キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

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2008.02.21
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とんぼ.jpg

昔のことを思い出すと、時々、あれ本当だったのかと考える。
そう、例えば、トンボを捕る時のことだ。

竹の柵などにトンボが止まっているだろう。
うん、そこにそっと音を立てないように静かに近づく。
その時に、人差し指をクルクル回して近づくといいと、私は教えられていた。

うん、その方法で、トンボを捕まえられたことは一度もない。
そうだね、いつも途中で逃げられたね。
そうう、トンボは「馬鹿っじゃない」という大きな目をしてね。


なんとトンボが目を回してフラフラしてくる。
そこを親指と薬指で、ぽっと挟めばいいとも教えられている。

うん、大人になって、そこに気づく私に苦笑いをしてしまう。
しかし、それを信じていた自分の粗忽さになんとなく微笑んでしまう。

そうそう、雀を捕る方法も教えられた。
駕籠を棒で開けておいて、その下にお米を置いておく。
そしてね、雀がお米を食べに来たら、棒につけていたヒモを引っ張る。
すると駕籠が落ちて雀を捕まえることができる。

実際にやったかって……うん、ヤッタコトガアル、ツカマエナカッタ。
うん、雀が来るまで待てなかったなよな。
それに人が隠れているところに、雀は来なかったものな。


ああ、そのおろかさが無性に愛おしいこの頃である。

うん、クソッ、あんなおろかなこと、誰が教えてくれたのだろうな。テヘヘヘ。







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Last updated  2008.02.21 09:36:55
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