Diary

自由と背中合わせな・・・

自由の国アメリカ・・・
皆さんは、何を想像されるでしょうか！？

おおからな人達、膨大な土地！？
それとも、アメリカンドリーム！？

自由の国、アメリカへ来て、
早３年が経とうとしています。

自由・・・・それは一見、
無限広がる可能性などのイメージですが、
その自由には必ず、
大きな責任が付いて廻ります。

例えば、アメリカの銀行は、
よく間違えた明細を顧客に郵送する。
銀行を信用していない人々は、
当然のように、
自分達の口座の明細確認を、
絶対に怠りません。

大学へ入るのも、
アメリカ国籍、
もしくはグリンカードを所有している人ならば、
比較的容易に入学できてしまいます。

ただ、そこからが大変。
広き門のアメリカの大学も、
卒業するのは非常に大変です。

日本の大学とは大違い！！
バイトする暇さえないと言って、
アメリカ人でさえ音をあげる！！

クラスを休んで、宿題もやらず、
テストでも悪い点・・・
本人が知らないうちに、
あっさり学校からキックアウト
（退学）の通知を受け取る。

すべて、自己管理！
おちおち余所見は出来ません。
明日はわが身と
必死に頑張るクラスメート達・・・

勉強するのも自由、辞めるのも自由・・・
そして、その点けは自分持ち・・・

今日、プラクティカルトレーニングの為のビザ
（働く為のビザ）を申請してきました。

私は今年の一月始めに、
I-20をイミグレに発送した。
卒業に必要なクラスが開かれない為、
卒業を延ばさなければいけなかったので。

ご存知の方もいらしゃるかと思いますが、
「I-20」とは、アメリカ国外の学生対象のもの。
「生徒の詳細な説明がなされてる
学校側が発行してるパスポート！？」
とでも、言うべきか。
通ってる学校で何を勉強してるか、
いつまでビザが有効なのか、
が、記入してある。

学校へ通ってる証。
アメリカ国外から出るときは、
必ずI-20とパスポートは欠かせません。
どちらかひとつでもないと、
アメリカへ戻って来る事はできません。

当然ビザの申請も・・・

私のアドバイザーは、
私にこう言った。

「待つしかない！！
法律が変わって、手続きに時間がかかるのよ！！」

「・・・・・・？？？？？？」

でも、６月末までにI-20が帰ってこなかったら、
私はプラクティカルビザを
申請する事すら出来なくなる！！

待ってなんていられない！！
それは非常に困る！！

以前、イミグレのオフィス、
ネバラスカから受領書が届いてあったので、
問い合わせをしてみた。
メール、電話でのコンタクト。
・・・が、
無しのつぶて・・・・

地元にあるイミグレに電話で
問い合わせをしたところ、
結局、「I-20」を待たずに
プラクティカルビザを申請するように勧められた。

それを、アドバイザーに伝えたところ
重い腰をあげて、今日申請となった！！

が、しかし私が黙って、
アドバイザーの言う事を信じていたら
私は合法的にプラクティカルビザを申請できずに、
帰国を余儀なくさせられていたはず・・・。

私のアドバイザーは怠慢なの！？
いえ、そうではありません。
彼女は、仕事中は忙しく働いています。

イミグレに関する法律は、頻繁に変わります。
とっても難しい問題で、
普通は弁護士などが手がけることが多いと
聞かされてきました。
それを、学校の先生が代行するのには、
少々無理があります。

以前、H1ビザ（三年間の働くビザ）を
申請しようとした日本人が、
実は不法滞在だと判って即効帰国。
当然、ビザは下りませんでした。

彼は、学校の言うがままして
不法滞在になってしまった。
これは、明らかに学校のミスです。

でも、不法滞在をしていたのは、
学校を卒業してからの事、
彼の責任だと言う事になったのでした。

多額の金額を弁護士に払えないまま、
裁判をした彼は、
あっさり負けてしまいました。

当時、ロシア人の友達は、こう言っていた。

「どうして、アジア人は、学校を当てにするのかしら？
そんなもの信じちゃ駄目よ！！
自分の事なのだから、自分で行動起さないと、
誰も助けてもくれないし、責任も取ってくれないのよ！！」

まさにその通り！！　
当然、私達には、色々言い分はあります。
でも、結局は自分の事は自分で！！
・・・なのでしょう。

しかし、公共のものですら、
信用できないなんて・・・

自由とは、一見長所のような気がしますが、
自由の背後にある「責任」は非常に大きなもの。
これを見落とすと、
取り返しのつかないことになり兼ねない。

日本にいる時のように、
ボーッ。と過ごして居たら
後で恐ろしい「つけ」が廻ってくるかも・・・

アメリカ人に刃向かっていく強い精神力、
アメリカ人を言い負かすくらいの英語力、
そして、お金と権力・・・・

これらがあって、初めて「自由」を
満喫できるのかも！！？？

それぞれが持ってる「自由」の定義にもよりますが、
先進国、そこそこ自由の日本から来た私には、
アメリカの自由・・・・

何が・・・・・？？？
って疑問に思ってしまうのです。

これから留学しようとしてる人達、
これから、ビザ更新しようとしてる人達、
自分達で色々調べてから、
なるべく早めに動くべき！！

何故ならば、
ここは自由の国アメリカ・・・
だから・・・。

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