忘れて見入らせるものがあります。一般に白茶は、熟れる前の果実の香りに喩えられますが、このお茶は、どこか緑茶のような青みと、香ばしいほっくりとした甘やかな香りがします。青々しい栗の花。それを連想させるのです。萌芽の持つ鮮烈さが、茶葉の柔らかな発酵が作り出す香りとあいまって生まれたような、爽やかでありながら芳醇、そしてやさしい甘さ。微かな印象がいくつも重なったような、様々な味わいを持つお茶なのです。見つめつつ、味わっていると自分を取り巻くものをポジティブに見つめられる自分へリセットされる気がします。 「ポジティブ」なこと。。。「幸せ」って、自分からどんどんなることができると思います。「茶柱」ひとつでさえも、きっかけになると。(もちろん、同じように「不幸せ」にもどんどんなってしまうこともできてしまって。なら、「幸せ」なる方への連鎖を選ぶ)単純すぎるかもしれませんね。でも、私はそう思うのですよ。「人間(じんかん)合わせ鏡」、そんなふうに言っても良いかなって。そう、思うのです。
2005年05月30日
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前回の日記へ頂いたコメントへのお返事、とてもとても遅くなってしまい大変失礼をいたしました。本当に、ごめんなさい。ブログの更新もせずにいた間訪問してくださった皆様、せっかくいらしてくださったのに本当に申し訳ありませんでした。今回パソコンの引越しをしたのですが、それがトラブってしまったのです。 発端は、ウイルスセキュリティソフト絡み。今回購入して1年以上経つパソコンに引越したのですが、ずっとネット環境においてなかったので、ある時期にセキュリティソフトを削除しちゃったのです(期限切れアラートが煩わしかったので・・・)。なので、今回ネットにつないだら、楽天ダウンロードで購入したソフトをインストールするつもりで、ほぼセキュリティ無しの状態でインターネットへ。こういうことをすると、すっごいことになりますね。あっという間に、本当に、あっという間に、スパイウエアやアドウエアが入り込んできて。「スパイボット」などの駆除ソフトでも全部駆除しきれず・・・結局パソコンの再セットアップをしましたよ。 その後バンドル版のセキュリティソフトをとりあえずインストールしてネット接続を試みたのですよ。使い勝手を知りたかったので、初めて使うメーカーのソフト(3大メーカーのひとつ)を入れてみたのですが、これが裏目に。。。ネット接続がすごーーーく不安定になってしまって。調子が良ければ2ページほど閲覧OK、悪いとブラウザを立ち上げても「サーバーが見つかりません」と言うだけで全くサイトが開かず。。。設定をいろいろ変えてみたけど、調子悪くなる一方。久しぶりにお手上げでした(かなり、くやしい・・・・)。諦めて、近くのPCショップで今まで使っていたメーカーの2005年版セキュリティソフトを購入して来ましたよ(このソフトは、ヴァージョンアップして思いがけ無いほどGOODに!)。もう一回PCをリカバリ。セキュリティを整えてどーにか復旧できました。。。。。 「スパイウエア」ユーザーが知らないうちにパソコンに入り込んでキー入力や操作、閲覧HPなどのユーザー情報を記録して、取得した情報を密か外部へ送信するプログラムのことです。マーケティングなどを意図して送り込まれることが多いみたいです。ユーザーが意図したソフトのダウンロードに付随して密かにインストールされてしまうことが多いようですね。活動は全体的に密やか。見つかってしまったらスパイとは言えないですものね。一方「アドウエア」も何らかのソフトに付随してインストールされてしまったりするのですが、こちらは、強制的に広告を表示させたり、不快なサイトへの誘導ウインドウを定期的に立ち上げたり、スタート画面を勝手に変更したりと、動きはかなり派手です。誘導といっても、今回などは「CLOSE WINDOW」というリンク文字があるだけで、そこをクリックすれば閉じると思わせる姿をしていたのです。クリックすると、あまりにもあからさまなサイトが立ち上がり「ひぇぇーー」っていう感じ。。。 これらは、かなりの高確率でパソコンに入り込んでいるというニュースを読んだことがありますが、大げさなことじゃなかったのですね。スパイウエアへの対策を探していた時に、日経BPの記事で「こんなPCはネットにつなぐな」というものがありましたが、その記事にあったマシン(自作PCでノンセキュリティマシン=ダメマシン)は1時間あまりでボット型ウィルスに感染、その後アドウエアが入り込んだためポップアップ広告が現れ続けたとのことです。私の場合、1時間どころじゃありません。たぶん、ほんの2、30分。今回被害を大きくした原因はwindows updateを行ってなかったこともあげられます。ネットにつながずにいた1年間に、セキュリティホールの脆弱性への対応がなされずOSがどんどん弱くなってしまっていたのですね。windowsPCをネットで使っていくのでしたら、OSとセキュリティソフトのupdateは絶対に忘れてはいけないのですね。自分のPCを守るために、そして、感染マシンとなって誰かのPCを傷つける犯人に自分のPCがならないために。 ところで、今回、スパイウエアなどが入り込むきっかけになったのが何なのかは具体的にはわかっていません。ダウンロードしたものは、2つ。ひとつは、ADSLモデム用のデバイス。もうひとつは、この世界では老舗になったといえる検索用ツールバー。閲覧したサイトは、ダウンロードした上記のサイトとプロバイダHPと全国紙ウェブサイト、あとはこのブログ。どれも犯人とは思えませんが、やっぱりそのうちの何かが原因だったと猜疑する気持ちを捨て切れません。優良企業、優良サイトだとしても猜疑心を捨てることができない社会、ちょっと淋しい気がしますね。。。 久しぶりのブログ、ぐちになっちゃいました。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
2005年05月26日
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ニューヨーク精神衛生研修センター、ダンケル博士の「寝相と性格の関係」によると、寝相にはその人の性格が表れるそうなのですよ。。。もちろん、類型としての解釈で、例外はいっぱいなわけですが、とりあえずは、次のような感じらしいのです。。。この人間での分析、猫でも当てはまるかしら? ということで。 <胎児型> 依頼心が強く、甘えん坊の性格。自分自身を解放できず、自分を守ろうとするばかりに閉鎖的になりがちな面があります。 *ななすけの一番得意な姿勢。。。というか、猫一般に一番多い寝姿デスヨネ。 うん、うん、ななは甘えん坊だし、当たってるかも。 閉鎖的っていうのは後天性の性格かな。お部屋飼いだもの。。。<うつぶせ型> 清潔な性格ですが、細かいことを気にしすぎるよう。思わぬ出来事を避け、何事もなく過ごすことを願うタイプです。 *うつ伏せの写真を探すのは大変でしたよ。 ななの寝相でも少なくないはずなのだけど。 猫一般に清潔好き。ななも例に漏れず・・・です。 <王様型> 王様のように強いパーソナリティがあり、人柄のいい性格です。精神的にも安定し、開放的で、他人に対して寛大です。 *ななのお腹の迫力には目をつぶって! 他人に対して寛大ですか。。。私との関係では当たってる。 私のわがままをそのまま素直に受け止めてくれるもの、ね。<半胎児型> 適度に自分を守り、解放できるバランスの取れた性格です。社会に対しても柔軟な姿勢で対応できるタイプです。 *この姿勢で眠っている時は、一番気持ちが安定してるってことなのかなぁ。 今後のなな観察の参考にしましょ。私は、どうだろう?少なくてもうつ伏せでは絶対に眠らない・・・顔にシーツの模様がついたら大変だから。。。ダンケル博士は、こういうチョイスをどう分析するのかな? (細かいことを気にするあまり、それを避けてる、、、云々?) (でも、シーツ模様がつくのは細かいことではナ~イ、というのは私だけ?) 寒い日が続きますね。風邪をひいてしまいそうな・・・みなさま、ご自愛くださいね。
2005年05月12日
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早起きして、久しぶりに海岸へ。サザンのコンサートの余韻を名前にとどめる、茅ヶ崎の海岸、サザンビーチ。(サザン茅ヶ崎人は、あの音たちを忘れられないのデス・・・)「やっほー、えぼし岩! 写真撮っておこう」って、デジカメをON。「CFカードが入っていません」。。。またまた、写真がらみの失敗。ケータイ、、、も、ない。持って出なかったのですねぇ~。失敗する時には念が入ってる。。。 ななすけに石と貝殻を拾ってお土産。海岸に届いた石は滑らかに丸くって、ななのいいおはじき。。。 サボテンが蕾をつけたのです。 またも、とげを持つ植物ですね。私の家には、そういうものが多いのです。蕾。まだほんの1cmほど。咲くとこんなに見事な花。 孔雀サボテン。色はよく見かける鮮やかなピンクや白ではなくて、やわらかな桃色。月下美人にも似た大輪の花は、月下美人と違って日中も元気よく咲いて、2、3日は楽しめるのです。 このサボテンは、大きな花で自らを飾ろうとするくらい、たくさんの花を一度に咲かせるのです。花をつけすぎて、花に養分を取られてしまい、ついには自らを衰えさせるくらいに。今回蕾をつけたこの一枝は、去年の夏サボテンを守るために蕾をつけた葉々のうちから間引かれ捨てられたもの。もしかしたら生きるかもと頂いて、土に差し込んでみた。残念ながら30cmにも満たなく根もない葉はその蕾を守りきれず、去年の蕾は花となることができなくて。だから、サボテンももういけないかなぁと思ってた。ちっとも育った様子を見せないし、根ははらなかったかぁと諦めてた。それが、蕾をつけたのです。今年は咲くとよいな。。。
2005年05月09日
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今日は、端午の節句。 「菖蒲の節句」とも言われていますよね。菖蒲湯、今日入りましたか? それとも旧暦の5月5日に入りますか?その香りで邪気を払い清浄に、ということでしたら、旧暦の5月5日(新暦で、今年は6月11日)が良いかもしれませんね。梅雨のさなか、精油でもあるアザロンやオイゲノールなどの香り成分が肌も気分もすがすがしくしてくれますものね。私のふるさと福島県会津の家では、旧暦に菖蒲とよもぎを束ねて菖蒲湯を仕立てますが、ここ神奈川では、菖蒲湯と言えばやっぱり今日なんでしょうかね。お花屋さんでもスーパーでもたくさん売っていましたね。 その菖蒲、青葉が美しかったのでお茶に添えてみましたよ。 茶器まわりも、少しだけ夏風に。ふら~り立ち寄った、3コインショップ(300円ショップ)で見つけたガラス器。本来は、なんに使うものなのかなぁ?見つめていたら、茶托に良さそうで、本当に茶托にしてしまいました・・・切子のような鮮やかな青も好きだけど、この器のような深い水の底をのぞきこんだような澄んだ青は、何故か心の中のふるさとに帰るような思いがして好き。白い器と、白いクロス・・・無骨なあおガラス。中国茶を頂く揃いの仕立てではないけれど、きっとお茶は許してくれるでしょう。今日のお茶は、緑茶のような青茶。台湾の「文山包種(2月10日の日記)」。お茶のカテキンと菖蒲。健康リラクゼーション・・・かな。 予断、先入観・・・ やっぱり失敗の元になりますね。 撮っている時、ぜったいわさびだと思っていて・・・違ってましたね。わさびの葉っぱが見当たらない・・・花の写真を撮る時には葉っぱも入れとくといいよ~って言われてたのも守ってないし。ひどい失敗。 此花は何ものぞ?たぶん、クレソン、かなぁぁ・・・・・たぶん。
2005年05月05日
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「捨てる」って、エネルギーが要りますね、ほんと。この連休、外はすっごくお天気がいいのに、何の因果か私は家の中の片づけに勤しんでいる。引越しもあるかもって思っているから、かなり大掛かり。で、疲れる。もう、一日が終わると、へとへとへとへと・・・ 物を捨てること自体が大変なこと。物を捨てない祖母のもとで、バリバリのおばあちゃん子として育った私は、物を捨てられない。それを捨てるんだから、身をそぐような。それに今まで側にあったものとの対峙だからね。物だって放つでしょう、なぜ捨てられるのか聞きたいっていう思いを。本当の引越しの方が疲れない。。。時間制限、思い切れるからね(引越し経験5回デス)。こういう、身体も頭も疲れる時には、チョコレート。やっぱりチョコレート。ちょっと、片付けたらひとくち。少し作業をしたら、またひとかけら。 相変わらずチョコレートを食べる時には中国茶な毎日。 焙煎の香ばしい味わい、しっかりボディの青茶と一緒だと、とてもいい感じ。懲りもせず(3月31日の日記)、またもやホールで買ったしっとり柔らかガナッシュのチョコレートケーキと鳳凰単[木+叢]蜜蘭香(1月23日の日記)や宋種単[木+叢](4月8日の日記)。ともにライチを思わせる香りのお茶。その香りが引き立つ感じ。大好きなガーナは岩茶、鉄羅漢(2月23日の日記)で。鉄羅漢は口の中でチョコレートと出合ったときにまるで香りの良い果実を食べているような感じになる。ミルキーな南国風の果実・・・まるで、窯変。いつもながら不思議な気がする。でも、お茶だから、ね!食べるそばから、口の中がさっ~ぱりするでしょう。で、どんどん、どんどんチョコレートが食べられる。。。鼻血が出ないうちに止めなくちゃ(子どもじゃないんだから・・・) 昨日の明け方、雨だったからね。。。雨上がりに2つの宝石。白い釣鐘としずくの水晶。 緑色はシルク? 滑らかな手触り。サテンみたいでもある。ともあれ、2つの宝石は、柔らかく包まれている。 監督のピーター・ジャクソンは、どうしてハルディアの死を描いたのだろう、と思う。「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」の中で。いつもそのシーンで戸惑う。「指輪物語」の作者トルーキンは、ハルディアの死を描いてはいない。何故、原作にないエピソードが必要だったのかな・・・と。ローハンの民を根絶やしにしようとする敵の前に、ローハンの王セオデンは「助けは来ない」とヘルム谷の戦いを絶望で迎えようとしている。その絶望を払うのが、裂け谷のエルロンドの伝言を携えてやってきたエルフの軍隊。伝言は「昔エルフと人間の間に同盟が結ばれた。その義務を果たす」。その軍隊を率いていたのがハルディア、「共に戦えることを誇りに思う」と言いつつ。そのハルディアが、勝利を見る前に命を落としてしまう・・・ トルーキンの物語は抑制がきいている。抑制から解き放たれて、時には、余白から読み取って、読むものは想像力を広げる。だから、人によって作品から受ける味わいは変わる。(トルーキンのみならず、誰の作品でも)原作と違っていくのは構わない。全く構わない。その人が何を読みとったのか、そのことに触れるようで、それはそれで楽しいもの。だからこそ、読んだ人が描いた世界には、読んだ人の「意味」が込められるでしょう?ならば、ジャクソンの映画が、ハルディアを通して描こうとしたのは何?第三部「王の帰還」にいたって、ヘルム谷で助けら勝利を得た王セオデンは、今まさに窮地に落ちようとしているゴンドールを救いに行くことを躊躇する。うーん、、、それって、ハルディアがもたらしたものが何らセオデンの中に育まれていない感じ。。。だから、戸惑う。「人間って、こういうもの」、ジャクソンが書きたかったのはそのこと?「たぶん、そうじゃないの」って、なな、そう言ってる、もしかして? 「違う。片付けるか映画見るか、どっちかにしたら、だよ」。
2005年05月03日
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今も変わりなく元気かな、花きりん。 詩画家、星野富弘さんの作品を展示している群馬県東村の「富弘美術館」には、大きく育った花きりんの鉢植えがあった。事故後の星野さんを見守り続けた花。美術館が開かれると、星野さんの自宅から美術館に運ばれたものだという。私が行った頃には、草木湖を眺めるようにおかれていた。ひょろりと伸びた幹は天に向かっていて。かわいいかわいい花をつけるのに、その花の下、ひょろりと伸びた幹にはびっしりと棘。近づくものを寄せ付けないようにも、待ちわびているようにもどちらにも見える。この花に惹かれて帰った。その後、自分でも育ててみた。そして、時折、また富弘美術館の花きりんにも逢いたい気持ちになる。 「富弘美術館」 http://www.vill.seta-azuma.gunma.jp/htm/azm11110.htm
2005年04月28日
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どんな出来事の中でも、季節は移り変わる。今年も、季節が巡ったことを伝える便りの一つが届きました。。。 マンゴスチン。生果の輸入が解禁されて、今年で3度目の季節。タイの果実は、今年もましろな果肉と深い紅の皮、あの自然の猛威の後でも、いつもと変わることなく。 一度でいいからお腹一杯食べてみたい、実はそう思っています。果樹をゆすって、落ちてきたのを次から次へと食べてみたいなぁ。。。タイ、マレーシア・・・行きたいなぁ。うん、行きたい。 1個1個の大きさのせいでしょうかしらね。1個食べてもなかなか満足しないですよね。といっても、例年1個の値段が決して安くなくて1個と決めて1個食べるようにしないと破産しちゃう。。。マンゴスチンの輸入解禁までには、害虫のミバエ対策のために10年もの年月を要したとのこと。値段は仕方ないって思ってましたが、今年、少し安いのかな。3つで、昨年の1個くらいの値段になりましたね。で、こんなふうにして売っているのもあって。 (私が今まで気がつかなかっただけかもしれませんが・・・)食べやすく皮の半分を切ってあって助かる。中が痛んでいないこともすぐに分かって助かる。どじな私が皮をむく時に服まで汚すことなく助かる。とはいえ、果樹を揺すりたい夢は消えず・・・次から次へと食べたい夢は消えず・・・です。 マンゴスチンは台湾でも結実するそうです。そんなことを考えながら台湾のお茶と一緒に、果実を。透き通るような味わいの阿里山珠露茶(3月3日の日記)。マンゴスチンの味わいを損ねることなく・・・お茶の味わいも失われることなく・・・ 佐佐木由幾が 神を語る人々の辺に吾は われの神 うたがはず 会はずといへどそう詠ったようにいろんな人の心の中にある 毎日の その日々のなかに今も 信じる
2005年04月27日
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心から本日の事故でお亡くなりになられた方々のご冥福と負傷された方々の一日も早いご回復をお祈りいたします。事故に遭遇された方々のご家族、ご友人のみなさまへお見舞い申し上げます。
2005年04月25日
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「ひときわ青く」。この茶葉の鮮やかな明るい緑に目を奪われます。まるで、新緑のよう・・・「本山」という名前のお茶です。 「本山」と書いて「ほんやま」と読む静岡産の緑茶がありますが、こちら「本山(ホンザン)」は、中国福建省、安渓産の青茶です。見つめているだけでも、茶葉の美しさに心地よくなってくる気がします。本当に青々としてきれいなんです。ごろっとした茶葉は、甘い香ばしい香りを放ち、お茶を淹れる前すでに、目と鼻から魅了してくれる感じです。水色。茶葉の青みを移したような、緑がかった黄金色。 重ねがさね、爽やか。。。ところで、こんなに美しいお茶なのに、あまり知名度がありません。理由は、同じ安渓産の有名な有名なお茶「鉄観音(2月15日の日記)」ゆえ。飲んでみれば分かりますが、とーっても「安渓鉄観音」の味わいに似ているのです。最近、より人気を高めている焙煎の軽い、青い「安渓鉄観音」に。それゆえ、この「本山」には、「小鉄観音」の別名があるのです。時には、「鉄観音」に混ぜられたりしてしまうのです。だから、もしかしたら、知らず「本山」を飲んでいるかも、、、なのですね。。。似ているとは言え、「森の入り口に立ち、その爽やかな香りを吸い込んだような時を思わせる香り」、「美しい黄金色の水色」、「あまやかな味わい」、「爽やかな中にもコクを失わない強いボディ」。本山の魅力は尽きない気がします。知らず飲んでいたとしても、決して、満足できないという味わいではなかったかもしれませんね。ええ、今回の本山を飲んだ時に感じたのは、老地方茶坊の「安渓観音王」を飲んだ時の満足感に負けないものでした。だからこそ。ぜひ、「本山」として出合いたい。。。こうしてブログを書いているうちに、お茶はどんどんさめていきます。でも、あまたの良いお茶がそうであるように、「本山」は、さめて一層味わいを深めます。 例えばクリスマスケーキ。家族で切り分けた時に、どのパーツをもらうかに迷った経験はありませんか?幼い頃の私は、サンタクロースが乗っているところが、とか、ウエハースのおうちが乗っているところがいい、とか、もみの木のおもちゃのところでなくちゃ、とか。。。迷いに迷い尽くしたものでした。。。今日、お茶といっしょに頂いたこのういろうもそうなのです。ようかんのように1本で誂えられた このういろうを切り分けると、桜の花のところ、桜葉のところ、なーんにも乗っていないところと、、、出てしまうのですねぇー。 だれだって、桜花のところが食べたいものですよね。本当に困る誂えです。本当に、困る。。。 全部独り占めしそう。。。 人がいないともの寂しい。。。お祭りって、やっぱり賑やかな方がいい。今年の大岡祭の宵。
2005年04月24日
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「麺食い」です、私。一番は、日本そば、スパゲティ、どっちかな?三番手は、ラーメン(中華麺)四番目は、うどんかな?五番となると、冷麦、そうめん、冷麺、リングイネ、ラザニヤ・・・ 順番なんて無意味だ。。。というわけで、毎日、何かしらを食べている気がします。今日は、お天気が良かったので、冷製のトマトソーススパゲティ。冷麺などは冬の間でも作るのですが、今日のレシピのスパゲティと冷麦は、不思議とこれから夏いっぱいにかけてのメニュー。他のシーズンは食べないんですね。。。このスパゲティが食べたいと感じるということは、身体が夏に向かう準備OKということかな、って思います。 もともとは港区にあるパスタやさんのメニューだったと思うのですが、今はもう、完全にアレンジ。同じなのは、材料くらい。オリーブ油、にんにく、トマト、レモン、バジル、塩。ブラックオリーブも入れるときれいなのだけど、今日はパス。(計画性なしの「ふと食べたくなった、だから作るわ料理」なので、手元になかったのですね・・・)というわけで、スパゲティも手元にあった1.8mm。それにしても、冷たい麺ってたくさん食べられる。。。おかわりまでもして、完食。ちょっと、食べすぎ?この料理は、トマトの味が濃くなればなるほどおいしくなる。これから夏に向けて太陽の光が強くなればなるほどおいしくなる、というわけですね。。。 この料理には、紅茶、アイスティーがいいのだけど、今日は、温かい方を飲みたくて。でも、さっぱりしたものが頂きたいなぁ。。。で、料理に使ったレモンつながりで、珍しくレモンティー。 こちらもアレンジ。レモンは果実を絞って、パイナップルジュースとブレンド。それを紅茶に入れて。。。紅茶は、レモンが入ると瞬間に、色味を変える。。。深みをたたえた赤は、軽い軽いオレンジに。見た目も味わいも軽くて、さっぱりしたトマトのソースパスタに、さっぱりと合う。。。温かいお茶なので、グラスを口元に持ってくると、ふんわりパイナップルの香り、、、パイナップルジュースが入っていると知らなければ、リンゴかカモミールが合わせてあると思う感じかなぁ。甘酸っぱい香りと味わいが、レモン果汁たっぷりな紅茶を、それとは思えないマイルドさに。冷めるまでゆっくり飲んでいたら、アイスも悪くなさそうだし。。。紅茶も、全て飲み干して。これで、なまもの系材料使いきり、食べつくし、でした。。。
2005年04月22日
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雨が降りましたね。まさに、「穀雨」の今日。なんだか、大地が雨を呼んだかのよう。「春の雨 降りて百穀を生化す」という節気、「穀雨」穀物を潤す雨。穀物は雨を得て、威いほどの勢いで緑を深めていくのですね。。。いつも思うのだけれど、二十四節気に、それぞれを名づけた先人はすごい・・・ ありもあまやどり。柔らかい雨、「春雨じゃ 濡れて帰ろう」と決めて歩き出しそうにも見えて。この花の名は「シャガ」。お寺などに植えられていることが多いから、街中にいても見かけることの多い花ですね。そう、日本人にとって、とても身近な花。その身近さに、「アイリス ジャポニカ」という学名を名づけえたくらい。。。アイリスはあやめ。ジャポニカは、言わずと知れた日本を表わすことば。清楚にして複雑。強く、そばにある。なんだか、素敵な女性のことを話しているような感じですね。 私は女性ですが、前向きで明るい頑張りやさんの女性が大好きです。(あ、変な意味ではなくて。男性にも敬愛する人多いですヨ。先日の日記のMさん始め)生きていれば、いろんなことがある。楽しいことだけじゃなくて。そういう時に、他をうらまず、自らを信じ、自らを支える力と仲間を持つ人。素敵だと思う。だからきっと、「のだめカンタービレ(4月18日の日記)」ののだめはいいなぁと。。。(もちろん、頑張りやさんの男性、千秋の魅力も・・・ クドイ、デスネ)のだめを読み重ねると同様、このところツボにはまって何度も見ているのが、「キューティ・ブロンド」。 リーズ・ウィザースプーンが究極の”ブロンド”で挑んだ映画。リーズのキュートな魅力に負うところが大きい映画ではあるけれど、この映画は、とーーーっても元気をくれる。おとぎ話かもしれない、荒唐無稽な。でも、自らを信じ、情熱と信念を持って歩んでいくことが、幸福を得る一歩であるということはおとぎ話ではない。そんなこんなと、いろんなオマージュがちりばめられた映画なのですよ。4月から生活が変わった方たち。学校や会社に入った、部署が変わった、、、そろそろ張り詰めている気持ちの疲れに気づくころ。このような「スーパー・ポジティブ・コメディ」映画で、思いっきり笑って元気になるのも良いかもしれません。。。 それにしても、次の節気は、5月5日の「立夏」。夏!ですよ!名残の春を存分に楽しみたいですね。。。 「梨山烏龍茶(りさんうーろんちゃ)」。台湾の青茶です。今日は雨の気分に合わせて、霧に煙る高山が生んだ爽やかなお茶「梨山烏龍茶」を頂きました。このお茶には、焙煎の濃淡によって、清香系と濃香系がありますが、私は、清香のお茶が好き。甘い雨ってありますよね。このお茶は、まるでその味わい。爽やかで、清らかな甘さ。「甘い霧」甘露のごとし、そんな感じです。一口飲むごとに、味わいにひたってしまいます。。。 台湾が生んだ茶器「温馨杯」でゆっくりと頂き、柔らかな甘さを味わい尽くしました。
2005年04月20日
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どうしてか「のだめカンタービレ」を読んでいると、西行の歌が浮かんでくるのです。 空になる 心は 春の 霞にて 世にあらじとも 思ひ立つかな笑い転げて「のだめカンタービレ」を読んでいながら何故、と自分に問うても「?」頭が持っているシソーラスは独特なのだと思うしかない感じ。ただ、西行が本気で出家を決めた歌とされるこの歌が結びついたキーワードがあったとしたら今日の日記のタイトルの「神さまが呼んでいるから」という、のだめの言葉。。。一言一言や一シーンを深読みするのは本当ならつまらない。でも、こののだめの言葉は気になる。。。別に、この漫画に宗教的な意味を感じているわけでは全然ないけれどももともと音楽そのものが女神の恩寵として人間に与えられた営みと考えられていたことを思うと、のだめのピアノは、神様との呼応? なぁんて・・・いやいや。。。これからの展開が楽しみ。。。 時には裏表紙などを・・・ もう一つ、この漫画が映画化やドラマ化されることがあるとしたらどんなだろうということをぼんやり考える。。。キャスティングなど考えながら、読み返すのが楽しいこともあるのだけれど何より、ストーリーの中でのだめのピアノを聴いてみたいなぁ・・・努力家にして、天才音楽家の千秋を「オレが聴けなくなるじゃねーか!!」といきりたたせた、のだめのピアノ。音を表現しきれないだろうから映像化は無理だと言われているようですが、本当にそうかなぁ?小手先で映像化しようとすれば無理だと思うけど、日本のクリエーターたちが、とことん、この漫画と音楽と付き合ったら、素敵な映像になるだろうと思うのだけど・・・ね。 「世界一ですよ!」って、売ってたので、買ってしまいました。みたらし団子。 何が世界一かというと、大きさらしいんですね。本当かなぁということは置いておいて、大き目のたこ焼きやピンポン玉くらいの大きさ。眼福を通りこして、見ているだけでお腹一杯になる感じがしないでもない迫力。。。この団子の大きさに合わせて甘辛あんもヘビーなのかなぁと思いつつ、ヘビーさに負けないよう、お茶は、「お茶だー」という主張がしっかりしているものをということで、中国福建省の岩茶「鉄羅漢(てつらかん 2月23日の日記)」を選択。実際には、あんは甘すぎることもなく、飽きずに2串食べられました。ストレートな和菓子の味わいにちょっとエグミともとれる力強い鉄羅漢の味わいが面白い組み合わせでしたよ。中国茶と和菓子。この組み合わせは悪くないものが多くて、愉しみの幅をとても広げてくれて・・・ 2つの文化。ずーっとそばにあった文化。これからも。 日記に使った写真を含めて、ななすけの新しいページを作ろうかなぁと思っていたら、ななすけ、自分で作り始めた? ちょっと分かりにくいですが、ななの前足の下はPCのキーボードなんです。かなり真剣な表情で打ってる。。。(このブログも実はななが、、、、、だったら素敵なのですが・・・)
2005年04月18日
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2月20日の日記にも、蓋碗が好きと書きましたが、普段お茶を飲む時、ほとんど蓋碗を使っています。茶壷(急須)は、1日1つのお茶を淹れるのに使う程度。 蓋碗は、蓋付きのお茶碗のことで、これ一つで飲杯(お茶を飲む器)、茶壷(急須)、聞香杯(香りを味わう器)の役目を併せ持っています。その上、磁器製やガラス製の器ですので、香り移りがなく、香りの強いお茶を淹れるのに使っても、ちゃんと洗えば、次のお茶を淹れるのに差し障りが生じませんし。中国茶といったら紫砂の茶壷と言われますが、そうした粘土を焼き上げた茶壷は、香りが茶壷に移りやすいので一壷一葉が望ましく、また洗剤で洗うとその香りさえも身のうちに取り込んでしまいますので、洗い方にも留意が必要です。磁器やガラスの器は洗剤でもどんどん洗えて、私のようなついうっかり、が得意な者にはぴったりなのです。なんとも合理的で便利、使い勝手の良い茶器なのですね。これから中国茶をいろいろ楽しみたい、という方には、まず蓋碗をお勧めしますよ。蓋碗でいろんなお茶に親しまれ、いずれ気に入った茶葉が見つかって、それが茶壷向きならば、茶壷を購入されるというのが良いかなぁという気がしますよ。。。 蓋碗で緑茶を淹れる時には、蓋で茶葉を遮り、直接蓋碗に口をつけてお茶を頂きますが、この風景は、なんとも中国茶的世界ですよね。蓋碗の中のお湯が半分くらいになったら、お湯を足し、また飲む。またお湯を足す。差し湯で一つの茶葉を長く楽しむ・・・岩茶や烏龍茶など青茶の時には、蒸し時間が長すぎると苦みが出ますので蓋をストレイナーにして茶葉を押さえ、茶壷(急須)として使うのが良いでしょう。 直接飲杯に注ぎ分けたり、茶海(上の写真で右側に写っている器で、お茶の濃さを均一にするために茶壷のお茶をいったん全て注ぎ込む茶器。茶海から飲杯に注ぎ分けます)にあけたり・・・蓋碗が2つあれば、茶海の役目をもう一つの蓋碗に(1枚目の写真のように)。急須代わりになる蓋碗なら、茶海の代わりに飲杯へサーブするのは、おてのもの。それに、時には大きな飲杯でガブガブ頂きたいという時、ありますよね。そのときにも、茶海ではなく2つ目の蓋碗を登場させればいい感じ。。。 私が一番使い勝手の良い蓋碗は、いずれの写真でも左に写っているゴクチョンタイプの白磁の蓋碗。容量が80mlと小ぶりな器です。中国茶はだいたい6煎前後まで頂け、煎を重ねるごとの味わいの変化も楽しみのひとつです。一人や少人数の時に150mlを超える大きな器で頂くと、2種類くらいのお茶でお腹が一杯になってしまいます。<単純に計算すると150ml×6煎=900ml。。。たぷたぷになりますね>それに、茶葉もたくさん必要になりますし。。。決して安くない茶葉ですから、味わい尽くしたいですよね。なので、蓋碗にしても茶壷にしても、まず小ぶりのもの、がベストかなぁと思います。大は小を兼ねるのでは? 大きい器で少量淹れればOKでは?と思われるかもしれませんね。香りを楽しむお茶、青茶の時には、当てはまらないようです。お湯は茶壷の口切まで、蓋碗の時にも蓋の上までお湯がくるくらいで淹れたほうが湯温が下がり難いため香りよく淹れられるようですよ。。。それに、アクを切るにも湯量が多いほうが切りやすいですものね。 写真のお茶は、上が白葉単[木+叢]、下が石古坪烏龍。いずれも香りの良いお茶。茶海や飲杯などにお茶を移したら、ぜひ、蓋の裏で香りを味わいたい、そういうお茶です。蓋碗。なんともオールマイティな器ですね。。。ただ、熱湯で淹れるお茶の場合、くれぐれも火傷にご注意を!!4月13日の日記。後半まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
2005年04月15日
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「たとえ明日世界が滅びるとも、今日わたしはリンゴの木を植える」。マルティン・ルターの言葉ですが、ゲオルグの書いたものとしてご存知の方も多いでしょう。何が起ころうとも日々を大切にし日々の勤めを果たせ。そのことを伝えてくれる言葉です。日記をだいぶさぼってしまいました。もう一度、この言葉に立ち返らなくては。今日の日記の後半には、日記をさぼっていたことの背景、ほんのりポリティカルなことに触れています。そういう話はちょっと、という方はお茶についての前半だけお読みいただければ、それだけでとてもうれしいです。今、この瞬間この文章を目にしてくださるだけで、とてもうれしいのです。ブログを始める前、10000人もの方々がいらしてくださるなんて想像もできませんでした。訪れてくださった、言葉を記してくださった、たくさんの方々、とても感謝しています。ありがとうございます。これまでどおり、お茶のこと、ななすけのこと、綴っていこうと思います。どうぞ、これからもよろしくお願いしますね。三日坊主の私が、ブログを始める時最初の目標にしたのが、3ヶ月続けようということ。昨日で、ちょうど3ヶ月。最近さぼってしまいましたが、やっぱり目標達成のけじめを。ということで、届いていた今年の新茶「明前龍井」(3月14日の日記)を頂きました! まず、茶葉。袋の封を開け、香りが鼻に届くとそれだけで「わーい」って自然に声が出ちゃうような香ばしい、それでいて生命力がまだ宿っているような芯の強い素敵な香り。気持ちいい。。。。森林浴じゃなくて、お茶浴、そんな言葉が浮かんでくるくらい。やさしい色味の茶葉。白く輝く産毛をまとった芽。目からも気持ちよさが伝わってきて。 グラスや大きめの碗に先にお湯を入れ、少し冷ましたら、茶葉をつまみ入れます(上投法といいます)。茶葉は、徐々に、徐々に、ゆっくりと開きながら一つ、また一つと沈んでいきます。沈むたびにお湯をお茶の色に染めながら。その様子を見ているだけでも素敵。それなのに、お茶から立ち上がる柔らかな香りは、本当にほっとさせてくれて。。。お茶は、とてもやさしい甘さでした。蓮華から頂くお茶と、薄いグラスから頂くお茶は、少し性格の違う姉妹を見ているような気がしましたが、お湯が少なくなったら、またお湯を差し、お湯を差し、、、どちらも、ゆーっくりと私の時間に付き合ってくれました。 このお茶から、私の今年の茶葉とのお付き合いが始まりました。。。後半のお話しです・・・日記を長くさぼってしまいました。中国、中国だけじゃなく韓国や他のアジアの国々と友好な間柄でいたい。今中国で起きていることを受け止めて、仲良くあるためにはどうあることが大切なんだろう。。。ブログを書こうとすると、そのことに思いが巡ってしまって、どんなテイストで中国茶のことを書けば良いのか??? そう、固まってしまったのです。長く、草の根レベルで歴史のことを話したりお互いの国への理解を積み重ね、一人ひとりと仲良くなっていけば、それがいつか大きなうねりになってくれる。そう思っていました。今回の中国での出来事で分かるように、それほど単純なことではありませんね。では、私は、どんなスタイルで中国茶のことを、お茶のふるさと中国のことを書けばいいのか。今起きていることを心の中に留め置いて、これまで通りに書いていけばいいのか?本当にそうなのか?逡巡。この問いは、私はどのような日本人なのかということを内包している。。。逡巡する時に私はいつも、Mさんはどう言うだろうかと考える。。。Mさんは、新卒で勤めた会社の最初の上司たちのうちのお1人。笑顔、いや温かな笑い声の絶えない人で、秘めて厳しく、とても強靭な人。(その強靭さは、労使間に派生した問題で、労働者側として、自社経営陣を相手に最高裁にまで及んだ11年の闘いに勝利し、その後私たち後輩をたくさん育て円満に定年退職されたところにみてとれる。または、大好きな中原中也の生家を見てみたくなり、早稲田の学生だった頃に都内から「徒歩」で訪ねていった。ちなみに中也の生家は山口県・・・)Mさんのことを考え。直接尋ねれば、「びゅーりさん、なぁに悩んでるんですか。簡単なことでしょ」と言われるに決まっているのです。だから、自分で考えなくちゃ。そうして冒頭の言葉が浮かんできて。その答え、いや、これからのスタートラインが、「今日、リンゴの木を植える」こと。未だ未熟な私に、簡単に言い尽くせる「答え」は、見つけきれていないから。そう、ようやくスタートライン。考え、答えを探し、実践するための。この言葉は、冒頭で掲げた意味のほかに、木を植えることが「希望の種」を育むこととも解釈されます。このブログの中の私にとって「リンゴの木」は、まず「お茶」。何が起ころうともまずお茶を頂く・・・
2005年04月13日
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3月26日の日記に書いた蛙の急須、中国広東省産の青茶、単[木+叢](たんそう)を淹れるのに使うことにしましたよ。 この急須は、茶葉を入れる口が大きく、それでいて容量が120ml以下なのにあんまり扁平じゃないのです。口径4.7cm。120mlの急須で、これ以上口径が大きいと急須が扁平になってしまうのをいい感じのバランスで丸みを保っている・・・一般に丸みのある茶壷の方が茶葉が広がりやすいのです。それに、中国茶も紅茶と同じようにジャンピングが起きたほうがおいしいし。対流がスムーズな丸い形の茶器はジャンピングが起きやすいんですね。そういうこともあって、私は丸みのある茶壷を探してしまうのです。それに、何より丸い形はかわいいし。。。急須(茶壷)の口が大きいと、単[木+叢]の細長い形の茶葉(条形と呼ばれます)を、さらりと無理なく受け止めてくれます。お茶を淹れる時、予めお湯で熱々に温めておいた茶壷に茶葉を入れるわけですが、条形の茶葉の場合、折れたりせず手間取ることもなく茶葉を入れることができる口径の大きい器は何より。実際に宋種単[木+叢]を淹れてみたけれど、とてもいい感じ。ちょっとはみ出している茶葉は、お湯を差すと瞬間に柔らかくなって急須(茶壷)の中に納まります。それにしても、茶葉が多いですか?単[木+叢]のような条形の茶葉は、どうしても嵩が多くなります。120mlに5gくらいの茶葉で淹れるのがいいんですが、写真にあるたっぷりの茶葉はまさに5g。でも、実のところ、もっと多くても良いのです。単[木+叢]にはタンニンが多く含まれていて、あまり蒸らしすぎると渋みが強くなります。香りと甘みと軽い渋みを味わうには、茶葉を多くして、蒸らしを短く、だいたい15秒くらいで淹れると素敵に仕上がるのですよ。 この淡い水色のお茶は、見た目からは想像できないほどとても豊かな味わいなのです。口に含むと香り立つ、爽やかな、ライチを思わせる果実の香り。爽快な柔らかい甘さ。かすかな渋み。このお茶を口に含んだら、ぜひ空気も一緒に含んでみて・・・空気の力で、甘みが増します。余韻まで幸福な、そんな一煎です。そんなこんなで、私は、宋種単[木+叢]に夢中です。。。
2005年04月08日
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この季節に咲くものは、「レンテンローズ」と呼ぶのかもしれませんね。今日、北鎌倉を少し歩いたら、いろんなお寺で咲いていましたね。 レンテン。復活祭までの40日間を差す「レント」からの名づけ。この花が、ちょうどレントの頃に咲くから。クリスマスローズにしても、レンテンローズにしてもキリスト教にまつわる名前がついているのは偶然なんでしょうか。この花はきんぽうげ科ですが、きんぽうげの別名が「馬のあしがた」。馬にまで縁があるんですね。ちょっと不思議な感じがします。JR東日本が出している「トランヴェール」3月号の表紙が、北鎌倉の「浄智寺」でした。北鎌倉の寺の中でとても好きなお寺に偶然車中で出会って、そういうことがあると行きたくなりますよね。 で、行ってきました。トランヴェールを手にした方もいらしたりして(ご同輩、ですね)。桜、きれいでしたよ。東慶寺のしだれ桜、円覚寺のソメイヨシノ。もちろん、浄智寺も。七、八分咲きという感じ。満開よりも好きかな。桜に負けず目を引いたのが、ミツマタ。シンプルで華やか。可愛らしさも備えていて、これを材料に紙を作ろうとした先人の発想が不思議になるくらい素敵。朱色とクリーム色の花々が賑やか。でも、この花に出会うとは思わなかったので、ちょっと驚き。 群生地ではないせいか、カタクリはひっそりと静かな佇まいでした。 今日も朝から「白毛猴(4月2日の日記)」。連日のお岩茶と今日の散歩のおかげもあって、肩こりも楽になったみたい。。。他に飲んだお茶は、阿里山金萱茶。やさしいやさしい乳香で散歩の疲れも癒される感じ。。。 最近始まったBS2のドラマ「FBI」。吹き替えの小山力也さんが関西弁話してる・・・!?
2005年04月06日
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「きょうの料理」(NHK教育)は、すっごく楽しい番組ですね。今晩は平野レミさんと後藤アナでしたが、グッチ裕三さんのシリーズも最高。楽しく笑えて、料理番組というよりバラエティ番組を見ているよう。ちょっと問題があるとすれば、笑いすぎて録画しないと肝心の料理の記憶がおろそかに・・・ということですね。今日のにんにく料理も面白かった! 「煎茶とレモングラス」という煎茶のブレンドティー、今夜は忘れずに頂きました。これは「茶々利」という、静岡のお茶屋さんがお茶をいろいろなものとブレンドして発売しているシリーズの中の1つ。他にも「かおり番茶&カモミール」「茎茶&ローズマリー」「ほうじ茶&ペパーミント」「ほうじ茶&ピーチアプリコット」「玄米茶&ジャスミン」があって、どれも試して見たくなる組み合わせ。 レモングラスは、生春巻きやトムヤンクンなどへの人気で、ハーブやポプリに詳しくない方にとっても身近になりましたよね。シトラールという芳香油がたくさん含まれていてレモンの人工香料の製造に使われたりします。レモンよりレモンらしい、そんな感じですよね。だからハーブティーとしてもオーソドックス。単品でもペパーミントとのブレンドなどでも爽快な味わいが楽しいですよね。今回のお茶も、爽やか。茶葉の時も、お茶を淹れている間もレモングラスの、レモンの香りが爽快に香って気持ちいい。お茶の甘みがレモングラスの甘みを引き出していて、いい感じ。水色も柔らかなイエローで、目からも爽やかさが伝わってくるよう。 ただ、2煎目以降煎茶の存在が弱くなってしまうのが残念。。。なので今夜は2煎目の前に煎茶をプラスしてみました。ごめんなさいお茶屋さん、私にはこのほうがおいしいです。レモングラスはボディーの強さが長続きします。緑茶が徐々に風味を薄めていく速さよりも、ゆっくりなんですね。このブレンドの一番おいしい瞬間は、やはり1煎目。湯冷まししたぬる目のお湯で煎茶の甘みを出して頂くのがいいみたい。う~ん、、、おいしかった。次は他のブレンドを試してみたいな。 レモングラス、調べてみたらいろんな効果があるんですね。消化不良の改善に良いというのはよく聞きますが、他にも筋肉中の乳酸を排出して循環を高める効果があるんですって。このところ悩みの肩こりによさそう。それに、「肌に張りを与え、毛穴や筋肉を引き締める」んですって!たくさん飲まなきゃ・・・
2005年04月05日
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もー、目がないんです! わたしもななすけも。なながよーく眠ってる時に一人で食べようとしても、食べ初めてすぐに「なぁぁ」と声が。耳が良いのか、鼻が良いのか、思わず笑ってしまう。「おいで、食べよう」と声を掛けると起きだして足元へやってくる。ななのお気に入りはセブンイレブンの杏仁豆腐。固さがちょうど良くて食べやすいのかな。私は、茅ヶ崎「えぼし」のお持ち帰り杏仁豆腐。季節ごとに変わる果物がたくさんたくさん載っていて量もたっぷり。おいしい上におなか一杯満足の1個。お気に入りにこだわらず、スーパーやコンビニで新しい杏仁豆腐を見つけると買っちゃうのですよね。で、これ。コンビニで買った、タカナシの「杏仁豆腐オ・レ」という飲み物。 以前からあったのかな?私は今日発見。「オ・レ」とあるけれど、寒天やゼラチンを加えればそのまま杏仁豆腐になりそうな感じ。そんなにミルクミルクしてなくて、「かんてんパパの杏仁豆腐」を思わせる味なんですよね。今度買ったらゼラチンで固めたり、タピオカを入れたりしてみようか。。。ただ、また買いたくなった時にあるかな? コンビニの商品回転の早さがどうも私の行動より早いので・・・「えぼし」の杏仁豆腐は、かなりのボリューム。 なんのお茶があうかなぁ?お茶を淹れるのが待ちきれなくて、自宅に着くとすぐに食べちゃうので未だ検証できず・・・今日の日記では、日本の緑茶ベースのブレンドティーを書こうかなぁと思っていたんです、朝から。ところが、日記を書く前に手に取ったのはどこを間違えたか宗種単[木+叢]。宗種単[木+叢]の印象が今の私を満たしてる~~~って感じ。このライチを思わせる香り。口の中を埋め尽くして、爽やかに消えていく・・・どうにも他のお茶の印象が書ける状態ではなくなってしまってます・・・ということで、この2つのお茶は明日以降にでも。今夜は久しぶりに「やっぱり猫が好き」が放送されるみたいだし、、、昨日の「西遊記」の再放送に続いて気もそぞろ、、、この集中力のなさが宗種単[木+叢]を選んだのね。
2005年04月04日
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すっごい肩こりなんです。でも、凝り過ぎて気持ちが悪くならないと自覚できない・・・自覚できた時には、触られるのもつらいほどの重症。で、今夜・・・だるくて痛くて・・・こういう時は薬(Q&Pコーワi(アイ)がいい感じ)と湯たんぽ(電子レンジで温めるタイプが好きなんです)と、そしてお茶!肩こりに効くお茶というと 岩茶・・・・・・・・ミネラルとアミノ酸たっぷりで、からだが温まるから 鳳凰単そう・・・新陳代謝がよくなるので、血流が良くなるから 菊花茶・・・・・・・目の疲れを取り去ることで、肩への負担も楽になるから特に岩茶の中でも「白毛猴(はくもうこう、バイマウホー)」は、肩のあたりの気の流れを良くする効果もあるんですって。こういう時こそ試さなくては。白毛猴は同名の緑茶もあるので紛らわしいのですが、こちらは中国福建省・武夷山のミネラルを吸い上げて育った岩茶(青茶)です。 他の岩茶と比較すると柔らかな緑色の茶葉がやさしい印象の与えるお茶です。猴は「さる」。白い毛のさるという名前だということは茶葉からは伺えないですね。長い茶葉を折らないように、そして、ミネラルを始め良いものを茶壷に吸い取られてしまわないように磁器の茶器、蓋碗で淹れてみました。かすかに蜂蜜を思わせる香りのたつお茶をさっそく一口。岩茶特有の舌の付け根あたりを軽く刺激する味わいとほのかな甘さ。二口、三口・・・なんだか、膝頭が温かいような・・・続けて飲んでいくと、くるぶしやつま先、足全体が柔らかな温かさに。ほぉーっとします。温かいと感じるまでの即効性はかなりのもの。肩への効果は、四煎、五煎、六煎、、、、煎を重ねるごとに気分が良くなった感じがするのは気のせい? 緩やかに溶けかけるような。もちろん、痛い肩をとりはずしたような即効性はありませんが、気分が良くなって、肩を動かしてみようかな、軽くたたいてみようかなと思えるのは効果かなぁ。。。あと、2、3煎はこの茶葉で飲めるけれど、飲み終わったらもう一度新しい茶葉で入れてみよう。早く肩よ、とけて!このお茶に限らず岩茶は腸の調子をよくします。。。お通じでお悩みの方にもお勧めですよ。 本日のお茶は、老地方茶坊から。楽天のお店は、緑茶の方しか取り扱いがないようです。。 今日、横浜で桜開花とのこと。この桜ももうじきかな。
2005年04月02日
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「それは一切れとはいわないでしょ」ってあきれ顔ね、ななすけ。 「でも、これくらい食べるのが醍醐味でしょ」。そうななすけに言ってみる。 今日は、台湾産の青茶「東方美人(1月18日の日記)」に合わせてチーズケーキをたっぷり頂きました。たっぷり過ぎるかなぁ。。。 「フォルモサ・ウーロン」「白亳烏龍」「椪風茶」「香檳烏龍」「オリエンタル・ビューティー」。。。これらはいずれも「東方美人(とうほうびじん、トンファンメイレン)」の別名です。「フォルモサ」とは、ポルトガル語で「麗しの島」を意味し台湾を表すことば。烏龍茶を中心とした青茶の名産地である台湾で、その名も「台湾烏龍」を頂くお茶なのですね。「東方美人(オリエンタル・ビューティー)」にしても、美しい名前です。東洋の美人。この名づけ親は、英国ビクトリア女王だという伝説が台湾に残っています。ビクトリア女王がガラスの器でこのお茶を淹れたところ、茶葉が美しく上下し芳醇な香りと美しい水色が心地よかったことから、この名を冠したと。実際にビクトリア女王が名づけたというのは、当時の英国貿易(お茶)政策を考えると無理があるという見解もあるようですが、『もしかしたら』で良いから、信じていたくなるような美しさを持ったお茶です。。。これは東方美人の茶葉。 白く産毛をまとった茶葉が見えています。これが「白亳烏龍」の名の由来。亳とは産毛のこと。若い芽のお茶なのですね。だからか、このお茶の香りは芳醇でありながら、柔らか。白亳が多ければ多いほど水色は薄くなるけれど、しっかりしたコクは失われない。。。 オレンジがかった黄金色はとても美しくて。茶葉、水色、香りとも、ダージリンに比され、匹敵すると言われます。ビクトリア女王が言わなくても、「東洋の美人」であることは間違いない、そう感じる美しいお茶です。
2005年03月31日
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そんなに大げさに言うことでもないのですが、少しばかり驚いたものですから。マンガンの単4乾電池が買えないんですもの。近所の大型電気店、スーパー、コンビニはいずれも「お取り扱いございません」。妙に感心してしまいましたよ。アルカリが入手できるんだから普通は困らないし、大体、そういうご時世に「アルカリ乾電池では動作しないことがありますので、マンガン乾電池をお使いください」という商品があるんだぁ。。。(買うほうも買うほうだ・・・でもそういうご時世とは知らなかった。。。)とりあえず、アルカリを避けたほうが良いということなので、ニッケル充電池を。動作OK! これならアルカリもOKなんじゃなぁい?が、今夜の結論。(楽天で見つけたマンガン単4を買わずに済みそうかな) 今日は今朝から、「南京雨花茶<中国・緑茶>」「安渓鉄観音<中国・青茶>」「東方美人<台湾・青茶>」あいだにブラッドオレンジを挟んで「黄金桂<中国・青茶>」と飲み続け、おなか一杯・・・いずれのお茶もしっかりと何煎も楽しめるんですものね。それにしても脈絡のないチョイスですね。
2005年03月30日
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かなづち、くぎ、ひのきの角材、、、こんなものまで手に入るなんて驚き。しかも角材は、四万十川ひのきって書いてあるし。ちょっとした台を作ろうとDIYに行く前に100円ショップに立ち寄ったら、材料が全て揃ってしまいましたよ。百均のお店って、以前からこんなにしっかりした品揃えだったのかな?普段使い以上に活躍してくれそうなものがいっぱい。。。つい、あちらこちら、うろうろうろうろ。。。。。こんなのも買えるんだぁ、と思いつつ買ってしまいました。 (グラスを倒して撮影したので、変な感じの画像。。。) なかなかきれいで、これからのシーズンにお茶を頂く器として活躍してくれそう。これは、「霍山黄芽(かくざんこうが、フォシャンファンヤー)」というお茶を淹れたところ。 悪くないグラス、お茶がおいしそう。いい感じ。 「霍山黄芽」は、中国安徽省産の黄茶です。中国茶には2、3000種もの種類があるといわれますが、日本の緑茶とも同じお茶の木(1月29日の日記)から作られるお茶は、大きく6つに分けられます。「緑茶」「青茶」「黒茶」「紅茶」「白茶」、そして「黄茶」の6種類。発酵度の違いによって、このように6つに分けられているのですが、「黄茶」は「弱・後発酵」という発酵を経てお茶へ。お茶の葉というのは、木から摘み取られると茶葉自体が持っている酸化酵素の働きで自然に発酵を始めてしまいます。「黄茶」はこの酵素に頼らずに発酵させたお茶。茶葉を摘んだら加熱して酸化酵素の働きを止め、まだ温かく湿り気のあるうちに堆積して菌の力でゆっくりと発酵させる「悶黄」という工程を経させるのです。「霍山黄芽」は、唐の時時代には現れていたお茶。長い時を経て飲み継がれる中で一度は廃れたこともありましたが、また蘇っています。茶葉製造の仕上げに燻して乾燥させるため、ちょっとスモーキーな香りと味。口中に残らない爽やかで軽ろやかな甘さを持ったお茶。飲み継がれるのが分かる気がします。今回のようにガラスの器で淹れると、お湯の中で茶葉がゆっくり静かに沈んでいく様子が楽しめます。ぬるめのお湯で淹れたお茶はゆっくりと飲み頃を迎えます。ゆったりとお茶を楽しもうかなぁという時、お勧めです。。。
2005年03月29日
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日本茶にしても、中国茶、紅茶にしても濃いのは好きですが、渋いのはちょっと・・・でも、今日のお茶は条件付でかなり渋めでもOKなのです。お茶は、中国広東省産の青茶「鳳凰単[木+叢] 黄枝香(ほうおうたんそう こうしこう」。条件は「チョコレートを食べながら頂く」。なお、チョコレートはロッテの「ガーナミルクチョコレート」がいい感じ!鳳凰単[木+叢]については、1月22日、1月23日の日記で「鳳凰単[木+叢] 蜜蘭香」のことを書きましたが、「蜜蘭香」が濃香といわれるのに対して、「黄枝香」は清香の単[木+叢]といわれます。 オレンジ色の水色、ライチのような香りの「蜜蘭香」と比較して、「黄枝香」は水色も淡く、香りも優しくほのかなのです。写真のお茶は、2.5gの茶葉に85mlのお湯を注し40秒ほど蒸らしたものです。口に含むと甘みと渋みのバランスがいい感じで、飲み込んだ瞬間にマスカットのような、洋ナシのような香り、味が喉元から立ち上がります。。その味わいは、しばらく喉元にとどまるのです。柔らかな甘さの背後にかすかな渋みを従えながら。(くちなしの香りがすると言われますが、私はまだ未体験です。。。) チョコレートとの組み合わせが楽しいのは、このマスカットに似た香りのためかもしれません。チョコレートとブランデーという組み合わせがありますが、そのパターンのような感じかなと。チョコレートに合わせるときは、1分以上蒸らして濃く渋く淹れるのです。お茶のマスカットフレーバーがチョコレートの風味をちょっとトロピカルなフルーティーさに変え、チョコレートの甘さとお茶の渋さが混じりあうととてもマイルドな甘さになります。飲み難いほどだった渋みがすっかり消え、新しくミルキーな味わいを生み出すのです。そのうえお茶の効果で口の中がさっぱりして。。。お茶そのものを楽しむだけではなく、たまにチョコレートをちょっと変わった風味で楽しみたいチョコレート好きの方にお勧めです。 今、「のだめカンタービレ(著者:二ノ宮知子)」を読んでいます。BBSにコメントを下さった汪(ワン)さんのサイトを訪問させていただいてこの漫画を知ったのがきっかけ。「すっっっごく、面白い!」です。クラシック音楽の「音」を伝える「絵」。「音が作り出す感動」を伝える「絵」。今やっと11巻のうちの半分読了。第1巻の23ページからずっと笑いっぱなし・・・。元気になりますよ~、とっても。
2005年03月28日
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そう詠んだ定家もこの月を見上げただろう。 「消えけむ雲」となった西行に思いをはせつつ。今夜は満月。旧暦、如月の望月。急須を買ったのですよ。 江戸末期、会津地方南部の田島町で興った手びねりの焼き物「田島万古焼」は、蛙とさいころが特徴なのです。急須の蓋のつまみにしがみついたなんともな蛙の表情、そのつまみの中にあるさいころはお茶を淹れるのに急須を振ると、かりんかりんと音がして・・・蛙は「無事帰る」という願いが込められているのだそうです。大変軽い急須で、無釉、小ぶり。日本の緑茶を淹れたらおいしいだろうと思うのですが、中国茶にもよさそう!様々な中国茶の中で、高温のお湯で淹れると香りがとても豊かにたつ青茶たちはこの急須のように粘土を釉薬なしで焼き締めた器で淹れると、香りたつ特徴が一層発揮されるのです。器が冷めにくくお湯を高温に保つことで得られる効果。ただ、青茶の中でも発酵度が低い文山包種などの香りが淡いものには不向き。器の気孔が文山包種などの特徴であるかすかな香りを奪ってしまうから。気孔が多い地肌は、お茶の雑味をとり去りマイルドにしてくれながら、取り去ったものを蓄え、お茶の個性を纏っていくのです。養壷、ということになるわけですね。淹れたお茶の個性をまとってしまう、この急須のような陶器の器、日本の常滑焼や中国茶の急須(茶壷)産地として知られる宜興産の陶器は、一壷一葉で使った方がお茶の個性を混じりけなく味わえます。一つの急須(茶壷)でいつもの種類の違う茶葉を淹れると味や香りが移ってしまう、お茶とは繊細なものなのですね。さぁ、何茶を淹れる急須(茶壷)にしようかなぁ。
2005年03月26日
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ブレンドするもの同士の個性を殺さずに、ちょうど良く、できればおいしさの相乗効果を引き出すブレンドって至高の課題ですよね。akky211さんの日記で拝見した「西湖龍井と桜の塩漬け茶」、ちょうど両方の素材が手元にあったのでブレンドから試してみたんですよ。 お茶の雰囲気はこんな感じでしょうか。この季節らしい風情が出たようでちょっと満足。。。はい、味わいはといいますと・・・本日は未完成でした。ブレンドは難しいですね。。。お茶のテーマを「咲き競う桜の緑茶」にしたので、桜を多く使ったのですが、香り、味わいとも「わー桜、桜、桜」という感じで「緑茶はどこ~~?」っていうお茶になってしまいました。これでは、お茶を使わずに淹れた2月4日の日記の桜茶といっしょ・・・写真では2つの桜花になっていますが、最初4つ入れたんです。。。味も見た目も開花予想の先を行く「満開咲き競う桜」茶になりましたね。もう一回チャレンジすることにしましたよ。
2005年03月24日
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昔は嫌いというか食べなくてもOKだったんだけど、今は好き。とろ~りとろける「とろ」。大とろよりも中とろの方が魚を食べてる感じがするので充分満足。噛んでいると、おすしのご飯と絡んでとーってもいい感じ。 このおすしは、家の近くのマーケット(という表現がぴったりのショッピングセンター)の魚屋さん直営持ち帰りすし屋さんのおすし。さすがお魚屋さん、ネタがおいしい。全体的においしいけど、地上りなど近海ものの朝獲りネタはすっごくいい!今夜のアジは、海風を食べているような爽やかさでしたよ。このおすしに合わせたのは、中国緑茶「黄山毛峰(こうざんもうほう、ホァンシャンマオフェン」。日本の緑茶と比べ、ガリには迫力負けしちゃいましたが、おすしには悪くないマッチング。青草のような香りと香ばしいような少し煙ったようなあまやかな味わいが、やさしくおすしと調和するお茶でしたよ。 「黄山毛峰」は、中国安徽省のお茶。世界文化遺産にも登録された名峰の群れ「黄山」が生んだのですね。「黄山」産のお茶だからというわけでもないのでしょうが、黄白色の産毛を持つのが特徴です。蓋碗に浮かぶ茶葉に目立つのはお茶の芽。一芯一葉(芽から第一葉)から一芯三葉(第三葉)までを二十四節気「清明(4月5日頃)」から「穀雨(4月20日頃)」までの間に摘む芽のお茶なのですね。 2、3000種類もあるという中国茶の中でも「これは!」というものをあげた「十大名茶」といわれる10種のお茶がありますが、黄山毛峰もその中に入ります。特に「一芯二葉(芽から第二葉)」のお茶は「黄山雀舌」と言われ、とても高級なお茶になります。とはいえ、黄山毛峰の味わいは素朴で、やさしいんですよね。だから普段使いで親しまれていて。。。ですが、あなどれませんよ。蓋碗でお湯を継ぎ足しながら長~く何煎もいただけるしっかりしたボディーを持ってますし、楊貴妃が愛したといわれるお茶らしくビタミンCとカテキンが豊富!うれしいお茶なんですよ。
2005年03月23日
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毎日午後5時を少し回った時刻に私の携帯からアラームでセットしてある「JOY」が流れる。夕食の準備に取り掛からなくちゃという気合を入れるのにとてもよく効くから。YUKIさんが、ご自身のHP「YUKIweb.net」のDIARYの中で、 「軽やかで、いつも楽しくて笑っている人なんて、そんなにはいないんだ。 たまにしかいない。 でも私はそんなアルバムを作りたかった。 元気な気分ならもっと高く飛べるような、 気分が悪いのなら明るい太陽が顔を照らすような、 裏切られても蔑まれても、まだ人を信じたくなるような、 強くて軽くて踊れるアルバムが作りたかった」と書いていらっしゃるアルバムからの曲「JOY」は、その思いが凝縮して伝わってくるような曲で、歌ってるYUKIさんのJOYFULな表情と合わせて本当に毎日私を軽やかにしてくれる。YUKIさんの息子さんの悲しいニュースが流れた後も変わりなく。でも、今日流れているのを聞いていたら突然に涙が出た。子どもさんを突然亡くされたばかりのYUKIさんは今軽やかになんてなれっこないだろうと思うのに、そのYUKIさんに元気にしてもらっている・・・・・そう考えたためか、察して余りあるYUKIさんの悲しみを思い浮かべたせいか・・・・・どうして今日涙が出たのかちょっと分からなかった。でも、きっとこの曲を聴きながら泣くのは違う。YUKIさんが「明るい太陽が顔を照らす」ような思いを込めたんだから。YUKIさんが、そしてご主人が「joy」を通して少しでも悲しみと折り合いをつけられて元気になられますことを願って。そして、わずか1歳11ヶ月で旅立たれた息子さんのご冥福を願って、明日からも変わらず「JOY」を聞く。
2005年03月22日
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お茶は、「さぁお茶を飲もう!」っていう感じでお茶そのものを楽しむのも良いですが、本を読みながら、映画を見ながら、仕事をしながら、の「ながら茶」もいいですよね。中国茶で「ながら茶」するなら、私のお勧めは「水出し」のお茶。特に烏龍茶などの「青茶」はいい感じ。「春分」の今日はとーっても暖かくて空気が柔らかな「冷茶」向きの日でしたので早速。作り方も簡単。カップに直接茶葉を入れ、水を注いで約1時間ほどで飲み頃。そんなに長く待てないという時に備えて、あらかじめ前の晩とか朝に作って冷蔵庫に入れておくのも良いんですよね。その場合は、ペットボトルやウォーターポットで作るとふたつきで衛生的。茶殻が気になるときには、茶漉し付マグカップや出汁をとる時鰹節などを入れる市販パックが良いのでしょうが、私は、茶葉をそのままカップに入れてしまいます。だって、こんなにきれいな茶葉、見ないのはもったいない! 今日のお茶は、焙煎の軽い清香系の「安渓鉄観音」でしたが、青々とした茶葉は、読書などの合間に目を休めるのにぴったり。この水出し冷茶、中国茶の楽しみの粋「香り」を味わうにもいいんですよね。お湯で淹れたのと違って、温度の変化による香りの変化が少ないので、お茶の香りを安定して長く楽しめるんです。「冷茶」の時には、水差しをそばに置いて、カップのお茶が半分くらいになったら水を注しちょっと放っておく・・・「ながら茶」ゆえの楽しみ方!これで、味も香りも、なが~く楽しめますよ。 九州北部地震で被災された皆さんへお見舞い申し上げます。 「なな」って名前を呼んだら、コタツの中から現れた。 で、パタパタ。鳴きもせず、これが返事・・・ま、毎度のことですが、ちょっとさびしい。
2005年03月20日
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1杯目は人生のように苦く2杯目は愛のように甘く3杯目は死のように甘い・・・遠く西アフリカのマリ共和国で飲まれる「マリ茶」の味わいについて語られる言葉です。 (「悪魔のように黒く 地獄のように熱く 天使のように潔く 恋のように甘い 汝が名は珈琲」というのを 「はいからさんが通る」の漫画で見て以来、 こういうフレーズ好きなんですよね・・・)どんな苦さ、どんな甘さが愛と死、人生を語るのか・・・いつか飲んでみたいものだと思ったものでしたが、そのお茶が中国発のお茶だったことから、いっきに距離を越えて近しいお茶に変身しました。マリ茶は、英国を中心とした紅茶の世界で「ガンパウダー(火薬)」という名で知られる中国茶「平水珠茶(へいすいたまちゃ、ピンシュイジュチャ)」を用いたお茶のことだったのです。「平水珠茶」は、ちょっと癖のある味わいの中国浙江省、平水地区産の「緑茶」です。ガンパウダーの名の由来は、形から。 手前の細々した粒粒が平水珠茶です(奥は、安渓観音王の茶葉)。火薬には見えない?このお茶が欧州に輸出されるようになった清朝の頃の火薬の形なのでしょうかね?いずれ調べてみようと思います。艶やかな黒味を帯びた緑の粒。大変ユニークな形ですね。中国で「珠茶(ジュチャ)」といったらこのお茶のこと。緑茶が最も飲まれている中国でとても日常的なお茶なのです。緑茶にも見えない? そーなんですよね。実は味わいも緑茶っぽくないんですよねぇ・・・では。このお茶「平水珠茶」の味わいは、香り、味とも、フォートナム&メイソンの紅茶「アールグレイ」のような煙った風味に似てます(F&M限定。トワイニングなどの「アールグレイ」とは似てません)。確かに2杯、3杯と杯を重ねていくとトロンとした甘さを感じるようになります。しかし、この甘さが愛や死だろうか???私の人生に苦さが足りなくて分かんないのかなぁ。。。蓋碗で頂きましたが、人生の味わいを得るにはマリで飲まれている方法で飲まないとだめなのかな、やっぱり(と、淹れ方のせいとごまかしてみる・・・)。マリ風の淹れ方は、ミントを効かせて砂糖とともに炭火で煮出すというもの。モロッコなどでも、このような飲み方をするようですね。1杯目は濃くて苦いものだそうです。。。で、2杯目はあま~~~い。。。。。マリ風で淹れるのはちょっとパス・・・かなぁ。お砂糖の甘さがきついのはかなりにがてなので。
2005年03月18日
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「もう、半分死んでるからね」90の祖母は、自分の手が冷たいことをそう言って笑う。「半分かぁ。じゃ、残りの半分を死ぬのに、おんなじだけかかるね」そう私が言うと「えーー、あと90年も生きるのやだー」って、また笑う。祖母との今日のお茶は、「木柵鉄観音」。中国茶器の小さな器じゃなくて、マグカップのような大きな器で。「おいし、」って、お茶の器でちょっと温かくなった手をして、また笑ってた。 「木柵鉄観音」は、台湾産の青茶です。200年ほど前、中国福建省安渓の張さんという方が台湾・台北市北部の木柵というところに移住し茶の栽培を始められましたが、その後100年ほど経ってから、その子孫の方が安渓より鉄観音種の苗を取り寄せたのが木柵鉄観音の始まりとされています。それは1919年のこと。このお茶がこの地で作られ始めてから100年経っていないんですね。安渓といえば安渓鉄観音。その茶樹が台湾で「台湾の鉄観音」として個性を持ったお茶になりました。木柵鉄観音と安渓鉄観音は、言わばいとこのようなものですが、とても隔たった個性を持っているのです。 とてもとても乱暴な言い方をしてしまうと、世情を鑑み、その移り変わりを身の内に取り込み更に骨太になっていく安渓鉄観音と頑なに自らのアイデンティティを守っていくことで力強さを増す木柵鉄観音、そのような違いを感じます。例えば発酵度と焙煎の度合いによる違い。写真右が木柵鉄観音。左の安渓とは全く色合いが違います。青みが美しい安渓鉄観音。このところ浅い焙煎での仕上げが増えていて、じっくりと焙煎された茶色味の茶葉より、「青い鉄観音」茶葉が席捲、という感じ。木柵は、焙煎しなくちゃ鉄観音じゃない、そんな意気込みを感じるような色味。ミルクチョコレートのような風情です。これらの違いは香りの違いも生み出します。香ばしく、果物の熟したような芳醇さの木柵と、青茶の香りが清清しいことを表すことば「清香」を地でいく安渓。広くたくさんの種類がある青茶の中で、どのような青茶が好きか、それを知る試験紙のようなお茶たちと言えるかもしれませんね。ところで、木柵鉄観音には脂肪分を流す働きがあるのだそうですよ。脂っこいお食事の時に一緒に頂くとGoodだし、有酸素運動もセットにするとダイエットにもなる・・・のだそうですよ!
2005年03月17日
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南向きの土手の斜面は、知らぬ間に春になってましたよ。 ooinunohuguri asatsuki ??? 葉っぱが赤いですね。 まだ本格的な光合成が始まってないから。 赤い芽、赤い葉・・・ 春の紅葉。 もう少ししたら山野は柔らかな赤をまといますよ。一方では、まだこんなにふんわりした雪に覆われているのに、ね。 今日のお茶は、老地方茶坊の「安渓観音王」。福建省安渓産の青茶です。このお茶もまた甘いお茶。その甘さは、口当たりのよい円やかさが生み出す感触の甘み。味を感じる舌とは別なところで甘さを味わう、そんなお茶です。
2005年03月16日
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ストレスの高い人にはお勧めなのかもしれません、このお茶。彩香さんの「烏龍茶【蘭桂花】」は、お茶製造の最後の仕上げに「甘草」と一緒にするのだそうです。「甘草(かんぞう)」。胃腸薬の成分表などで見かける豆科の植物の名前ですよね。紀元前より生薬として用いられ、ツタンカーメンのお墓からも甘草が。そしてナポレオンも彼の家系に胃がんの人が多かったことから、がんにならないよう願って「甘草」を摂っていたそうです。これ、ナポレオンの思い込みではなかったようですね。抗ウイルス作用により胃潰瘍や流行した肺炎SARSへの効果が報じられ、抗がん剤として期待されるインターフェロンの体内産生を促す効果も伝えられています。何より基本的な作用として、抵抗力を強めてくれる・・・ということは、いろんなストレスに負けないようにしてくれるわけですよね。昨日の日記にコメントを寄せてくださったchaina1206さんお勧めの人参烏龍茶、こちらにも甘草が使われているのだそうです。甘く体がとても温まるお茶とのことですよ。お茶そのものも様々な薬効が知られていますが、生薬などと一緒にすることで一層人々を癒すのですね。こんな工夫をされる茶師の方々の感性に感謝が尽きないですね。もっと早くにこのことを知っていれば・・・昨夏がんで胃を全部摘出してしまった父に間にあったかも。(手術室に向かう父に「がんの家系だから気をつけろよ」と言われた 私には間にあっていてほしいものですが。。。)甘草が使われているせいか、「蘭桂花」は、豆科の花のような香りがします。ちょっと青っぽく、ちょっと香ばしい、そんな甘やかな香りです。お茶の名前ともなっている蘭や桂花(きんもくせい)といった華々しい香りというよりももっと素朴な花の香りかなぁって感じます。大好きな葛の花の香り、それも茎や葉からも立ち上る青い香りの中で花を意識するような香り・・・そのイメージが浮かんできますよ。味わいについては1月14日の日記に書きましたが、甘さと爽やかな喉ごし、そして長く残る後味が特徴的なお茶です。その1月に購入したお茶がなくなりそうだわと思ったら、タイミングよく彩香さんで共同購入がスタート。無事購入を祝って残していた最後の1急須分頂き!好きなお茶が切れると他の好きなお茶があっても落ち着かないのですよね。。。困った性分です。 写真は、粒ガムのような茶葉の蘭桂花(右)と凍頂烏龍茶の茶葉です(1月25日の日記より)
2005年03月15日
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「明前龍井茶(みんぜんろんじんちゃ。1月30日の日記)」という中国の緑茶を予約、届くのがとっても楽しみです!!日本の緑茶の新茶といえば一番茶。立春から数えて八十八夜の頃、だいたい5月2日のあたりに摘まれる「一芯二葉(芽から第二葉まで)」のお茶、楽しみですよね~。 中国もまた、春に摘まれる「一芯一葉(芽から第一葉まで)」の新芽の緑茶は格別とされています。日本に比べずっと早い時期3月から4月5日の前までに摘まれるお茶は、「明前」のお茶と称され心待ちにされているようです。「明前」。二十四節気の「清明」を目前とした頃を意味する言葉です。清明は春分の次の節気で、例年4月5日頃。暦便覧によれば「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」の頃となります。清浄明潔な新芽をお茶にして頂くことで、健康を願ったのでしょう。 晩秋に花を咲かせた茶樹は冬の間滋養を蓄え、それは新芽や若葉にあふれ、その滋味をお茶にして飲み干すことは、冬を生き抜いた人々の喜びそのものだったのかもしれません。「明前」のお茶の到来は、今年のお茶暦の始まり。いろいろな茶どころから、次々と届く「春茶」。うーーーん、楽しみが尽きない! 中国茶の「新茶」の季節は、この「明前」に代表される春だけではありません。春のお茶「春茶」は香りがよく、味は「秋茶」といわれます。夏がシーズンの「東方美人(1月18日の日記)」は虫ウンカの恩恵を待つから。冬のお茶が「冬片」と呼ばれると雪の一片が降り積むシーンが目に浮かび・・・というわけで、一年中素敵なお茶が届けられるのです。尽きせぬ楽しみ、というわけですね。。。 こんなに雪深くては、春は間違いなくくるのかな? と思ってしまいます。けれど、消えるのはあっという間なんですよね。 雪に綾なす木々とその影というシーンも、そろそろ見納めに差し掛かってます。。。
2005年03月14日
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きじ。久しぶりに見ましたよ。 家の敷地内まで飛んできたのですが、ぜんぜん逃げる気配無く、悠然と歩いてました。あまりにも悠然と静かに歩いているので、ななすけはまったく気づかず・・・ 今日飲んだお茶は、札幌の楼蘭というお茶屋さんの「〔女+乃〕香烏龍(ないしゃんうーろん)」。台湾産の青茶です。〔女+乃〕<女偏に乃>という文字、読みは「ない」、意味は「ミルク」。モンゴルのミルクティーを「ナイチャ」といいますが、その「ナイ」です。「〔女+乃〕香烏龍」とは、ミルクの香りのお茶という意味、先日の日記で書いた「金萱茶」のことなのです。同じ金萱茶でも、楼蘭のこのお茶はミルクの香りのお茶という名前だというのにミルクの香りよりももっと特徴的な香りをもっていて、そこがとーってもいいのです。その香りは、「桃」。熟れ始めの若々しい桃の香りがするのですよ。お茶を淹れると、爽やかな甘い香りがたちこめ、瞬間果樹の傍らにいるような印象を受けるんです。。。この淡い水色からは想像できないようなしっかりした香り。 このお茶の香りをこの日記を読んでくださっている方に届けることができたらよいのに・・・・・もうこのお茶にすごくはまってます。 昨日の日記で書いたメイグイ(薔薇茶)について、スッフィーさんから、「お湯を入れると、花が開くみたいになるんですか?」というコメントを頂きました。お茶になると、こんな感じになるんです・・・ つぼみだったメイグイが、花開こうと一層つぼみを膨らませた、そんな感じでしょうか。色は生きているメイグイに近い感じですね。お湯を注す前の色味とはちょっと違っていて、面白いなぁと思います。。。ローズヒップとの類似についても、スッフィーさんとmugifutabaさんから「似ているのかしら?」と頂きましたが、ビタミンCが含まれていることやカフェインレスのところが似ているところで、味・香りはちょっと違うっていう感じですよ。お茶の色は同じ茶系ですが、ローズヒップよりも淡い色味ですね。ローズピップに比べて、酸味に甘さがある感じです。薔薇の花のエッセンシャルオイルの香りのようですよ。なので、ちょっと甘酸っぱく、懐かしいような香り、味、、、です。あと余談ですが、ローズヒップは食物繊維も多いので、お茶にした後に食べるという楽しみがありますが、メイグイはちょっと食べにくいかもしれないという違いもあります。メイグイのジャムなども出ていますので、生の花は食用としていろんな活用もされているようですが、お茶としてつぼみの形で乾燥させたものは、お湯を注した後でも、あまりみずみずしくならないのです。。。食べられないことはないですが、ちょっとぱさぱさ。でも香りを食べている感じがしますよ!
2005年03月11日
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バラ科のハマナス、中国語ではメイグイ(〔王+攵〕瑰。メイクイとも言います)。その花のつぼみをお茶にすると、バラの香りがふんわりと香るお茶になります。こんなふうに薔薇のつぼみに似ているので薔薇茶(ばらちゃ)とも呼ばれています。鮮やかな紅紫の花びらは、お湯が注がれると途端にマゼンタのような紫を帯びたピンク色に変わって。そして、花の色を映し、水色もかすかな薄桃茶色に染まります。甘酸っぱいような薔薇の香りは鼻腔と舌の両方で感じることができます。飲み込んだ後にもしばらく薔薇の余韻を楽しめます。香り、水色、花の様子、、、しっとりとリラックスできるお茶なのです。。。ノンカフェインですから、眠る前に頂いてもOKですね。一日の終わりにちょっとリラックスしたい時にぴったりのお茶ですね。ところで、「ハマナスの花」を意味する中国語「メイグイファ」という言葉をお茶以外のところで聞かれたことがある方も多いのでは?「体の調子を整えながらダイエットできる」食品として、ダイエットコーナーなどで紹介されています。オレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、肝臓と胆のうに含まれている酵素リパーゼを活性化させ脂肪を分解させるはたらきがあるのですって。(なんだか難しい話、、、)そして、ビタミンCも。気持ちが穏やかになるだけでも、体を整えることができますが、その上、豊富な栄養。。。ありがたいお茶ですね。この花のお茶は、そのまま頂いてもとてもすばらしいお茶です。その上、いろんなお茶とブレンドしても、メイグイ本来の力を失わず、あわせたお茶の魅力も高めてくれて。。。緑茶、紅茶、プーアル茶、菊茶などとの相性はとても素敵ですよ。 これは、ジャスミン茶(茉莉珍珠・緑茶)とあわせた「メイグイ珍珠」です。ジャスミン茶については、以前1月27日の日記にも書きましたが、緑茶にジャスミンの花の香りをつけた(薫香といいます)お茶です。とても心地よい花の香りが楽しめます。ジャスミンの香りと、薔薇の香り。2つの香りが合わさったのにくどさはなく、やさしい香りに包まれるお茶です。透明なガラスの器で、花と茶葉がだんだんに変化していく様子を楽しんでいると、ちょっと凝った気持ちや体がほどけていくような感じです。。。
2005年03月10日
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生まれ変わって、次の生涯を生きても無理でしょうね。って、分かっているから、「飲んでみた~~~い」って思いは募るわけで、幻を更に幻にしていくのでしょうね。中国茶に取り立てて興味が無い方でも「大紅袍」の名前を聞いたり、オークションで、20グラム270万円だとかの値がついたお茶について耳にされたことがあるのではないでしょうか。20グラムっていったら、片手に載っちゃう量でしょう。小さな茶壷(急須)で淹れたら、3、4回分にしかならない量。。。さすがに、このニュースが中国国内で報じられた時、購入者は「茶痴」と揶揄されたようです。さて、これは「大紅袍」の茶殻です。 270万円のお茶? もちろん違います。私には無理です、そんなお茶を買うのは。では、これは何か?これは、20グラム270万円の茶葉を摘む茶樹(初代と呼ばれる)を接ぎ木した茶樹から摘まれた「2代目」の「大紅袍」。ちなみにお値段はぐーーーーーーーーっと下がって、20グラム630円也、です。すっごい、落差・・・・・なんとなく「大紅袍」を頂く時に思うのは、このお茶はお茶の味わいよりも「伝説」や「銘」を頂くお茶みたいってこと。目の前のお茶を吟味するよりも、「いつか、いつか、飲めるものなら」と適わない願いに思いをはせてしまうわけですね。まるで、アイドルに夢中になるみたいな。。。「大紅袍」初代の樹は、樹齢約350年とか400年といわれ、たった3本(4本、いや6本だと記すもの有り)しかない天然木。年間わずか300グラムくらいしか採れず、それは全て国家へ。市場に出回ることはないのです。盗難防止に、兵士が守っているとかとも聞きます。そう、飲んだことがある人はめったにいないお茶なわけです。飲みたいという憧れだけで、その名を馳せるお茶。まさに、アイドルではありませんか(一昔前の)。ね。
2005年03月09日
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この鮮やかな赤がいいのですよねぇー。ポンパドールの「ローズヒップ&ハイビスカスティー」。 ビタミンCに、クエン酸。元気になるものいっぱいの飲み物は、パッケージから元気になる感じですよね。ブレンドの割合もちょうどよくって、いい感じの酸味。大き目のティーバックでたっぷりのお茶が出来上がる仕様だから、マグカップで作って注し湯をしながら半日は飲み続けちゃいます。目からも元気になるものを飲みたがるというのは、ちょっと疲れているのかなぁと思ってみたり。でも、心が元気になるお茶って、私にとって一番はどれだろう?うーーーーーん、考えていると疲れてきちゃう。なんて、アンニュイな気分を楽しんでいたら、「「退屈な私」。あなたも一緒に終わってみませんか」ってコピーで、一気に盛り返しちゃった。NHK「ものしり一夜づけ」の中のコピー。番組が最終回なのとあわせて「最終回」特集。で、「終わってみませんか」だったわけですね。やっぱり、笑うと元気になるわぁ。雨と雷がすごいんです、今夜。春雷、ですね。
2005年03月08日
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雪がいっぱいでも、確実に春の風。なんとなくそんな風に考えているみたいな顔のななすけ。 だけど、やっぱり、雪の上は早足になるみたい。ピントが背中にきちゃった。 ななすけ、こころなしか眉根にしわが寄っているような・・・ 今日のお茶は、久しぶりに文山包種茶<文山包種茶の日記へ>。明るい日差しの中で頂いたせいか、日向の草原というかまきばの香りがしましたよ。まだ弱々しい春の萌しと、淡い香りはとてもよく似合ってました。 ■■■ 文山包種茶 ■■■ 種類・産地青茶(半発酵茶)・ 台湾茶器磁器の茶壷。蓋碗 *香りが淡いお茶なので、宜興の素焼き茶壷などの陶器の 器では香りを奪われてしまいます淹れ方85度~90度のお湯で、1煎目は1分弱ほど蒸らします。2煎以降は30秒ずつ長く蒸らしてください。 ■■■ 楽天の「青茶」の中から文山包種茶を探す ■■■もっと探す
2005年03月07日
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ここ数年好きなテレビ番組の一つにNHK教育の「真剣10代しゃべり場」があります。といっても、放送時間が金曜の夜遅くに変わってから、見る回数が減っていて、好きっていうのは、ちょっとおこがましいのですが。10代の人が、本当に一生懸命自分を語っていて。時に痛々しいと感じる結果になることも、純粋な魂が浮かび上がることを分かち合うことも、そういうさまざまを見守っていたいと感じるそんな番組なのです。基本的に「様々な考え方があるし」と思うので、番組を見ながら、彼らのやり取りをどうこう思うことはないのですが、数週間前の放送の中の言葉が心に引っかかったままになっていて。その日のテーマは、「農業に携わる人に感謝しよう」。それに対して発せられた言葉。趣旨は「食べ物を作ってくれているというのは分かるけど、工業製品だって生活には必要。工業の人に感謝しないのに、農業の人に取り立てて感謝は不要」ということだったと記憶しています。もしかしたら、1人の発言じゃなくて、何人かの発言がごっちゃになっているかもしれませんが。気になっているのは、せっかくの良い気づきである「農業だけじゃなく工業だって大切」ということを得ているのに、「工業には感謝しないじゃない。だから農業にもしない」に至ってしまうの?っていうこと。。。「もったいないよ」って言いたい気持ちが私の心の深い底を泳いでいて、時折心の水面に顔を出してきて、気になっているんだなぁと気がつく、そんな感じなのです。
2005年03月06日
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今日は友達と安渓鉄観音三昧。先日日記にも書いた、届いたばかりの3種類の安渓鉄観音と手持ちの安渓鉄観音でお茶三昧。しあわせ~~~でした。それぞれのお茶の印象は、今日はまだあいまいなのです。なので、後日書いてみようかなぁと思っています。たぶん・・・前に書いた安渓鉄観音の日記にも、茶葉によって印象が変わるって書きましたが、今回のように、いろいろ飲んでみると、それがただの印象ではなくって、本当に茶葉に個々の性格があるのが分かる気がします。香り、茶葉の質感、水色、味、音韻・・・それぞれが微妙にだったり、すごくだったりの違いが。面白いですね。で、今日のお茶は、ケーキで迎え撃ち。 ところで、このケーキ何人分でしょう?答えもまた面白いですね。デザートの法則からそれることがないんですもの。。。。。 今宵は荒れた天候のところもあるようですが、虫たち目覚めましたかしら。午後9時啓蟄でしたが・・・・・(私ならもう少し寝て待ちますね) 今日の日記中の安渓鉄観音は、楽天フリマで購入したものと札幌の「楼蘭」他からの購入のものです。楽天市場のお店にもいろいろあります。
2005年03月05日
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雪はあがったけど、まだ寒いですねぇ。今日気がつくと何杯も飲んでいたのは、「ボグリジャリの生姜茶」。温まります。もともと生姜湯が大好き、というか生姜大好き。冬でも、おろした生姜と刻みねぎで冷奴というのはお気に入り。毎日でもいいくらいなんです。近所のスーパーで、ラベルが気になって手にとって見たのがこれ。よく見たら真ん中に書いてある絵が根生姜だったんですね。それからスーパーの商品名を見たら、「生姜茶」。でも、どう見てもお茶っぽくないでしょう。それもそのはず。生姜茶ということで売られてますが、ビンに貼られた商品表示の品名を見ると「生姜ジャム」ですものね。実際は、ジャムといってもゆるい生姜エキス液(砂糖とはちみつで整えたもの)の中に刻んだ根生姜が入ってるんですね。ジャムって言うより、シロップみたいな感じ。このゆるゆるのジャムをお湯で割って飲む「お茶」なのですね。で、飲んだ感じ。おいしい。甘さは控えめです。といっても、お湯の量を調節することでどうにでもなるので、甘いのの得手苦手はあんまり考えなくてもOKです。生姜の持つピリピリ感も健在。舌、喉、口蓋とも生の生姜を食べたような感じ。それに、刻み生姜がしゃりしゃりしていていいんです。ジャムっていうからもっと、べったりしてるかなと思ったけど、ぜんぜんそんなことなかったですね。これを葛と合わせて、生姜湯を作っても良いかも。これを買ったスーパーのHPでは、アイスもおいしいって書いてありましたね。いろいろ楽しめそう。逆に、食物繊維も摂れるから、もしかしたら飲みすぎには注意が必要?「ポグムジャリ」は、韓国語で「福音の場所」という意味だそうで、カトリックのバザーで人気になって市場に出たものだそうです。だからでしょうか、シンプルで素敵なラベル。このシリーズは、他にもクエン酸たっぷり、柚子のプレザーブが入った「ゆず茶」という柚子ジャムもあるんです。生姜茶が無くなったら、そちらも試してみようかな。楽天でも探してみたけど、残念ながらこれは見つからなかったです。。。その代わり、生姜、柚子、ナツメのお茶がセットになったもの発見。 先日の、BSドラマ「チャングムの誓い」で主役のイ・ヨンエさんがナツメのお茶が大好きって言ってたのを思い出しました。甘酸っぱくておいしく、からだがとっても温まるんですって。ナツメのお茶もいいかも。
2005年03月04日
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台湾、阿里山。その高みは、よいお茶を育みます。今日は、その阿里山高山茶の中から「阿里山珠露茶<阿里山珠露茶 2004冬茶50g>」。これは阿里山高山茶と呼ばれるお茶のなかで、石卓という土地で作られたお茶の名前です。茶葉の何よりの特徴は、ずっしりとした重さ。大きさ。鮮やかな青みと共に、お茶の生い立ちを語る気がします。おいしいお茶が飲めそうな見た目ですよね。他のお茶の茶葉、例えば凍頂烏龍茶などと比べると、茎が目立つようですね。お茶を淹れてみると、そのその茎が、どーーーんと現れてきます。まるで、茎茶と葉のお茶の混合みたいですよね。こんなに、迫力がある茶葉なのに、このお茶の味わいは、淡く、爽やかなんです。まず、水色からも淡いのです。これは、洗茶をせずに1分蒸らした1煎目のお茶です。茶葉からは想像できない水色だと思います。この淡さ、霧に包まれて育った飲み物という感じがしますね。だから、飲み口もさらりと淡いのです。が、その淡さが余韻となるのです。飲み込むと、花に例えられる香りがすっと鼻に抜け、そして、口中に長く香りがとどまるのです。味も、同様。淡い味わいが、爽やかに長く残るのです。ちょっと、淡く淹れた日本茶の後口のようなコクを感じます。高い山という厳しい自然は、様々な風味を抽出して、エッセンスを凝縮して蓄えたようなお茶を作ったようなですね。凝縮されたエッセンスがまとうのは、深い霧が持つ淡さ。そんな感じです。このお茶は温かくてもおいしいですが、淹れた後冷め切るまでおいておいた冷たいお茶もいいですよ。エッセンスだけを味わえるようなお茶に変身します。。。
2005年03月03日
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戸棚を見ていたら「安渓名茶」と書いてある箱発見。頂き物をしまいこんだまま忘れちゃったんだ。しまうと本当にだめなんだよね。。。戸棚や冷蔵庫を発掘するといろいろと見つけることが出来ちゃう。そうした発掘品のほとんどが賞味期限を大きく切っているもの。これも例外じゃなくて、99年のお茶みたい。う~ん、5年以上前のお茶かぁーーー。保存期2年って書いてある。ものは、「黄金桂」。福建省安渓の青茶。捨てたくないなぁ。。。。。とちょっとだけ迷って、飲んでみることに。開封してちょっと驚き。よく見る「黄金桂」とかなり違う茶葉。奥の緑色の茶葉が、よく見る「黄金桂」。まず、色が違う。黄金桂は普通凍頂烏龍茶などに近い、きれいな緑の色味をしていることが多い。だけど、今回のお茶は、強い焙煎が伺える濃い濃い茶色。ただこれは、最近の黄金桂や同じ安渓産の鉄観音などが、台湾の凍頂烏龍茶の影響を受けて浅い焙煎になってきていて、だから、以前の黄金桂が焙煎の強い色をしていても不思議じゃないのかもしれない。もう一つの違いは、形。緑色の黄金桂が、よく拠られて丸まっているのに対して、今回見つかったお茶は鳳凰単[木+叢]や一部の岩茶に見られるような形をしている。製法が変わったの?だけど、だんだん、このお茶が本当に黄金桂なのかしらって思えてきちゃった。香り。緑色の黄金桂が乾燥した茶葉の時にかすかな乳香を感じるのに、茶色の黄金桂は、これまた岩茶のような。。。でもこれは、6年弱の年月の成せる技かもしれないし。。。。。飲んでみました。「岩茶じゃないの、これ」が感想。岩茶の水金亀に似てる。軽くフルーツのような香り。そして、舌の奥に残る後味。岩韻みたいなんだけどーーー。水色も黄金桂よりも強い色味。岩茶のようなオレンジ色。これは、黄金桂なんだろうか?どこかで入れ替わったんじゃないの?それともくれた人が悪徳業者に当たった?でも、6年の年月は、真実を闇の中に。。。だいたい、誰がくれたんだっけ?私って、失礼な人間だ。。。本当の岩茶が飲みたくなっちゃった。「金佛」という岩茶にしようかなぁ。。。でも、今日安渓鉄観音が届いたんだっけ。楽しみに待ってたものが3種類だし。そちらも飲みたいな。どちらにしようか?
2005年03月01日
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雪のない道を歩くのは久しぶり。あちこちのお宅のお庭や公園では、梅や椿がすごくきれい。沈丁花も、花房の中1つ2つほころんでいて。やっぱり湘南、冷え込むと言っても、会津とは違う・・・ほころんでいる花の数が少ないからか、昼間の空気にはのりきれないからか香りはしなかったけど。どんどん春めいていきますね。昨日より、今日、明日。同じ道が、毎日違う道になっていきますねぇ。違う道になるといえば、気に入っていたパン屋さんが無くなってましたのですよ。留守にしている間におきた一番ショックなことでしたね。りんごのコンポートが1個の半分がまるごと入っているデニッシュ。小麦粉のグルテンを原材料にした歯ごたえばっちりのドーナツ。神奈川に戻った時の楽しみだったのに!これからどこで買えばいいの・・・ 大きいりんごが丸ごと入ったものといえば、青森の友達が買ってきてくれた、 「ほんとうに気になる りんご丸ごとパイ包み!気になるりんご」とか、大好きです!りんごは生でもおいしいけど、歯ごたえが残るコンポートやシロップ漬も最高!特にパイやデニッシュは格別の別バラ!パイにお入りいただくスペースをご用意しちゃいます! 外出から帰ってきた時のうがいに、お茶を使ってます。お茶のカテキンは、殺菌効果があるので、普通の水を使うより効果があるみたい。この冬は、これまでのところ風邪にもインフルエンザにも負けてないから。カテキンは、緑茶や浅い発酵の烏龍茶に多いみたいですが、あんまりこだわらずにいろんなお茶を使ってます!やっぱり、「病は気から」は間違いない!って感じ。だって、茶葉にこだわらないだけじゃなく、使っているのは出がらしですもん。出かける前に飲んでいた出がらしの茶葉に湯をさしておいて出かけ、長時間抽出で淹れたごとくのお茶でのうがい。これも、リサイクルになるかしら?
2005年02月28日
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今、大地真央さんがCMで美しく踊ってますよね。大地さんが幸せそうに飲んでいるのに釣られてキリンの「上海冷茶」飲んでみました。。。 ファー ジェン チン ユェン!アジアの風キリン☆上海冷茶【しゃんはいれいちゃ】パッケージによると、香りの良さがセールスポイントのようですね。包種茶と茉莉花茶(ジャスミン)と桂花(キンモクセイ)のブレンドだそうです。確かに香りが良いお茶を集めたみたいですね。。。一口飲んでの印象は、かなーたに茉莉花の香りがするお茶といった感じです。多分、ジャスミンが前面に出すぎると、ジャスミンのお茶ということになるでしょうから、「あぁ、ジャスミンが香るのが分かるわぁ・・・」という感じの距離感はこのお茶として大切なポイントかな。一般にジャスミン茶というと緑茶への香り付けが主流ですが、台湾ではこのお茶のように「文山包種」という青茶とジャスミンを組み合わせたジャスミン茶が飲まれるようですね。このお茶は「上海」だけど、ジャスミンと包種のお茶でジャスミンが強く香るようだとジャスミン茶との差別化が図りにくいでしょう。あくまでも遠く薫るっていうのはこのお茶の本道なわけですね。。。ただ、そのせいで香りにおける特徴が弱くなっちゃってるような・・・「無糖なのに甘い」もセールスポイント。確かに口に含むと甘い感じがします。だけど、気になるのは口に最終的に残っている苦味。渋みではなくて、苦味。何が入っているんだろう?原材料のとこには、お茶以外にビタミンCって書いてあるけど、市販されている烏龍茶などにはよく入っているからビタミンCが直接の原因とは思えないけど。。。???です。「冷茶」ということですし、コンビニで買ったままの冷たいお茶を味わってましたが、なんだか、とっても、身体が冷える感じ。で、レンジで温めてしまいました!温めると、茉莉花より桂花が薫る感じに変身します。不思議。飲み口がとろりとした感じにもなります。不思議。同じキリンの「生茶」の口当たりに似てるかも。そして、青っぽさが現れてきたかも。不思議。熱を加えて青っぽさだなんて。「一度飲んだら忘れない、日本人がはじめて出会う新しい美味しさ」がキャッチコピーのようですね。うん、お味より「不思議」という印象が忘れられないかも・・・・・・おまけです・・・青茶=烏龍茶という図式があるようですから、それで、包種茶=青茶=烏龍茶となり「芳烏龍茶」という「上海冷茶」のサブネームが現れてきたのでしょうね。「上海冷茶」の「包種」茶というお茶をどのように解釈するのかちょっと不明ですが、製造工程で考えるところの「包種」茶は厳密には烏龍茶ではないので、、、少し混乱しちゃいます・・・
2005年02月27日
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大ぶりですねぇー。平べったいので、一見した印象は本当に「バサバサ」。 「太平猴魁(たいへいこうかい)」というお茶です。茶葉は、綿棒より長いんですね~(普通の綿棒ですよ。赤ちゃん用じゃなくって)「太平猴魁」は、中国茶の区分で「緑茶」になります。中国の緑茶は釜炒り茶がほとんど。釜に押し付けられるようにして炒られていくので、平べったいのですね。このお茶もその特徴のまま、平べったい。。。あまり「揉捻」(茶葉を揉む)ことをしてないので、お茶の葉の押し花みたいな素直に平べったい形。お茶の葉の押し花っていうのは、以前の日記でも取り上げた「西湖龍井茶(このお茶も緑茶)」の時にも書きましたが、龍井茶と比べるとより押し花、葉っぱなので「押し葉」ですかしらね、「押し葉」っぽいですね。これは、龍井が「一芯一葉」という芽と一番目の葉の部分を摘んだ「芽」っぽいお茶であるのに対して、太平猴魁は「一芯二葉」といって芽から第二葉までを摘んでいて、また、その摘む時期も半月くらいあと。 4月5日頃にめぐってくる「二十四節気・清明」の頃に摘まれる龍井と、「穀雨」から「立夏」に摘まれる太平猴魁。いっぱい春の陽を受けました、っていう感じが青みが強い茶葉から伝わってくるように感じます。そうした違いはありますが、龍井と太平猴魁にはもうひとつ似ているところがあります。緑茶は発酵させないお茶なのですが、この2つの緑茶は軽く「萎凋(いちょう)」という陽の光などにあてて萎れさせる発酵工程を経ているのです。だから、香ばしい。おいしいお茶ですよ。この、バサバサと一見がさつに見えるお茶は、その香りが花に例えられるのです。花盛りの花の香りというよりも、青っぽくほころび始めのような感じですね。その辺はやはり緑茶らしい・・・甘いコク。花の香り。太平猴魁の特徴。が特徴といっても、いずれも、淡く、清清しく。大きい茶葉ですから、蓋碗やマグカップを使って、葉を折らないように淹れましょう。中が白い器なら、茶葉の美しさがいっそう引き立つし、ガラスの器で茶葉がお湯を得て膨らんでくるのを見つめることが出来る。。。 水色も淡く、翡翠に例えられる青みを帯びた黄色で、これも清清しい気分にしてくれる色味。 緑茶ですからあまり熱くないお湯85度から90度くらいが適当と言われますが、渋みが強くないので、高温で淹れてもOK。強く揉捻していない茶葉だからでしょうかしら。ざっとした私には気を使わずにおいしく淹れられるので「良きお茶」なんですねぇ。。。 久しぶりに神奈川に戻ってきたけど、寒い。会津より寒い気がする。雪降ってるし。だから、身体が凍えていたのですよ!午前中お茶を飲もうとしたら、茶壷に茶葉を入れる直前に茶葉をぶちまけた。凍頂烏龍茶冬茶の最後の1回分だったのに。ちょっと足りないかなぁと思ったけど、ブロークンリーフだし、それなりのお茶になるだろうと思ったのに。一生懸命袋たたいて、粉茶集めたのに。がっかり。 そういえば、ビバヒルのデュランとケリーが久々の共演なんですってね。NHK教育で放送している恋するマンハッタンで。NHKではまだ第2シーズン。共演は第3シーズンだから、日本ではまだまだ先(やってくれるかな)ですが。
2005年02月26日
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ミルクというかバターというか、そういう「乳香」系の香りが「華やか」っていうのは、何だかありえない気がしますよね。台湾の烏龍茶「金萱高山茶」は、その「ありえない香り」のお茶。ミルクの香りの花があるとしたら、その花の香りだと言いたい感じです。ミルクがもっているコクを感じさせる香りではなくて、さらりとした香りで、ふんわりと柔らかく広がる様子は、花の香りが広がるのに似ているのです。花々をイメージする、それが華やかだなぁと感じる所以。もちろん、金萱茶はそうした花の香りをつけたものでも、ミルクの香りを人工的につけたフレバリーティーでもなく、お茶の葉そのものが「乳香」を漂わせるお茶です。だから、お茶のもつ爽やかさを失っていません。茶葉は、青みのきれいな緑色。 金萱茶は、半発酵茶である青茶。その青茶の中でも、発酵は浅い方。発酵度の浅い烏龍茶らしくきれいな茶葉です。写真はちょっといたずらして、雲中か霧の中の雰囲気を出してみました。このお茶のふるさとの高山っぽく。。。このよく揉まれた茶葉は、茶葉のうちからあまやかで香ばしい香りを漂わせていて、そんなに強い香りじゃないのに、しっかりと薫るのです。残り香もそう。写真を撮るのにつかったお皿、茶葉を除いてしまっても香りが残っているのです。でも、決してくどくはない香りです。しっかりしているのにくどくはなくて、逆に、すずやか。ほんとに。ミルク嫌いっていう人にも、ぜひ勧めたいお茶です。ほんとうに。
2005年02月24日
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春一番が吹き抜けたというニュース、暖かく都内は19.4℃だったというニュース、、、うらやましいです、とっても。ここはまだ冬の盛りの寒さ。一昨日来の雪の勢いは弱まったものの、それでも雪交じりの風は強く冷たく、春を告げるものどころか冬の居座りを再確認。この寒さには、岩茶が我慢の助け。。。鉄羅漢でどうにかしのげたかな。岩茶は、前の日記にも書いたように、血流をよする効果があるから、体が温まるんですよね。まず、水色。明るいオレンジがかった黄色が瞳を通して脳を温めるような感じ。 これは、洗茶後1分蒸らした1煎目ですが、見ているだけで、「ほーっ」としちゃいます。私たち日本人になじみの深い烏龍茶の故郷福建省。その北に岩茶の育つ岩山、武夷山があります。岩茶の人気が高まる中、現在800種を超える岩茶の品種があるとのだそうです。そうした岩茶の中で、最も早く名前が付いたお茶と言われるのが「鉄羅漢」。すでに宋の時代の記録に名が記されているのだそうです。もう1000年も昔から連綿と飲み継がれてきたお茶なのですね。このお茶の味わいは、とても力強いのです。香り、味。そして、岩茶の持つ味わいを表現する言葉に「岩韻」というものがありますが、その岩韻がとても顕著なのです。さらりと力強いお茶が舌の上を転がり、喉に落ちる。お茶が行き過ぎた後、舌の付け根から喉に爽やかな刺激が長く残ります。岩茶が育つ岩が育んだ刺激「岩韻」。茶樹は根を張った岩のミネラルを吸い上げて、岩茶特有の力強さを蓄えるのだそうです。飲み込んだお茶が運んだミネラルが、身体を温める。険しい自然が身体を癒す恵のお茶なのですね。茶を淹れる器が指先から温めてくれ、身体の内側からはお茶が生い立ちをかけて温めてくれますよ。
2005年02月23日
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