
エタノールというと植物由来のアルコールですね。 このアルコールがどの様に作られるのかは、皆さんで調べてください。 ただ難しい製造工程の話しではなく、エタノールが今後この日本でとても重要な物質になるかどうかの瀬戸際に今立たされているということをお話ししましょう。 実は、私は教育番組で、エタノールの話しがあったんで興味深く見ていました。 そうすると、今まで世界中がやろうとしても出来なかった方法で、エタノールが簡単に抽出できることが実験でできたんです。 それまでは、穀物を利用したり、サトウキビを利用したりしていましたが、これでは効率が悪いのです。 特に穀物を利用するやり方では、人類を脅かすような結果を招くことにもなり兼ねません。 またサトウキビで利用すると、穀物ではない分、人類に影響を与えることは少ないでしょう。 しかし日本人が考え出した、植物が豊富に持っている「セルロース」、繊維ですね、このセルロースを分解することで生じるエタノールが、今回注目を浴びています。 今まで、セルロースを分解する手段がありませんでした。 しかし、偉い人が居るもので、酵母を利用して、その酵母の遺伝子操作をして、セルロースを分解しやすいようにその酵母を改善させたんですね。 その結果、酸素を吸わせないようにして始めて分解できることが分かり、アルコールを抽出することに成功したようです。 ただこの効率が素晴らしく、アメリカ的なやり方の穀物由来法は、1対2の効率で、ブラジル方式のサトウキビ由来法では、1対4の効率だそうです。 日本方式の酵母利用型では、1対10の効率だそうで、圧倒的に日本式が有利だそうです。 この話しをとある人から聞いたとき、農業振興にも通じる問題であるということを感じました。 農業に関しては日本は食料自給率が40%を割ってしまって、39%になっている。 これは先進諸国の中で、一番最低な割合である。 単純な計算をすれば、一億数千万の40%以下の国民しか、自国生産の農作物で生きて行くことが出来ないということを意味している。本当に大変怖い話しで、多くの餓死者が出ることを意味している。 しかし農家は減反の命令を受け、米を作らないように指導を受けている為に、米生産がどんどん減少し、農民そのものが減少してきているのも事実だ。 そのために、「限界集落」という言葉さえ生まれ、65歳以上の住民が集落を形成し、その地域の発展は絶望視されるようになって来ている。 その農家を救う為にも、エタノール生産をするに必要な植物を生産する必要がある。 セルロースを多量に含んだ草を植えることで、その利益を還元することが出来る。 勿論、米を作ることで出来る藁も重要な材料になるから、米を生産し、そからもエタノールを作ることが出来る。 また水田は土を害虫から守り、土壌の健康維持にも必要な方法なので、水田がなければ、他の作物も育ちにくいのも事実なのだ。 農業は本当に大変な仕事だ。 農業はなくてはならない仕事であるが、その担い手が減少しているのも確かで、農作物を作っても利益にならないために、若い担い手が逃げてしまうからだ。やはりこの現在に、貧しい生活を望む人はいないだろうから、どうしてもお金が沢山集まる仕事を望むのは仕方のないことかも知れない。 お金だけの問題ではないとは言っても、「奇麗事」では済まされないのが生活と言うものだから、こればかりは「貧しさ」を相手に要求することは出来ない。それだけに、上手にやらないと、農家では生活が難しいということが言えるからだ。 エタノール生産が農家に与える影響がどれだけのものになるのかは分からない。 エタノールを燃やさないでエネルギーに出来ないか? かなりCO2の排出が少なくなる。 物を動かすには、馬力パワーよりもトルクパワーの方が必要だからだ。 エタノール生産が安い価格で供給できれば、家庭の電力もすべてエタノールでまかなわれることが可能になり、原子力発電も必要が無くなる。また、太陽光発電も「キャパシタ」という技術で、電力を蓄電する事が可能になれば、エタノールの消費もかなり少なくなり、経済的負担が減少する。 「キャパシタ」という技術は、「炭」を原料にした、「コンデンサー」の大きなものだと思えばいい。 勿論エタノールがすべての問題を解決する訳ではない。 地球は暖かくなってはいけないからだ。 地球を殺すことは、自殺することと同じ。それだけに、地球環境を自然に戻さなければならない。 これ以上、地球環境の破壊を続けて生きようとするのは、生きることを放棄することになるからだ。 生きることを放棄する人は少ないが、そう思わなくてもその様な姿に成ってしまうのが、自然破壊なのだ。 エタノール生産が軌道に乗れば、良いのだが。
だから、水田耕作を止めては駄目なのだ。
一度 水田を畑に変えてしまうと、水田に戻すのに4年は掛かるとのこと。
実際にその大変さをどれだけの人が理解しているのだろうか?現在は機械農業が主体だが、それでも作物を害虫から守る維持は大変に苦労が必要になる。
土に植えれば、勝手に育ってくれると言うものでは決してないことを、理解して欲しいものだ。
しかし、利益にならなければ、農家の人も協力はしない。評論家がどんなに奇麗事を言ったところで、農家に利益が入らなければ、生産は出来ない。
それこそ、国家が広大な土地を所有して、生産を推進させれれば、かなりのエタノール生産は可能だろう。
車や、家庭の電力を取るシステムに、「燃料電池」というシステムが有効だ。
燃料電池では、物質の中から水素を取り出し、それを化学反応させ、最後は水を排出させるものだ。
エタノールを燃料に、この燃料電池を利用して、電力で車を走らせる道しか、この現在社会の問題を解決する道は無いと思っている。
ガソリン機関よりも、電気モーターの方が自動車のエンジンとしては理想的な力を出してくれるからだ。
電気モーターはトルクパワーに優れている。故に、燃料電池で電力を作り、それを基に車やトラックを走らせる。
既に、ホンダやベンツがかなりの良いところまで来ている。
このキャパシタが家庭の中に組み込まれれば、1メーター四方のキャパシタで、数日分の家庭の電力を賄うことが出来る。またソーラーハウスにすれば、余った電力をそのキャパシタに貯蓄しておけば、いつでも利用できるのだ。
不足分が、エタノールを利用した発電で賄う。
あくまで現在文明の経過措置であって、最終的な技術改革ではない。無公害ではないからだ。
しかし、地球温暖化をストップさせ、この文明を維持させるには、今のところこの方法が一番有効だろう。
地球も生きている以上、必要な環境でなければ、生きて行くことは出来ない。人間も同じ、他の動物も同じだ。
環境を破壊してまで生きようとするのは、人を殺して自分だけは生きようとする人間と同じだ。

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