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カテゴリ: ノンフィクション

続き

第四章、時間を逆行する反粒子だが、意味が全くわからない。何で時間逆行するんだ・・・?未来から過去へと行く反粒子があれば、すべての説明がつくのである! と書かれていたけれど、意味がわからないが・・・。まあいいか。

このあたりは難しすぎるなぁ、ファインマン図形とかいうの見ても何にも感想が湧いてこない。反物質とは全くの別物だよな・・。と思ったけど関係しているようだ。



数学的取り扱いにおいては、粒子が時間軸を過去に向かって進んでいるものを反粒子である、と解釈することもできる。(CPT定理) (Wikipediaより)

対生成・・・?まず反粒子がなんなのかWikipediaを見てもよくわからんな。まぁ要するにどんなものにも反対のものがあってそれとぶつかるとすげえエネルギーになるのか。質量よりも大きなエネルギーを何らかの方法で与えるってのもよくわからんな、滅茶苦茶小さいだろうに。そしてそれがどうやって過去に向かって進んでいるのと関係しているのかがわからん。

第五章、マクロの世界を支配するエントロピーの法則は面白い上に分かりやすい。グラフとかわけのわからない図が出てこないからだろう。情けない話である。

生物と無生物のあいだよりよっぽどうまく生命というものを説明していた。この本のタイトルが生物と無生物のあいだでもいいぐらいだ(言いすぎ)

ただウィルスが生物なのか無生物なのかは、わからないが。

とりあえずここから先重要なエントロピー増大の法則についてのわかりやすい解説。

 たとえば、あなたの書斎がきれいに整頓されている場合、そこには「秩序」がある。このときあなたの書斎のエントロピーは小さい。しかし、あれこれ仕事があって整理がおぼつかないと、書斎は乱雑になってくる。秩序がなくなってくる。エントロピーが増大しているのである。エントロピーを小さくするためには、整理整頓という大仕事をつぎ込まなければならない。それが面倒で放っておけば、乱雑さはますますひどくなる。つまり、エントロピーはますます増大する。これが、きわめて不正確であるが、もっともわかりやすいエントロピー増大の法則である。




第五章はほとんどエントロピー増大の説明だった。第六章、主観的時間の創造から今までのまとめに入る。

エントロピー増大の法則によって、世界は基本的に崩壊に向かっていくという。まぁこれは当然の事、と考えられるのかもしれないが、何故それが当然なのか、というのが面白い。世界が崩壊から秩序の保たれた状態へ戻って行くという事が何故起こらないのか、まだその問いには答えられないらしいが、面白い問いだ。

 ここで悟ったようなことをいうが、われわれの宇宙(時空)がC系列であるとすれば、宇宙はただ存在するだけである。そこには、空間的拡がりや、時間的経過というものはない。(省略)実在とは、時間や空間を超越した何かなのである。


確かに宇宙だけで見ればその通りだけれども、人間の自意識というものを通して宇宙を見るとそこに空間的拡がりと時間的経過が生まれるというのが面白いところだ。

ここで語られている意識というものがあるが、これを生物と無生物のあいだにでいっていることと基本的に同じだが、こちらの方がわかりやすい。基本的に物質はエントロピー増大の法則によって崩壊に向かっていっているのだが、生物はそのエントロピー増大の法則に逆らう。たとえば石は放っておけばただ崩れるだけである。もし仮に、石が意志をもっていて(ギャグである)崩れないように、自己増殖すればそれは自己複製する遺伝子だかなんだかの、生物と無生物による生命の定義と等しい。つまり言っている事は同じか。崩壊を食い止めようとする力が働けば、それは生物である、ということだろうか。

 生命とは秩序であり、かつ、その秩序を持続させる「意思」をもった存在である。

エントロピー増大に逆らうために生物というものが生まれたならば、エントロピーが次第に減少していく世界では生物は生まれないのか?という当然の疑問を持ったのだが、生まれないらしい。

 エントロピー減少が成立する世界では、世界全体がひとりでに秩序に向かうから、そこには自然選択というような進化の圧力が働く必然性がまったくないということである。


エントロピー減少の世界で、エントロピー減少を食い止めようとする意識が生まれない理由がよくわからないのだが。秩序も無秩序も結局人間が考え出したものなんだからあり得そうな話だが。秩序が世界が向かうべき当然の場所、というわけでもないだろうに、だったら秩序も無秩序も同義じゃないのだろうか。自然選択というものがいまいち分かっていないのに書くようなことじゃないんだが。

付録が思いのほか面白い。ただのおまけ的な要素なのに、いや、それだからこそ面白いのか。付録3、多元並行宇宙、俗にいうパラレルワールドである、について語ったところ。

ぼくの意見では、並行宇宙は存在しない。その理由は、本文で展開した時間の創造の仕組みに関係している。 
 ひと言でいえば、並行宇宙が存在するとしたら、そのような宇宙では「意思」が進化するための自然選択の圧力がなくなるからである。確率的に可能なあらゆる事柄が、実際に起こるのだとすれば、そこには秩序を維持するために未来を決定するという「意思」が生まれてくるはずはない。


あーなるほど。並行宇宙なんてものがあるならば、そのどこかにはちゃんとした秩序を持った世界があるはず、だからわざわざ秩序をたもたせようという意思が生まれてくるはずがない、何故なら意思なんて生まれなくたって、無限に平行する可能性の中には意思なんてなくたって、どんなに確率が低くてもちゃんとした秩序が保たれている世界があるのだから、というような理屈か。



パラレルワールドがなかったら量子論がおかしくならね?という問いにもちゃんと反論しているが意味がよくわからなかった。たとえばサイコロをふって、一が出る未来と六が出る未来、のように世界が分裂するのが量子論だと言われていたが、どうもサイコロがふって一が出たらそれはそれで確定で、他の未来などなく、量子論は関係していない、という理屈らしい、どうしてそうなるのかはよくわからん。

付録4 タイムマシン

あらかじめパラレルワールドが無いとしたうえで、もし仮に過去に人間がいったらそこは違う世界の過去であるとしている。何故なら現在にいたるまでの道のりはすでに確定している事で、それを変更する事は絶対にないから。

それから、矛盾を生じさせない、という点だけでいえば物質だけなら過去に送れるという話があったが、それも別の世界の過去に送れる、というだけであろう。ここまで書いて何だが、パラレルワールドというのを先に否定しているので暗にタイムマシンなんてありえないといっているのであろう。

永くなったがここで終わり・・。





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Last updated  2012.04.13 22:10:34
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面白そう  
daen0_0 さん
SFっぽい話なので記事読ませてもらいました。エントロピーの増大は逆行しないから、時間の流れは不可逆だっていうのは色んな科学者も言っているし、なるほどたしかになあと自分でも思います。
それと生命が誕生する理由をからめるという筆者のアイディアは面白いですねー(正しいかどうかは分からないけど)。

C系列の時間というのはグレッグ・イーガン「順列都市」や小林泰三「酔歩する男」「未公開実験」を思い出しました。 (2008.08.26 19:31:39)

Re:面白そう(08/25)  
kent04072108  さん
daen0_0さん
>C系列の時間というのはグレッグ・イーガン「順列都市」や小林泰三「酔歩する男」「未公開実験」を思い出しました。

C系列の時間が関係している本がそんなにたくさん!?
とりあえず順列都市から読んでみる事にします。

タイムマシンはそう考えると不可能っぽいですよねー。基本的に書かれている事は正しいかどうかわからなかったです、何ぶん結構薄い本なので、そこまで書ききれなかったんでしょうね。

パラレルワールドはない、という立場の意見が自分的には面白かったです。これからパラレルワールドを読むので、こっちはどんな風にパラレルワールドを説明していくのか今から楽しみです。
(2008.08.26 21:30:53)

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