そして今日も日は過ぎる

2007/01/08
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カテゴリ: 映画野郎Bチーム
 690円で売っていたDVDです。
 インディペンデンスデイのローランド・エメリッヒが製作総指揮をしている映画ですね。これ、もとはテレビ映画だったのかな?
 とってもB級魂が溢れている快作です。値段の割に楽しめました。

 とにかく冒頭からベタ。
 産業廃棄物が沼に落ちる。その産業廃棄物で大きくなったコオロギを、大量に蜘蛛を飼っている変人が食わせる。変人、逃げ出した毒蜘蛛におそわれて、蜘蛛の入った水槽などをぶっ壊しながら死ぬ。蜘蛛逃げ出す。
 あーもう、先の展開がバレバレwこの、「先の展開がバレバレ」というのは終始続き、お気楽で能天気なラストまでずっと、先の展開が読める作りになっています。
 登場人物も見事にステロタイプだけど、どうしようもない悪人は一人もいないので安心感があります。とにかく見ていて安心できる分かりやすい物語がイイですね。何も考えずにぼさっと楽しめます。
 一方、低予算映画の割には頑張っているのが蜘蛛のCGですね。とにかくわらわらと大量に巨大な蜘蛛が出てきて、しかもそれぞれの生態に応じた狩りを行うといったところがニクイですね。
 全体的な雰囲気もどこかコミカルで、蜘蛛との戦いですのでそれなりにグロイですけど、多くの人間が楽しめるような作りになっています。


 バイクで逃げる人々をぴょんぴょんとびはねながら巨大な蜘蛛の集団が襲ってくるシーンは疾走感があってなかなか見応えがあります。
 主要登場人物の一人(恋人に迫ったらスタンガンで一撃くらって失禁している)が、バイクで空中にとびあがった瞬間を、ジャンプする蜘蛛に教われるも、蹴り飛ばして攻撃を回避する瞬間なんかしびれます。恰好良い!でもションベンもらしたままなんだよね。
 また終盤のモール→坑道での人間対蜘蛛の決戦も見応えがあります。

 主演はデイヴィッド・アークエット。スクリームの保安官役で有名な彼ですね。見た目へなちょこで、実際気弱で駄目駄目なところはあるけど、しめるところはしめる、という役をやらせたら右に出る者はなし。
 また、スカーレット・ヨハンソンも、ヒロインの娘役として出ています。

 以上のようにこの作品、どこを切り取っても正調B級魂に溢れた作品です。
 B級ファンにはオススメ^^





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Last updated  2007/01/08 12:55:58 PM
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剣竜 @ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜 @ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!
剣竜 @ Re:投票義務制の問題点(11/10) ありがとうございます。 随分昔に書いたの…

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