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寺内町亭小天狗

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January 14, 2013
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  < 処世名言室 >

      『言志四録・座右版』
  (佐藤一斎著・久須本文雄全訳注、講談社)

序言には、

 『言志四録(げんししろく)』の著者である佐藤一斉は、
 江戸後期碩儒にしてその学は実に博深である。
 (省略)
 特に、修養の糧として、なお処世や教育の心得として、
 『菜根譚』と同じく

 この語録は感銘直截にして人の肺腑を衝く趣があり、・・・
 わが国における語録中の白眉にして不朽の名著である。

と述べています。


     言志四録・060

○言志録は、二四六録。

   〇一四 多聞多見

自分に資善の心をもっておれば、
父兄や師友の言葉を聞くことの多くないことを
ただ心配するだけである
(なるべく多くの父兄や師友を聞こうとする)。

また読書についても、

いかないのではないか。

聖人・賢人が言った多聞多見の真の意味は正しく
このようなものであろう。


☆[解説]

”資善の心”とは、

 徳を積むという善の言動行為を自分の善とする心”
をいう。

巷の居る無名の人の善の言動行為を観察していますと、
自分を啓発するだけでなく、
その人の行為を真似することで、
自分の器を大きくしてくれるものです。

ものごとの分別ある他人の意見を聴く姿勢は、
無になって真剣に耳を傾けること。
その姿勢は、眠っている資善の心を芽生えさせてくれる。

分別あって善の言動行為ができる人を観察する。
こういう聖人・賢人は、此の世に多く居るものではない。
ならば、
聖人・賢人と呼ばれつづけている
古人の言葉を残した書物を手にとって熟読してみる。

聖人・賢人が残した言葉に触れることは、
市中に存在する多くの父兄や師友よりも、
益が大きいと思う。

どちらにしても、
心を養うという《養心》を持たねばならぬ。


○言志録は、二四六録。
○言志後録は、二五五録。
○言志晩録は、二九二録。
○言志耋録は、三四〇録。

△目 次▽

000     はじめに
001 〇〇二 学問の師(言志録)
002 一六七 小人と君子(言志耋録)
003 〇〇一 学問の道(言志耋録)
004 一六八 物には本末有り(言志耋録)
005 二〇二 知足と不知足(言志後録)
006 一五一 心を養うには寡欲(言志耋録)
007 〇六五 度を過ごすな(言志後録)
008 一二四 誠の心(言志録)
009 一二〇 自己を失えば(言志録)
010 〇六六 心が小利に動く(言志録)
011 一三八 分に安んじて命を待つ(言志耋録)
012 一六九 恩恵(言志耋録)
013 一八五 過ちを忠告されて喜ぶ(言志耋録)
014 一五九 躾の教育(一)(言志後録)
015 一六〇 躾の教育(二)(言志後録)
016 一六一 躾の教育(三)(言志後録)
017 一二一 不断の努力が実を結ぶ(言志後録)
018 一五三 心の誠否(言志録)
019 〇七七 言行一致すべし(言志後録)
020 〇二一 心が塞がると百慮誤る(言志録)
021 〇〇六 心と気は平静に(言志晩録)
022 一四八 信用(一)(言志録)
023 一四九 信用(二)(言志録)
024 一五〇 信用(三)(言志録)
025 〇一一 人に背くなかれ(言志後録)
026 〇三五 人を容(イ)れる心(一)(言志録)
027 〇三六 人を容(イ)れる心(二)(言志録)
028 〇三七 人を容(イ)れる心(三)(言志録)
029 〇一〇 省察すべし(言志録)
030 〇九四 人は天に従う(言志録)
031 〇三九 賢愚の相(言志録)
032 〇三三 人には寛、己には厳(言志後録)
033 一六五 節度を守る(言志録)
034 二二〇 幸福観(言志録)
035 一五四 敬(一)(言志録)
036 一五五 敬(二)(言志録)
037 一五六 敬(三)(言志録)
038 一五七 敬(四)(言志録)
039 一五八 敬(五)(言志録)
040 一五九 敬(六)(言志録)
041 一六〇 敬(七)(言志録)
042 〇五九 艱難汝を玉にす(言志録)
043 一九二 人の禍・福(言志晩録)
044 一一六 感応(一)(言志耋録)
045 一一七 感応(二)(言志耋録)
046 一一八 感応(三)(言志耋録)
047 一一九 感応(四)(言志耋録)
048 一二〇 感応(五)(言志耋録)
049 一二一 感応(六)(言志耋録)
050 一二二 感応(七)(言志耋録)

051 一八八 愛敬の心(言志晩録)
052 〇七七 人は地に生まれ地に死す(言志晩録)
053 〇五五 人の言は虚心に聴け(言志晩録)
054 〇二〇 精神を引き締める(言志録)
055 一八三 私心を去れ(言志録)
056 〇一八 理を窮める(言志晩録)
057 一三〇 心を引き締めて書を読め(言志後録)
058 〇四九 古人を友とする(言志後録)
059 〇三三 志が有ると無し(言志録)
060 〇一四 多聞多見(言志録)
061 〇二一 養心(言志後録)





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Last updated  January 14, 2013 09:57:22 PM
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