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2009/01/01

奇跡に遠慮はない　素晴らしき哉人生

(7)

カテゴリ：出会い

正月早々

元旦　四代目徳次郎　日光天然の氷
氷池に最高の氷が張った
大晦日今季最高の寒波が日光に到着した

この日をどれだけ待ち望んだことか
親方は最高の氷を創るため
妥協は許さず　いつか質の良い氷が張ることを信じて
張っては壊すを繰り返していた

すると晴天の夜　いっきに放射冷却となり
朝　訪れると　氷池一面が氷に覆われていた
雪景色 004.jpg

この光景を見たとき
そこまでの苦労を知るものとして
胸から熱いものがこみ上げて来た

しかしこれからが本番
様々な形で協力隊が必要になる時期
自分にできる得意分野で
みんなが最高の氷を創ることを目的として
動き始める

そんな心の団結が必要な時

若い彼は
全てを失い生きる希望をなくし
後数日で命を絶とうとしていた

天然氷の仲間は
彼を受け入れた

ここの仲間は
心の物差しがあるとしたら　どんだけ長いものを持っているのだろう？
一緒に働くことで
心の障害
身体の障害が見る見るうちに解凍されていく
まるで奇跡のよう

そして幾何楽堂の暫くの住人となった
現在幾何楽堂は大所帯になり3人を預かっている

一人は陶芸家の卵
一人はテレビ局の敏腕プロデューサー
そして新人の裸の大将

この生活自体がまるでドラマを見ているようで
滑稽でありえない話である
しかしこれが現実

そして元旦
もしかしたら明日命をたってしまうことになろう若者が

生きる希望を持ち東京に帰った
そしてとんでもない速さで戻ってきた
なんと・・・
八方塞の若者が弁護士の仲介のもと
生活保護を受け住むところまで見つけてきた

幾何楽堂は5日までと期限を決め甘えを許さなかった
その5日引っ越せるように新しい住居の契約を決めてきた

帰ってきた彼は　奇跡の連続の現実に興奮している
この現実は誰でもない彼が創り上げたもの

そして一番感謝したいのは彼ではなく
私達の方

素晴らしき哉人生
私達は彼から又新しい生きる力を頂いた

と言うことで1月3日
彼の新しい船出を祝って
盛大に！
幾何楽堂餅つき大会を執り行います
１２升のお餅
ありったけのお酒
祝杯を挙げましょう

会費２０００円　正午より
ひとりの命はどれだけの人に影響を及ぼしているのだろう・・・

なんとこの日は
投げ銭　アキラライブも急遽開催します

世の中は不景気かもしれませんが
ここは既に世の中からかけ離れた『異空間』

みんなで今年一番の元気を発信しましょう！

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