体調万全??









シンスプリント



ランニング、ジャンプの繰り返しなどによって引き起こされる怪我。ふくらはぎの内側に炎症を起こし痛みを伴う。
Shin sprintsと綴ります。Shinは下腿、Sprintsは距離走を意味し、陸上競技選手によく起こる症状だということを表わす。
 すねに筋肉が付着している部分が、繰り返し使われることによって骨膜に炎症を起こしたもの


 治療・予防

予防にはアキレス腱およびヒラメ筋、腓腹筋のストレッチが効果的です。足の親指の曲げ伸ばしや、膝まわりのストレッチも時間をかけて入念に行います。

 運動時に軽い痛みがある程度の症状ならば、運動前の入念なストレッチと十分なウォーミングアップ、運動の合間および運動後のストレッチとアイシングを行うことで、徐々に症状は軽減されていきます。

 押した時の痛みが激しい、運動時の痛みが大きいという場合には、下腿部に負担のかかる運動は禁止し、炎症を取り除かなければなりません。


シンスプリントの発生部位である「ふくらはぎ」後内側の脛骨中1/3から下1/3には、ヒラメ筋(つま先立ちする時に収縮する筋肉)の筋腱が付着しておりこの筋腱の張力が原因の一つとされています。その他に、下腿や足の形態(扁平足など)や筋肉の機能低下と柔軟性の欠如、練習する場所の表面(アスファルトなど)、靴、練習方法なども発生の原因とされています。



 発症してしまった場合でも、完全に休養する必要はないと考えていますが練習量と内容の見直しが大切です。ランニング(特にダッシュ系)とジャンプ動作を減らし、練習前後のストレッチ(とくに練習後のクールダウンのストレッチは重要)と練習後の氷冷(15分位)をすることで軽傷なら、1~2週間で軽快します。慢性のものは数ヶ月かかることもあり、先に述べた下腿や足の形態に起因する場合は、足底装具(足の土踏まずを支える靴の中敷きなど)が必要になることもあります。
 予防には、下肢の筋力強化とストレッチが重要です。靴はクッションの良いものを選び、アスファルトなどの固い路面の走行をなるべく避けるなどの練習環境の整備も必要です。


下腿後部(ふくらはぎ)ヒラメ筋



下腿の筋力トレーニング(例:カーフレイズ・タオルギャザー)
トレーニング後のアイシング
トレーニング前にはストレッチ
練習量やシューズ・グランドの硬さなどをチェック
テーピングを利用する


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