きっといいことがある

きっといいことがある

PR

カレンダー

コメント新着

おぺふ @ Re:人生山あり谷ばっかり(12/11) 生きてれば何でもいいよー 気がノったら、…
ナツメヨウコ@ Re:もっともっと… ぽめママさんへ♪ コメントありがとうござ…
ぽめママ8 @ Re:もっともっと…(12/01) ヨウコさん、こんばんは^^ わたしも、…
ぽめママさんへ@ Re:思考は現実化する?! レスが遅くなってすみません<(_ _)>…
ぽめママ8 @ Re:思考は現実化する?!(08/09) ヨウコさん、こんばんは^^ おおっ、…
October 4, 2015
XML
カテゴリ: つぶやき
彼は「虐殺器官」という作品の中でものすごいことを書いてしまったのではないかと思う。



もともとこの作品を読んだときにそれは感じていたのだが、今はまったく別の驚きを得ている。

私が糖質制限を始めたことは以前にも書いたのだが、実は私はもともとヴィーガンをやっていたくらいの人間なのである。
その人間が糖質制限を始めたのだから、まったく節操もない。


ただね・・・糖質制限の本をあれこれ読んでいるうちにおもったんですよ。
人間は穀物栽培を始めてから人口が激増してしまったという事実 に改めて気づいたのです。

こんなことは義務教育を終えた日本人なら皆知っていることです。

なのに、今は地球レベルで見れば人口過剰でどうしようもないレベルだと思う。
無論、先進諸国では人口減少が問題になっていることは存じておりますよ。



インドを例にとってみましょうか。
インドの人口は8億人とも10億人とも言われています。
言われている、というのは、きちんとした人口調査をしていないからです。
山間部族民の人口なんてどうでもいいからです。
近代経済国家に関係ないから。
そういう無常な世界が今でもあるのです。


そしてその人口の7割以上は後進カースト及び後進部族民と言われる人たちです。

わたくしたちは、地理の授業でインドにはカースト制があると習いました。
バラモン、クシャトリア、バイシャ、シュードラ、の4つのカースト分かれている、とね。

でも実はそのカーストにすら入ることができない人々がいるのです。
彼らのことをアウトカーストとかアンタッチャブルとかいいます。

犬猫牛馬よりも下に扱われる人たちです。


そんなインドは人口過剰が叫ばれ久しくなります。
産児制限を政府がいくら広めようとしても、ヒンドゥーの習慣で、男の子が生むために既婚女性はがんばります。


その結果・・・訪れたのはなんですか?

そう、人口過剰です。


食糧には限りがありますから。
しかし今は・・・安い穀物があります。
肉よりも穀物の方が安いのです。
あたりまえです。
牛肉1kgを生産するために、穀物が20kg必要なのですから。
ですから、なるべく飢えを防ぐためには肉食をやめた方がいいのです。
どう考えても、穀物食の方が養える人間の量は多いのですから。
ですから、インドが国策として肉食を奨励していないという事実は正しいのです。



いっぽう、インドの二大財閥、タタとビルラの資産は莫大です。
インドの人口八割の後進カースト及び後進部族民の全財産を合わせても、タタ、ビルラ両財閥の資産に叶わないのです。


タタやビルラの上層幹部は半分公に言っています。

インドの2/3の人口は必要ないんですよ。
わかるでしょ?この意味が(苦笑)



無論この発言を肯定することはできません。

しかし、いっぽうで正しいのです。
人口過剰は事実なのです。


私は思う。
世界中の人々すべてのお腹が満たされることは不可能ではないか、と。


きっと反論はあるでしょう。
これだけ先進国は援助しているのだから、きっと社会がうまく機能すればみんなが飢えから救われる、と。
そうおもうのは勝手です。
人には良心の自由がありますから。
少なくとも日本人はその権利があり、それは日本国憲法にちゃんと書かれてます。


それでもなお私は思う。

人間は多すぎるのだと。

なぜこんな風になってしまったのだろうか、と。

食糧の安定供給という、一見正しい行為が結果的に人間の首を絞めるのことになったのだろうか、と。



こんな世界のアンチテーゼとして伊藤計劃は虐殺器官を書いたのだろか?

単なる偶然だろうか?

私にはわからない。


世の中には不思議なことがあり、種々多様別途の事柄が一つの点に集約されてくることがある。
あることを考えると、不思議とそれに関する資料なり情報がおのずと向こうからやってくるのです。


こういう状態を引き寄せの法則という人もいるし、悪魔のたぶらかしだという人もいます。


穀物栽培が人口を激増させ、文明の進歩が死亡率を下げ、人がなかなかな死ななくなっている。
不自然に死ななくなっている。
不自然に生きている多くの人々。
難民。孤児。

彼らのやるせなさはどこに向かうのだろうか・・・


それでも私は糖質制限をしている。


そのまったく反対側で飢えている人がいる。


虐殺の文法は実在するのだろうか?

私はそんなことを考えながら罪深く生きている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  October 4, 2015 09:44:19 PM
コメント(0) | コメントを書く
[つぶやき] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: