企業軍師

　会議の出席者の　　心構え　　を

　一瞬イッシュンで読む技術

　ある通信関係の企業では　会議のとき

　どこの席に座るかが

　人物評価の対象になっていたという

　といえば　座る席より

　発言の中身が大事ではないかと

　思う人が多いだろうが　　

　実は　座る場所と発言の中身には

　密接ミッセツな関係があるといわれる

　たとえば　テーブルの

　長い辺の真ん中あたりに座る人は

　会議でも積極的に発言しようと思っている人

　注目が集まりやすい場所であり

　進行役から発言を求められる

　機会が多くなりやすいからである

　そこで　最初から

　積極的に発言しようと思っている人が

　座る傾向ケイコウが強いといわれる

　一方　

　テーブルの角カドに座る人は

　その会議でほとんど発言することはないだろう

　目立ちにくい場所であり

　会議中　だれかと視線を合わせる

　回数も少ない　そういう　　穴場　　には

　発言する意欲の低い人が座っているものだ

　また　よく発言する人の正面には

　その人に対抗心を持っている人が

　座ることが多い

　真正面から相手を見据ミスえ

　議論を戦わすぞという気持ちが

　正面の席を選ばせるのだ

　このように　会議で座る位置に注目すると

　それぞれがどんな思いで

　会議に出席しているかがわかる

　なお

　注目されやすい場所に座った人が

　あまり発言しないと　会議全体が

　重苦しい雰囲気フンイキになりやすい

　冒頭ボウトウの通信企業では

　そんなタイプに

　もっとも低い評価が下されたという

　ここで差がつく！

　仕事ができる人の　　　ビジネス心理術

　一瞬で他人の心理がコワいほど読める！

　おもしろ心理学会編　　　青春出版社