タクシー運転手の独り言

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タクシー業界用語・隠語集

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2005/03/28

街中まちなか

必然、僕の運転するタクシーにもお客さんとして乗車される機会も度々あります。
そんな時、最低限の英語力は必要です。

道路も英語も詳しく知らない僕。
幸い、今のところトラブルも無く済んでいますが『知っている英単語』と『身振り･手振り』だけでの応対では恥ずかしい限りです。

今日も、六本木から麻布十番の『日本料理店』まで外国の女性に乗っていただきましたが、路地に有り夜という事も相まって、道に迷って遠回りしてしまいました。

その間彼女は目当ての店に携帯で電話を入れてくださり、僕に直接確認をさせてくれました。
2キロ以内の距離ですので、初乗り料金660円（いわゆるワンメーター）で済むところをオーバーしてしまったのです。
僕が「660円でいいですよ」（日本語と手振りで）と断ったのですが、笑顔でお支払いいただき大変恐縮しました。

また先日は、来日4年で日本語が上手、しかも僕よりも道に詳しい女性に自らナビゲーションしていただきました。
彼女は終始笑顔でした。

別の日には、海外からの旅行者の方に「ここのホテルまで」（英語で指さしながら）と、地図の入ったパンフを渡され目的地に向ったのですが、一方通行が多くてなかなか行きたい方向に進めません。

しきりに到着時刻を気にしている様子が伺え「あと何分？」（これも英語）と、せかされながら地図に目をやる僕。
「何か良い方法ないかしら？」と2人の息子に問いかける女性。
「Oh my god !」と、いう女性の大きな声が聞こえた時には生きた心地がしませんでした。

それでも目的地のホテルに到着した時に、女性はもちろん2人の子供たちまで笑顔で「Thank you !」と、声を掛けてくださり「日本の子供よりよっぽど礼儀正しいな～」と、妙に感心してしまいました。

こんな風に、いつも助けられている僕です。
「出会えた全ての人に ”ありがとうございます”」

「皆さんどうぞ宜しくお願いします。」