よんよんとともに
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その日、パリの空は抜けるように青かったセーヌ川ほとりのアメリカンチャーチルには、パイプオルガンの織り成す壮大な音色がこだましていた。結婚行進曲に歩調をあわせて入ってきた二人緊張した表情のユジンとチュンサンだった。二人が大好きな 白一色のウェディングドレスに、タキシード姿・・・・・長かった二人の恋がやっと・・・・やっと、この日を迎えた・・・・。式に参列した誰もが涙を流した。 そして、心から祝った・・・・。 ユジンもチュンサンも涙を拭おうとはしない・・・・。拭ってもぬぐってもあとからあとからあふれてくる・・・・それをふたりとも知っていた。でも今日の涙は、二人が出逢ってから流した涙の中で1番嬉しい涙だった・・・・。 二人は今日までどれほどの悲しみの涙を流しただろう・・・苦しみの涙を流しただろう・・・ 時には絶望の淵に立たされて流した事も・・・二人だけで式を挙げようとしたあの時も・・・ そんな思いを今日の涙が全て喜びの涙に変えた・・・・この日を迎えるために走り回ったのが、オ・チェリンだった。ユジンはA〇 AWARDSの授賞式に出席する為、チェリンにチュンサンの付き添いを頼んだ。 付き添うチェリンにチュンサンは頼みごとをしていた。結婚式の手配、指輪の手配、全てユジンに知られないようにやって欲しいと・・・。「カン・チュンサン、ユジンともし別れた時は、私をお嫁さんにしてくれるなら頼まれてやってもいいわ!」と冗談とも本気ともとれる返事をしていた・・・・。 チュンサンは意識が戻った後、順調に回復した。奇跡的にもかすかに視力も残った。そして、チュンサンは、もう倒れる心配もなくなった。 退院した日、ユジンの建てた心の家に二人は帰った。、母ミヒが首を長くして待っていた。 挨拶をして、二人の部屋に行くとチュンサンがポケットからカラーボールを取り出して、ユジンにポンと投げて渡した。そして、手で割る仕草をした。ユジンは、あのスキー場を思い出した。中には、思い出のあのポラリスのネックレスが・・・・ ようやく、ユジンの胸元にあのポラリスが戻ってきた・・・。「チュンサン、ありがとう・・・・」チュンサンとユジンは幸せをかみしめていた・・・・。その2日後に結婚式だと、ユジンは何も知らなかった。 to be continue・・・・・・・・ by keema
February 19, 2009
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