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2024年03月15日

スプリングS GⅡ

カテゴリ：競馬

過去10年のスプリングSにおいて、単勝1番人気と2番人気はそれぞれ1勝ずつ獲得していますが、4着以下に敗れた年はありませんでした。また、3着以内に入った馬のうち、30頭中22頭が5番人気以内というデータからも、人気サイドの馬が中心であることが確かです。ただし、2017年以降は6番人気以下の馬が毎年3着以内に食い込んでいる傾向がありますので、幅広く馬券を組み立てることが有効な戦略と言えるでしょう。

過去10年のスプリングSにおいて、前走が1勝クラス組の馬が7勝を挙げていることがわかります。特に、前走で1勝クラスを制して参戦した馬は、3着内率が35.5%と高い好走率を示しています。さらに、2023年では該当馬が3着以内を独占するなど、この条件下での成績が注目されています。

一方、前走の着順に注目すると、4着と5着が成績の分かれ目となっています。前走で5着以下だった馬は連対がなく、3着が1回だけという結果になっています。JRA重賞組に限ると、前走で4着以内だった馬の3着内率は36.7%に上昇しています。したがって、前走がG1競走であっても4着以内に入っていない馬は厳しい結果となっているため、前走で5着以下だった馬は評価を下げるべきです。

過去10年のデータから見ると、スプリングSで3着以内に入った馬のうち、30頭中23頭はキャリア全体で4着以内に入っていました。このことから、5着以下に敗れた経験のない馬が好成績を収めやすい傾向が示されています。

さらに、5着以下に敗れた経験がある馬の中でも、そのレースがG1競走以外だった馬は苦戦傾向が強いことが分かります。具体的には、3着内率が6.0%と低くなっています。したがって、過去の成績から見て、5着以下に敗れた経験がある馬は、特にG1競走以外での成績が悪い馬については割り引くべきでしょう。

過去10年のスプリングSの優勝馬を見ると、美浦所属の6頭と栗東所属の4頭が優勝しています。そのうち、栗東所属の4頭のうち前走が東京競馬場で行われた1勝クラスで1着、もしくは重賞で3着以内だった馬たちは、東京への遠征で好結果を残しています。一方、美浦所属の6頭は前走の競馬場に偏りはありませんが、そのうち5頭は初勝利を挙げた競馬場が東京でした。

このデータからも分かるように、東京競馬場での実績がスプリングSでの成績に影響を与える可能性があります。中山で行われるレースですが、東京コースでの実績を持つ馬にも注目してみると、予想がより面白くなるかもしれません。

スプリングSは単勝オッズが2.9倍以内の馬が好成績を収めることが多い一方で、穴馬の好走も見られるレースです。しかし、注意が必要なのは単勝オッズが30.0倍以上の大穴が過去10年間来ていないという点です。

過去のデータから見ると、スプリングSでは関東馬がやや優勢であり、関西馬は単勝オッズが20.0倍以上の場合には穴馬としての好走が見られない傾向があります。具体的には、関西馬の単勝オッズが20.0倍以上の馬は21頭出走しており、いずれも勝利に至っていません。

この情報を考慮すると、関東馬に注目しつつ、関西馬の中でもオッズが低めの馬にも期待を寄せるとバランスの取れた予想が可能になるでしょう。

内回りコースはゴール手前の急坂からスタートし、1コーナーまでの距離が約200mと短いため、外枠はやや不利とされています。また、内回りの特性からペースが落ち着きやすく、逃げや先行が有利な傾向があります。スプリングSでは追い込み馬が連対するケースはほとんど見られません。

したがって、内回りコースでのスプリングSでは、スタートから逃げや先行を狙う馬が有利とされています。このコースの特性を踏まえて、レース展開や馬の適性を考慮した予想を行うことが重要です。

前走が重賞だった馬の成績は、(3,5,4,41)となっています。4着以内に入る確率が比較的高く、特に3着の成績が目立ちます。

一方、前走がOP特別だった馬の成績は、(0,0,3,5)となっています。OP特別からの参戦でも4着以内に入ることが多い傾向にありますが、前走が重賞よりも連対率がやや低いことが分かります。

また、5着以下に敗れた経験のある馬は、連対が1回のみであり、好成績を収めていません。

これらのデータからは、前走が重賞やOP特別で4着以内に入った馬が良い成績を残していることがわかります。前走の実績を考慮する際には、4着以内に入っていたかどうかを重視すると良いでしょう。

前走が1勝クラスからのローテーションである馬の成績は、(7,5,3,37)となっています。特に4着以内に入った馬が良い成績を残しており、穴馬としての好走も目立っています。

一方、前走が新馬や未勝利戦だった馬の成績は、3着に1回来た馬がおり、その馬は2021年のボーデンで、当日1番人気だったこともあります。ただし、その他の馬は連対できておらず、4着以下に敗れているケースが多いです。

以上のデータから、前走が1勝クラスからのローテーションで4着以内に入った馬が良い成績を残しており、穴馬としても注目されています。一方で、新馬や未勝利戦からの参戦では連対率が低く、特に3着以内に来た馬は稀有な例と言えます。

このデータからは、前走が距離延長だった馬で、当日8番人気以下の馬は穴馬としての好成績が期待できない傾向があることが分かります。したがって、この条件下では穴馬としての可能性は低いと考えられます。

前走がダートである馬の成績は苦戦しており、好成績を残しているとは言い難い傾向があります。ダートからの参戦では、良い成績を収めることが難しいということが示唆されています。

したがって、スプリングSにおいては前走がダートである馬は、他の条件や成績を重視して選択する方が良いでしょう。ダートからの参戦では積極的な期待は難しいと言えます。

スプリングSのデータをまとめると以下のようになります：

良い傾向：

- 追い込み馬は3着が1回。
- 前走が重賞/OP特別で5着以下の馬は3着が1回。
- 前走が新馬/未勝利戦の馬は3着が1回。

悪い傾向：
- 単勝オッズが30.0倍以上の馬は連対がない。
- 関西馬で単勝オッズが20.0倍以上の馬は連対がない。
- 前走が1800m以上の馬で当日8番人気以下は連対がない。
- 前走がダートだった馬は連対がない。

これらのデータを参考にしながら、予想を組み立てると良いでしょう。

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