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浮気した彼 ~Part1~


1995年の夏・・・
私は、彼のベランダで、
洗濯物を干してる
見知らぬ女性の姿を目撃!!
Σ( ̄ ̄∇ ̄ ̄;)!ガーン・・ガーン・・・

それが、彼への疑惑の始まりだった・・・

彼が大阪、私が東京と遠距離恋愛をしていた私達。
二週間に一度、新幹線のチケットを私に送ってくれた。

ある日、出発の前日、彼から電話があった。
すごい具合が悪そうな声だった。
心配で、急いで、朝早い新幹線に乗り込んだ私は、
彼の部屋の合鍵を、持って出るのを、
忘れてしまっていた!

「まあ、いいかっ!!ピンポン押せば!」
そう思って、ピンポ~ンと何度も鳴らしたけど、
出てこない・・・・

「ちっ!まだ、寝てる!???」
そう思った私は、
彼のマンションの向かい側にある公園で、
時間を潰す事にした。

その公園からは、彼の部屋のベランダが見える。
私は、ブランコを漕ぎながら、
彼の部屋のベランダを見ていた・・・・

どのくらいたった頃だろう。
その、彼の部屋のベランダから見えたもの・・・
Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)!!!えっ?

見知らぬ女性が、洗濯物を干していた・・・
だっ、誰、だあれ、(( ̄_ ̄ )(  ̄_ ̄)) ダレ、ダレ!?

見間違いかと思って、もう一度確認。
確かに、そのベランダは、彼の部屋のもの!
あれっ!?彼に姉妹なんていたっけ!?
あれ、誰かしら!?・・・(σ。σ)? まさか ・・・
・・・・・・・・・

まっ、後で彼に聞こうっ!!
彼を信じて疑わなかった私!?
早合点して、ヒステリックになるのが嫌いな私は、
その光景を見ながらも、
冷静になって考えた・・・

デモデモ、すごい気になる・・誰だろう!?
うろうろ( ̄д ̄*)))(((* ̄д ̄)うろうろ

一体全体、彼の部屋で何をしてるの!?
一瞬、乗り込もうか??
・・・そうも考えた!
ヒステリーに声を荒立てて、
問いただすのは簡単。

ピンポン押して、部屋から出てきた女性に向かって、
冷静に、そして威厳を持って

「あなた誰!?(メ ̄_ ̄)∂
そこで何してるの!?うちのだぁ~、居る!?
ΣΣ┗(|||`□´|||)┛ンガァァー!!
だぁ~に、今日、部屋に来るようにと、
チケット貰ったんだけど・・・щ(▼ロ▼щ)」
ってな、感じで・・・

でも、自分のプライドもあったし、
状況をよく知りもせず、
自分の思い込みで、彼自身を、疑いたくなかった!

とにかく、
何だかよく分らないけど、
きっと、何らかの事情があるんだろう・・・

彼に会って、聞いてみよう!!

とりあえず、彼の友達、会社の同僚に電話してみたところ、
彼は、前日の夕方、会社で倒れたとの事。
病院を教えてもらって、急いで会いに行った。

ベットの上で点滴していた彼、
私を見て、照れくさそうに、にっこり笑った。

「ごめんなあ~。心配かけて・・・
ちょっと、無理し過ぎたみたいでさあ~。
もう退院だから、美味いものでも食って
帰るかっ!!?」

なんて言って、極上の笑顔を見せた彼。
いつもと変わらない彼。

不安が半分、吹っ飛んだ気分だったわたし。
冷静に、聞いてみた・・・

「今日、合鍵忘れちゃって、
公園で時間潰ししてたら、
ベランダから知らない女の人出てきたよ!
【・_・?】 あの人だあれ!??」

彼は、表情を一瞬、強張らせた。
が、直ぐに、笑顔を取り戻して、

「( ̄□ ̄;)ああ~。あれは、会社の女の子だよ!!
俺が急に倒れたから、必要なものを取りに、
俺の部屋へ言ったんだと思うよっ!」

「(;¬_¬)ふう~ん・・・そうなんだっ!!」

そう言いながらも、腑に落ちなかった・・・
本心は、疑惑で一杯、
(;¬_¬) あやしぃ・・・

だって、洗濯物干してたんだもん!!
会社の女の人が、何故、
彼の洗濯物を干す必要があったのか!?

疑惑が過ぎったけど、ε-(ーдー)ハァ
具合の悪い彼を、がみがみ攻撃して、喧嘩したくなかった。
彼への猜疑心をかき消そうとした。
彼への自分の気持ちを、ごまかそうとした。
まあ、いいかっ!!
そう思うようにしていた。

その時は、彼を大好きだったし、
信じていた・・・いえ、
信じたいと思っていた・・・

仮に、もし、彼の言ってる事が、
嘘だったとしても、その嘘は、
私の事を想っての嘘・・・そう考えた。

男が離婚したいと思った時、
相手の女性をどうでもいい存在だと思った時、
男は、堂々と女が居ると告白するとの事!

まあ、女みたいに!?(ってか、私は女だけど)、
ネチネチ尋問したくなかったかし、
この件は、忘れたかった・・・

以前と変わらない彼の態度。
私の思い過ごし・・・
そう思っていた・・・

しかし、私の彼に対する猜疑心を、
募らせる出来事が、何度となくあった・・・

二週間ぶりに、彼の部屋へ行くと、
いつも、散らかってる部屋が、
綺麗に整頓されている。(;-_-;)

手作り惣菜の残り物が、
冷蔵庫の奥にある。(-”-;)うーん、

そして、じゅうたんに落ちていた髪の毛。ワナワナo(;-_-;)o

明らかに、誰かが、
私ではない、他の誰かが、
彼の部屋へやって来て、彼の世話をしている・・・
ショッークッ!!w(☆o◎)w

彼に、聞くのがすごく怖かった!
どう聞いていいか?
そして、頭の中はパニックだった!

限界まで、問いただす事をしなかった・・・

きっと、彼を好きだったから、
失いたくなかったから、
聞きたくなかったのかも知れない。

でも、何度となく不安が過ぎり、
限界に達したわたし・・・

「もう、別れようっ!!
誰か付き合ってる人いるんでしょ!?
他に好きな人できたんでしょ!?
もう、嘘つかないでっ!!」

既に、自分の気持ちを整理した!?私は、
冷静に彼へ尋ねた。

彼は、ずっ~っと否定していたが、
最後の最後で、

「・・・ごめん・・・」

そう言った・・・

|||||||||||||凹[◎凸◎;]凹|||||||||||||ガビーン! 

彼を問い詰めたのは、私自身です。
彼が、逃げられないように、
がけっぷちまで追いやってしまった・・・

私は、一体何が知りたかったんだろう!?
彼の口からナニを言わせたかったのだろう!?

本当の事を知ったところで、
自分が惨めになるだけ・・・

その後、彼は色々言い訳を言っていた。
・・・ような気がする。

その後、彼が何を言っていたのか、
まったく覚えていません。

とにかく、頭の中が真っ白。
何も考えられなかった。

彼に泣き顔を見られたくなくて、
泣くのを堪えて、
平静を装った・・・
彼の家を後にして、
友達の家に行って大泣き!!

やけ酒かっくらって、
やり場の無い、悔しさ?悲しさ?
に、途方に暮れました。

本当に、彼とは終わりなのだろうか?
私のどこが悪かったのだろう?
私が魅力的じゃないから、浮気したの?
浮気くらい目をつぶってあげるべき?

遣りきれない結果に対して、何度となく、
自分を責めてしまいました。"/(;-_-)

完全に、私達は終わりでした!

だって・・・
もし、何事も無く、一時的に、
元に戻ったとしても、

今度、何かあった時、
私は彼を責めてしまう。

「なによっ!!浮気したくせに!!」

事実を知ってしまった私は、
事ある毎に、この事が、
頭を霞めるに違いないと思った。

そして、もう彼を信用出来なかった・・・
散々、私に嘘をつきまくった彼、
平気な態度で私に接していた彼、
何度も私に、平気な顔して、
嘘をついて、優しく微笑んだ彼!

・・・なんなんだヤツは・・・凸(▼"▼#) 

相手を信用出来なくなったら、
どんな人間関係も終わり・・・

現実、もう修復は不可能でした。

もし、あの時、嘘を突き通してくれていたら、
私は、どうしていただろう!?

どうせ、嘘をつくのなら、
最後まで突き通して欲しかった。

例え、裸で抱き合ってる現場を目撃されても、

「寒いから暖めてただけだ!!」
・・・っんな、あほな!!

でもでも、そう言って欲しいのだ。
例え、嘘だと分っていても、
その嘘は、私に対しての
「思いやりの嘘」・・・そう思えたから・・・

そもそも、浮気する事自体、最低なのだが、
でも、何でも本当の事を言うことが、
良いことだとは思えなかった。

本当の事を、知る必要があったのだろうか!?

白黒をはっきりさせない事のほうが、
お互いの為になることだってある!!
その方が、傷が浅くて済んだに違いない!!

別れた直後、浮気されたのは、
自分が魅力無いからと、自分を責めたりしたけど・・・
随分、やけにもなったけど・・・
立ち直るのに、恐ろしく時間が掛かったけど・・・
。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワーン!!

別れた三ヵ月後、彼に再会して実感した、
別れて本当に良かったと・・・
強がりでもなんでもなく、そう思えた・・・

Part2へ続く・・・・・



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