キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

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2008.01.29
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スペースシャトル.jpg

「今日の夕方の六時五十六分より三分間、外へ出てください。
 南西から北に向かってかなり大きな星のようなものが走りますよ。  
 スーッと走ってサーッと消えます。それがスペースシャトルです」

夕方、友人よりそのような電話が入った。

そういえば、同じ友人から去年の秋にもそのような電話が入った。
電話の指示に従って、私は外に出て夜空を見上げた。

秋の空に星が浮かんでいた。
こんなに星が見えるんだ。ひとりで驚いた。


そうだね。飛行機の夜間灯のような感じだった。
思ったよりもゆっくりと夜空を横切って、北に空にサーッと消えた。

あの灯りのもと、三人の宇宙飛行士が乗船している。
そう思うと、宇宙のロマンがかきたてられた。
なにか胸がドキドキしたことを、今でもはっきりと覚えている。

「スペースシャトルが、大分の上空を通るとよくわかったね」

友人に話をすると、宇宙に関係する連中の間では常識らしい。
スペースシャトルなどが今どこを走っているのを推計するらしい。ふむふむ。

大分、私の家付近の上空で見られるのは、年に数回らしい。
何度も通るのだが、昼間とか早朝とかで見られないこともある。

うん、私とスペースシャトルの遭遇、そう考えると胸がときめく。

うん、奇跡というより、なにか神のご加護がありそうな……ふふふ。

秋の夜空を見上げて、ひとつの灯りに、私は感動した。

えっ、今夜はどうだったかって……言わなくてはいけないのかな。
うん、曇りで、全然見えなかったよ。ああ。寒かったな。

だからこそ、秋の日のあの一瞬がとてつもなく愛おしく思えてくる。


男のロマンというものは、そんなものかもしれないと、私は理解している。
ああ、それにしても男のロマンを感じるのは寒かったね。ああ。







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Last updated  2008.01.29 20:32:28
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