ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2011.11.27
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 ・へ2・・・家を捨てて放浪する聖僧を尊崇する風潮が古い昔から日本にはあり、その伝統に属するのが僧として、行基、空也、西行、一遍などがいる。さらに松尾芭蕉や種田山頭火、あるいはフーテンの寅さんがあるのではないだろうか。名利を捨てて流浪する人間の生活を賛美する傾向がある。西行はすでに生きているうちから伝説の人であり、死後もまもなく「撰集抄」が作られ、「西行物語」が書かれ、歌集「山家集」が愛読された。


 ・西行の人生を誰よりも慕ったのが芭蕉だった。「西行物語」の歌が俳句になったのが「奥の細道」になった。どうも西行は理想化されているようで、実際は必ずしも名利を捨てた清い旅僧ではなかったようだ。西行は金持ちであり、出家した後も、彼も家族も不自由なく生活することができたようだ。美談は作られたものが多いらしい。


 ・へ2・・・僧でありながら数多くの恋歌を作った西行とはどんな人物だったのだろうか。まさに矛盾の人であったのであろう。空想と現実が入り混じる大乗仏教の「煩悩即菩提」というのが西行の人生そのものを象徴している。史実は相当違うのだろう。








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最終更新日  2011.11.27 12:25:01
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