ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2007.03.30
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 著者が指摘するように、13世紀に吹き荒れた嵐の意義は、アジアとヨーロッパの政治的境界をぬりかえ、人びとをその住み慣れた地から追い払い、イスラム、仏教、キリスト教の影響力を根本から変革させ、モンゴル人が東西の通路をひらき、世界についての知識を拡大させたことであろう。そして果てしなき殺戮の歴史をも積み上げていく。


 何故あんなにモンゴル軍は強かったのだろうか。彼らの侵略は巧妙であり、虐殺によって敵を沈黙させ、ふきつさらしの荒野にした。彼らは世界を牧草地にでもするつもりだったのだろうか。やはり騎馬民族による世界制覇なのだろう。


 「ものごとは結末を見るまでは、栄光とはいえない」その途上で多くの人は気力を失ってしまう。故にことは為し難いというべきなのだろう。ジンギス・ハンは少なくともそのことを知っていたが、遂に生涯は彼をさえ、それを待ってくれなかった。







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最終更新日  2007.03.30 17:06:36
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