サラリーマン吟遊詩人への道

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2010年12月28日
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これが年末最後ということなので、

著しくテンションが低いのに更新しちゃいます。



さて、年末恒例(にしたい)

第1回「面白かった本ベスト5」

です。

私は読書ノートというものを記録していて、

印象に残った箇所を写生しているのですが、

そのノートを基に、




■■

まず、一冊目。


「時間のかかる読書」宮沢章夫著

この本は一つの短編小説(横光利一著「機械」)を11年2カ月も読書し分析している。
宮沢さんの洞察力が、完璧に横光さんの構想を上回っていて、
個人的には文章に対するツッコミの勉強になった。

あと、遅読の私にとって、

宮沢さんの言う「読むことの停滞」の重要性が身にしみて分かった。

「速読」がもてはやされている昨今、
「何でも早いことがいいのか?」と疑問を持っていたり、
合理主義にどっぷり浸かってしまっていると自覚している人に是非おすすめです。



2冊目

「身の上話」 佐藤正午著



幸せになるとおもいますか?

年末ジャンボを購入した方は、これを読んで予習してみませんか?



3冊目


「悪貨」 島田雅彦著


「芸術は人の目を引き付けるが、偽札は人の目を欺くものだ。
人目に晒されながらも、見過ごされなければならない。

だが、作り手の技術や情熱が感動を誘うところは芸術も偽札作りも同じだ。」


当然のことながら、おカネというものは、「使うからこそ意味がある。」

偽札が蔓延すると、必然的にインフレになり、貨幣価値が下がる。

いつ、誰が偽札を作ることになるか分からない。

それでも、おカネは絶対的な価値を持ちますか?


4冊目

「ランプコントロール」 大崎善生著


私の一番好きな作家は大崎善生さんなのですが、この作品は、

神戸のドトールで読みながら、泣いてしまったのを覚えています。

大崎さんの描写には、私の個人的なツボがあるのです。

ストーリー自体も引き込まれますが、

作中に出てくる「柳田さん」の言動に感動します。(特に285ページあたり)



5冊目

「私の男」 桜庭一樹著


この本は3月頃に読んだのですが、その時はストーリーにのめりこんでいて、

読書ノートには何も写生した記録がないのです。


ただ!

12月に私が実際に女の子の親になってからは、

この本の内容が妙にリアリティを持ち始めました。


■■

まだ、紹介したい本(「永遠の旅行者」橘玲著や絲山秋子の短編小説、
池田晶子のエッセイ)がありますが、ここで終わっておきます。


以上、第1回「面白かった本ベスト5」でした。


それではよいお年を。









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最終更新日  2010年12月28日 18時58分52秒
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