Diary

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恩師


私には大好きな先生がいる。
彼は50代。高い教育を受けられた頭の良い
穏やかなダンディーなお金持ちの男性。
彼は自分で会社を経営してる。
ボストンの大学でも
毎年夏に教職をとっている。
有名な作家の方達(コンピューターの本の)とも
顔見知り。

いままで、私は彼のクラスを5クラスもとった。

彼の喋る英語は
アメリカ人でも理解しかねるという・・・
本に出てくるような言葉で、婉曲用法を多々用いる。
分りやすく言うと、まどろっこしい言い方をして
難しい比喩や諺を引用して説明する。

只でさえ、目に見えない概念を説明してるのだから・・・
もうちょっと、ダイレクトに説明して欲しい・・・
と、思っている学生殆ど。

だから、彼のクラスを受講する人は
ものすごいコンピューターのエキスパート!!

そんなクラスで、いつも一番前の席を陣取り
慣れない専門用語を混ぜながら
ジャパ二ッシュで質問攻撃するわたし・・・・
彼の授業の中断をするのは私の日課のようだった。

彼は、私のやる気を買ってくれて
自分のクラスがない時でも
わざわざ学校に来てくれて
私が理解するまで教えてくれた。
"(;;、)ヾ(^^ )"

Eメールでの質問も
鬼のように送った・・・・
その度に、すごい勢いで返信してくれた・・・・

ある日、学校の裏庭で彼に会った時
セクハラ問題を抱えている事をさわりだけ説明すると
彼は、私を労わるような目で見つめて
私の話を黙って聞いてくれた。

慣れない英語での説明
社会の仕組みがまったく違う国での
訴訟問題を抱え・・・

「疲れた!日本ではこんなに攻撃的にならなくても
いいのに!相手に揚足を取られないように綿密に
自分の言い分をまとめる・・・
英語喋るの・・・疲れた・・・」
と言ってしまった。L(TOT)」

彼は爽やかに
「がんばれっ!!クラスで君に会うの楽しみにしてるよ!!」
と励ましてくれた。 ヘ(^.^)/

この学期、私にとって最後の学期が始まって
彼のクラスの勉強に時間をあまり使えない私は
あまり質問もしなくなった・・・・

その代わり、クラスで一番優秀な
現役プログラマーに
休憩時間、授業が終わってから
質問攻撃!!

たぶん気にかけてくれているのでしょう・・・・

今日、授業が終わった後、
「解らない事は、恥ずかしがらないで
その場で直ぐ、質問しなさい。
君が解らない事は
他の生徒も解っていないのだから・・・・
もし、クラスで自分のプロジェクトを発表したくないのなら、
今度の授業の前に30分早く来てくれれば、
私が君のプロジェクトをみてあげるから・・・」 (^^)V

そういって、くれた・・・

次の日のクラスでは
クラスの始まる30分前に
クラスに着いて、先生に個人的に指導してもらった・・・

なんだか、嬉しかった。
心が温かくなった。 o(*^m^*)o

先生のさりげない思いやり・・・

やる気がある生徒には
時間を惜しまず教えてくれる先生。

クラスをドロップしようとする生徒に、
難しくて、忙しくて勉強が追いつかないから
などの理由でクラスを去ろうとする生徒に
出来る範囲で良いから
予習して、後はクラスで学べばいい!!
がんばろう!!
と励ます先生。

私は、彼と一緒に居ると
父と一緒に居るようで落ち着く。
暖かい気持ちになれる!
いやな事も忘れる!

ありがとうございます!!
いじけてた気持ちを、
プラスのパワーに変えてくれた人。

先生の授業がなくて、寂しいです・・・


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